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2011年7月 1日 (金)

本当に原発は、すぐにでも、または数年先に無くしてもいいのか、無くせるものなのか?

昨夜の深夜便で、ウチのカミさん、タイのチェンマイに出かけた。オイラ約一週間の留守番だ。ハーブなど野草の趣味の会のメンバーの1人でカミさんの仲間なのだが。よくその夫婦は長期チェンマイを訪れていたのだが、その旦那が今年始め逝去され、今思い出のこの地に再度滞在するのだが、寂しいのでと仲間数人を誘ったそうだ。

この奥さん勇ましく、数年前には、これもオイラのカミさんら数人で、ドイツ・イタリア旅行をした。それもレンターカーを全て自分で運転をしながら。ウチのカミさん、気が小さいので、もう死ぬかと思ったと。チェンマイの天気予報を開いたら、この一週間雨続きのようだ。なんで雨季の季節に!と思うのだが。

数年前、ポン友のトシ坊と一緒にバンコクに行って、カミさんからあらぬ疑いを掛けられ、散々な目にあったのだが・・・・・。ところでチェンマイもいいかもしれないね、次の旅行にいいね!トシ坊よ。我が家では、緊張感が抜けたオイラの一週間となりそう。普段食べられない料理を作って一人ダラダラと食べるのが楽しみ。

さて本題。

歴史・時系列的に”・・たら、・・れば”というのは絶対ないが、それでも、あえて云うと、福島第一原発が、女川原発・第二原発と同じ標高に建設されていたら、・・・・

今回のような致命的な事態にはなることなく、逆によくぞM9.0の超大地震、それもあれだけの大津波に耐えたと世界中から賞賛を浴び、ドイツの脱原発議決、イタリアの脱原発の国民投票さえなかっただろう。やはり、原発の発電コストは、安定的に安いのだ。

福島第一原発は、自家発電機系統が大津波で全てやられ、これらが致命傷になったわけだ。評論家によっては、大津波が来る前に、原発は地震によって配管系統がやられていて、津波だけが原因だとは云えないとの声も聞こえてくるが、その場合は、大至急の修理は可能で、結果的水素爆発は起きなかったし、メルトダウンも起きなかったと解釈するのが、素直な考え方だろう。

同地の少し高台にあった5号炉、6号炉は自動停止をしているが、放射能を撒き散らすような結果となっていないし、多少の補修はあるかもしれないが、大地震・大津波に耐え抜いた、それこそ安全な原発だったと証明されてもいい。

オイラは、今回の原発の事故があるまで、原発の内部構造がどうなっているかなぞ、ほとんど知らなかった。一般の国民も同じ水準であろう。テレビを通して、軽水炉型の原発の詳細を様々概略を知ることになった。まぁ、こんなことでもないと、それほど興味もないし、知る機会も無かったからね。これが本音だ。原発を理解するのに役立った。放射能に関しても、シーベルトやベクレルという数値が何を意味しているのかというのも同じことだ。

特に日本はイデオロギー的に、反原爆から出発して、反原発へと流れてきた。その間、ちょっとでも原発で故障があるとマスゴミを中心に大騒ぎ。だから電力会社は、いわゆる秘密主義が横行していったとも云える。情報を公開しても、すぐ反対派、マスゴミから、針小棒大に糾弾される構図だったから。

両者の暗黙の了解として、もしもの放射能数値にしても、極端に厳しい数値を取ることを約束したようなもので、この放射能に関しては、欧州においても同じようなものだったのだろうと考える。今回、この数値を一般時(永遠としての平常時の数値)を政府で採用しまったことに、この大混乱が起こったとも云える。非常時の数値を示すことが出来なかった。

野菜を、それも洗わないで、1㎏=1,000g食べた時の内部被爆数値で、ガンになるとか、子供が死んじゃうとか。茶葉の件については笑ってしまうしかない。もちろんその数値が2年・3年続くとなると、被爆量は比例して2倍・3倍になるのだろうが、生物的半減期もある。砂漠の地ではあるまいし、大量の雨が降り続けば、どんどん数値は下がるもの。だから非常時用の数値で徹底すればよかったのに、政府の無知と勇気の無さが災いしたと考える。

それより、これによるストレスのほうが、ガンの原因になるかもしれない(笑)。最初に一つのガン細胞が発生して、それが発見できるほど大きくなるのには、10年~30年掛かるというのが、医学界での常識になっている。つまり数年先ガンが発見されても、それは今回の事故による放射線のなせるワザではない。昔の何かの原因でガンが発生したことになる。

昨夜の報道ステーションをチラット見たら、あの歴史的反原発運動家、広瀬隆の相変わらずのカルト的発言を流していた。彼って建築家の息子らしいが、原発や放射能の研究者ではまったくなく、小説家、詩人の類の経歴しかない。だから、様々な文献を集めて、その中で論議しているわけで、いわば、基礎から出発した専門家ではない。それが常に自分が一番原発・放射能に詳しいと鼓舞している。だからオイラは、彼の話はまともに受けるなと云っているわけなのだが。まぁ、そうは言っても、彼の主張に感化されている人も多いのが事実なのだが。まさに宗教戦争の類ともなっているようだ。

