この円高は超円高なのか?まだまだ円高は続き、さらに円高になるのか?
昨日、菅チョクト首相が辞任について記者会見をおこなった。各ブログもまともに彼の発言を扱ってはいないようだ。まぁ、やっと日本国の厄介払いが出来たという感じなのだろう。次の選挙で、やはり立候補をするのだろうか。地区選で、また彼が当選するなんてことは、ないだろう。比例で当選して、また野党発言を勇ましくやるなんてこともないだろうが。ブーメランのブーメランってやつ。しかし彼ならやりそうな気がするが。
首相候補の前原は、焼肉屋の在日オバサンからだけじゃなく、
民主党代表選に立候補している前原誠司外相が27日、都内のホテルで記者会見し、平成17年から22年にかけて、在日外国人4人と在日外国人が代表取締役を務める法人1社から計59万円の献金があったことを明らかにした。
前原氏は、在日外国人4人からの個人献金について、在日外国人と認識していたことを明らかにしたが、「献金を受け取っているとは事務所も知らなかった」と釈明した。法人1社については、代表取締役が在日外国人とは知らなかったという。すでに献金は返金されている。
これが赦されるのなら、政治資金規正法の条文・罰則っていったいなんだろうね。
さて本題。
超円高となっている現在・・・・・
これいつまで続くのか。マクロ経済の報道や分析は好きなのだが、オイラ、株・FX・投資信託などバクチは好きではない。だから僅かな貯蓄も、銀行や郵貯にただ分散預金のみ。ケチだから元金を減らすことが嫌なのだ。しかしこの円高に関してちょと考えることにした。
なぜ円高なのか。別に日本が景気がいいわけではない。どこでも云われていることだが、ユーロ圏の財政危機、米国の財政危機などで、金融界が消極的選択で円を買う。それで円高になる。ユーロ安、米国ドル安ということ。これ日本が独自で介入しても、カネを捨てるようなものだ。面白いことに、円とスイスフランと金に買いが集中したが、ここに来て、スイスフランと金が値下がりを始めたそうだ。円は未だ堅調に高いままだ。
ここ十数年、日本はデフレだったが、世界はインフレ。そして名目為替レートでの大騒ぎなのだが。例えば、円が強くなっているからと米国や欧州に行く。過去の体験から、さぞや今回は、レストラン・買い物・サービスが安くなっているだろうと期待して行くと、それほどでもない。それは、日本以外の国々はインフレだったからだ。
さて、為替取引というのは、貿易の決済のための実需は外為市場のごく一部しかなく、1日5兆ドルと云われる為替取引の99% は投機的取引だからだ。ここでは通貨は株式や債券と同じ金融資産だから、経常収支なんか関係なく、重視されるのはそのインカムゲイン(金利)とキャピタルゲイン(値上がり益)だ。
金利は名目でみると日本は低いが、デフレなので実質金利は高く、日米でほぼ均等化している。値上がり益は予想に依存するが、今回のようにFRBが時間軸政策で低金利にコミットすると、ドルが下がるという予想が支配的になる。それが今回のドル安の原因である。
為替レートには、決済用の”名目レート”と”実質実効レート”がある。報道に出てくる為替レートってのは、”名目レート”。これだと円は超円高とも云える。しかし、日本はここ十数年デフレでほとんど消費者物価は上がっていない。米国はここ16年間で物価は約40%も上がっている。欧州も似たようなものだ。日本はほとんどゼロ%。
外国為替市場における諸通貨の相対的な実力を測るための指標として実効為替レートがあり、これは中央銀行や国際決済銀行などが算定し、適宜公表している。
また、為替レートの変動を考えるとき、両国で物価上昇率が異なる場合は、実質的なレートが、数値上のレート(名目為替レート)とずれてくる。このような物価上昇率の効果を考慮した為替レートを実質為替レートという。
実効為替レートにおいても物価上昇率調整前後の値をそれぞれ算出するのが一般的であり、物価調整前を名目実効為替レート、調整後を実質実効為替レートと呼ぶ
(クリックで大)
上画像において、赤線グラフが名目為替レートで、左欄がその金額。青線グラフが、実質実効為替レートで右欄がその金額。1980年から2011年までの一覧だ。前回の超円高77円は、1995年だが、円高円高で大騒ぎだったが、実質実効為替レートでは、なんと150円に近かった。これ過剰に評価されていたとも云える。
また、2007年には、名目レートは約120円なのに、実質実効レートは、約80円と円高だった。このグラフ、金額の上下が双方で逆になっているので、ちょっと理解するのに慣れないと頭に入らない。下のグラフは名目レートのみのグラフだが、実質実効レートのグラフと同じ金額の上下表示なので、両方のグラフを見ながらだと頭に入りやすい。
まぁ、そんなこんなで、現在の円の為替レートが超円高と云われているが、はたしてそうだろうかということになる。現在1ドル76円~77円を推移しているが、実質実効レートでは、100円前後という価値となる。だから一部専門家は、この円高は長期的になり、やがてさらに60円台を伺うことになるかもしれないと云われている。
オイラ、この際と思って、遅らばせながら、外貨預金に挑んでみようとチャレンジすることにした。というのは、95年前後にカナダから建築建材を輸入していて、そのころカナダドルが一時70円前後となり、かなりの差益で得をしたことがあった。一物件で500万~10.00万だから大きい。この頃は、外貨預金が出来るのは東京銀行だけで(勘違いかもしれないが)、いろいろ口座開設の条件もありそうなので、面倒くさいので辞めてしまった。カナダドルの現金に変えようかとも思ったが、手数料など考えて為替差損になるのも嫌だと考え、諦めたことがある。そのころ例えば1千万円カナダドルに変えておけば、以後かなりの差益をとれたのだが。
とりあえず、取引のある地方銀行で調べたが、これは手数料が高い。結局その他の利点の多い新生銀行に口座の開設の手続きをしている。現金の引き出しや預け入れは、セブンイレブンか郵便局のATMになり、また振込みはインターネットでできるとのこと。振込み手数料も件数の制限はあるが無料とのこと。外貨建ての預金に変えるのもネットでできるそうだ。まぁ、外貨建預金だと元金保証はないが。面白いからやってみることにした。
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