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2011年8月25日 (木)

タレント業と民主党の議員業。島田紳助と小沢一郎。あまりにも劣化の日本国。

今、次の首相を決めるに当たって、民主党内、様々な混乱が起こっている。まぁ、本来次ぎの体制に移るときには、候補者の過去の成績表、思想、主張する政策などが、マスメディアを通して、国民に衆知徹底が図られるのだが、それを打ち消すようにテレビ報道バラエティー番組は、どこもかしこも”島田紳助”問題ばかりやっている。オイラ、”さんま”とか”シンスケ”とか”ハマダ”とかはまったく興味がないので、これら番組をほとんど観たことがない。この”シンスケ”って現在数多く(6本)のレギュラー番組を持っていて、コレ以後番組編成をしなおすことで大混乱状態だと。

政変絡みの時になると、なぜかマスゴミ受けする事件や三流問題が起こる。2009年総選挙の時は、”シャブピー”であいだ挟んで1ヶ月続いた。昨年6月の鳩ポッポ首相辞任、菅チョクト首相就任の頃は、口蹄疫問題(コレ今回破綻した安愚楽牧場が発端として多いに絡んでいる)。そして、今回の島田紳助問題。他にも過去多くあったタイミング事件。考え過ぎだろうが、上手い具合によく起こるものだ。

今朝も朝飯食べながら、うっかりテレビを観たら、・・・・・・・・・・・

2つの番組で、それぞれ女コメンテーターが「シンスケさんは面倒見のいい、良い人だった。私も、ある番組の出演について、シンスケさんが可能にしてくれた。感謝しています。」なんて英雄扱いで喋っていた。どうやら、あるボス的タレントとなると、番組制作者とは関係なく、テレビ出演を可能とさせることが出来ることを赤裸々に喋っているということ。人事権が与えられるのか?面倒を見てもらったタレントは、その”軍団”に、濃い、薄いはともかく、そこに属することになるようだ。小倉智昭などは一生懸命になって紳助を擁護していた発言だった。

Img59zik8zj_3なにもかもヅラている小倉。

その最たるがビートたけしの”たけし軍団”だっただろう。なんたって宮崎県知事まで手下を出している。このビートたけしも、あっちこっちのバラエティー番組になぜ主演格で出演なのか?それも軍団系列の手下を従えて。彼、過去のオートバイ事故の後遺症なのか、口がもつれて、聴いていて、何を喋っているのか聞きとれないことが多い。これ彼の芸としては致命傷だと思うが、なぜかよく出る。つまらない冗談交えて。まぁ、彼がこの軍団のボスだからか。

今回の、吉本興業の社長を横においての紳助芸能界引退の記者会見。誰が聞いても、納得しないことが多すぎる。大半の受け止め方は、これは吉本興業に首を切られたことを、自らの引退と言い換えているのではないかと。そんな直接的な事件と関係ない単なる過去のやり取りメールの発覚で、なぜ引退なのか。そもそもそのメールはどこから出てきたものなのか。

前記事でも指摘したが、8月21日お台場でのフジテレビ糾弾+マスメディア糾弾デモのすぐ後23日に、この記者会見は開かれ、紳助の芸能界引退宣言だ。薄汚れたテレビタレント業界、テレビ製作業界、大手広告代理店の問題、そして暴力団との繋がりを、まるで”猫騙し”のように一瞬で消し去り、これ以上の拡散を防ぐためだったのか。吉本興業だって、突っ込みどころ満載だろう。

この島田紳助って、タレント業以外に、副業として不動産業にも熱心だったようで、女房をその不動産会社の社長にしていたとか。有利な不動産を、安く購入して賃貸する。また幾つかは、自分の飲食店として繁盛させる。これ”90年前後にタレント商法で流行った。もちろんほとんどが、賃貸で店を出していたが。その知名度で多くの客が集まった。京都の嵐山付近は乱立して特に有名だった。紳助の場合には、競売物件専門で購入していたようだ。

競売物件は、価値のある不動産を驚くほど安く手に入れることができる反面、安いということは、それなりの問題を持っている。あるホテルを競売で落札したが、そのホテルは、既に暴力団の舎弟企業が営業権を持っていて、登記上は自分のものにはなったが、具体的には自分のものに出来なかった事例など沢山ある。自分のものにするには、その舎弟企業に多額の金を支払わなければ出て行かない。こんなこと競売の世界では沢山ある。競売開催の裁判所は不動産屋じゃないので、競り落とした者をそこまで保護はしてくれない。そもそも債権の回収が目的だからね。

オイラの推測だが、この紳助は、副業としての不動産業で、競売物件を競り落とし、あとの問題を、お付き合いの暴力組織団に面倒を見てもらっていたのではなかろうか?それが、対抗勢力との間で問題化したりで、事が大きくなってきたのではないか。吉本興業も脅されていたりして。記者会見で、紳助は「これからは芸能人ではありません。私人です。私を中傷するようなことがあったら、告訴します」とかのニュアンスで喋っていた。明らかにこれから問題になりそうなことに、先手を打ったような発言に聞こえた。

これら考えると、タレント業の世界も、国会議員の世界も似た様なものかもしれない。新人を指導するという名目で、自分の抱えている秘書を回し、プロ技術を指導させて、選挙で勝たせる。また軍資金を渡してカネで縛る。有力な対抗馬が出ないよう画策する。次の公認を人参としてぶら下げる。その軍資金は、政党資金から持ってくる。これほとんど元を辿れば税金だ。今、民主党は代表選候補者で大騒ぎ。皆ボスザルに尻を向けて媚を売っているかのようだ。

タレント業の世界では、かつて「石原軍団」「アッコ軍団」「渡辺プロ軍団」「創価軍団」などなど元気がよかったが、いまや衰退気味で新しい軍団が競いあっている。そして政治の世界では、ここ20年やはり「オザー軍団」が裏に表に存在価値を高めてきた。この被告人となっている議員に、衆参合わせて400人以上になろうとしている民主党議員どもが、尻を見せて媚を売っている姿は、日本国として悲劇であり喜劇。あまりにも滑稽だよ。

一粒で二度おいしいオイラのブログ:今日の画像

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口は災いのもと

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いくら喋り上手でも、腹黒いことがあると

つい、うっかり出てしまうものです。

当然、言質を取られます。

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コメント

ヤクザってのは、特定の人間を嵌め込む手法ってのがあってね。
例えば、
葬式の香典で、一般が相場の1万円のところを、10万円、100万円包むとか。

お詫びと称して、霜降り神戸牛1キロ贈るとか。

とにかくサプライズなことを相手にしてビックリさせる。そして見返りを求めるようなことは、おくびにも出さない。しかし、相手の対応をじっくり見届けて、あるときその目的のものの要求に変わってくる。

最初は小さく、だんだん要求は大きくなる。そこから先は地獄が待っている。とにかく関わるとやがてとんでもないことになりますよ。

投稿: アイヤー | 2011年8月25日 (木) 17時39分

島田紳助のこの記事ビンゴでした。

マスコミ各社が紳助問題の真相の解明に躍起になるなか、「引退の原因は土地問題。オレらの業界じゃぁ、誰もが知っている事実だから話してもええよ」と、あからさまに語る、元暴力団組織の幹部・A氏の証言を得た。
A氏は紳助と橋本会長との関係について「土地の売買を巡って、“ビジネス上の付き合い”があったのに、それをひた隠しにしている」と指摘する。

A氏によると、紳助は1年ほど前に購入した、大阪と沖縄の競売で深刻なトラブル抱えており、その処理を橋本会長周辺に頼んでいたという。

「紳助は競売物件のなかでも素人が到底手を出せないようなビルや土地に執着していた。

投稿: ビンゴ | 2011年9月 7日 (水) 13時58分

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