福島瑞穂や飯田哲也等反原発派に言わせると、原発を今止めても、各電力会社は十分にそれを補うだけの発電施設は持っているという計算結果の資料を持っていると。電力が足りないというのは、原発の有難さを思わせる芝居だと。それが証拠に、東電が発表する電気供給量がどんどん上がってきてるじゃないかと。

これも子供並の見解で、今回の大震災では、原発だけではなく、多くの火力発電施設もやられたわけで、それらを修理したり、停止していた火力発電、水力発電を時間がかかっても稼動させた結果で供給量が上がったわけだが。まぁ、その結果なんとか7月末には、供給量を5,500万kwhまで回復させることが出来る体制になったということだろう。

まぁ、それでも昨年の6,000万kwhとを比べると500万kwh足りない計算になるので、現在の節電強制ということになる。原発4~5基分だ。また、彼らの言に依れば、新しい都心のビルには、自家発電装置(ガスタービン)が設置されていて、それらの発電能力を合計すれば、十分圏内電力を賄うことが出来ると。これ、非常照明や、非常用エレベーターを動かす為に、建築基準法上義務付けられているのであって、全ビル内の必要電力を全て賄う能力はないと思うが。

もし、それが可能で、また余剰電力を売ることが出来るなら、なぜ政府は今回に限るとしても、それを強制しないのか。またビル内は電力会社からの電力なんて必要ないはずなのだが、なぜそうなっていないのだろう。すると、これを政府と電力会社の陰謀論に話を持って行く。電力会社からの電気の方が、料金コストが安いからという証明だろう。

今はそんなことはないだろうが、大昔には反原発運動で、電力会社を脅して、いくばくかのカネを回してもらっていた偽善者も多かったと聞く。これ確証がないから噂と思われていいが。オイラがワルだったら、巧妙な形でやるかもしれない。まぁ、ドロドロしたなかに、議員達も含めて、この原発問題は漂流してきたと思いたくなる。

もちろん、電力会社がその発電能力を精一杯果たして、現在にあるのかどうなのかは分からない。しかし、ここまでカネを投下して造り上げて来た原発を、今すぐ、または数年先に全て捨て去れというのは、まったく中高生並の思考ではないかと思うこのごろなのだ。

今回の事故の原因の徹底的検証と、対処作業の徹底的検証から、今以上の安全対策はおのずから浮かび上がってくるはずだ。もういい加減に怖い怖いの世論造りで、全ての原発は、廃炉にしてしまえという方向は、将来の日本の全ての面においての道を誤らせることになるだろう。

航空機の事故も過去におびただしく多くあった。またこれからもあるだろう。しかし、多くの犠牲のもとに、徹底的な事故の検証を繰り返して、より安全な機体造りや、安全運行が計られ、こんにち確率として、大変安全な乗り物として発展し続けているという事実がある。なんたって、空気より重たいものを空で飛ばせるのだからね。これが科学・技術の進歩だろう。

1963年に初めて東海村で原発が開始され、48年間今回のような致命的な事故は起こらなかった。そしてこの事故の根本原因は、予備電源システムが津波で破壊されてしまったことに由来する。今から考えれば単純な設置における配置ミスだった。それも、数百年に1度あるかどうかの大津波によってだ。

再度落ち着いて、これからの日本の発電システムについては、いままで以上にそれぞれの固有のリスクを再計算、再検証をして、日本特有の条件の中で、現実的に相応しいものを取捨選択して行くしかないだろう。電力が安定的に十分に、そして、より廉価に供給されないと、日本経済の未来は明るくなりようがないと思うのだが。

まぁ、来年全ての原発が止まって、その中で国内がどうなるのか、見てみたい気もするが。きっと別の面で大騒ぎになることだろう。少なくても日本の産業は再起不能に陥るかもしれない。それとも日本国民ほとんどが、のんびり畑仕事でもして生きていくのか?

一粒で二度おいしいオイラのブログ:今日の画像

まぁ、昔から著作は多いようだが・・・・・・・

しかし、日本で一番原発に詳しいというのは、

自分だと言い張るのは、

まったく言い過ぎだと思うが。

自分でも小説家といっているようだが。

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オイラと意見が合うのは

この本だけかもしれない。

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コメント

広瀬隆もそうなんだが、
自分の本の売り上げを高くさせるためには、
極端な恐怖を煽ると本はよく売れる。

過去このような作家がいかに多かったか。
そして有名になることで、もっと多くの報酬を得るには
講演だ。1回に付き数十万円の報酬が保証される。

知名度が下火になると、また恐怖を煽った本を著作する。この繰り返しの構図だ。

いわゆるトンデモ本という奴。

しかし、本というのは、それだけで言質を取られている
わけで、いつまでたっても主張をかえることができず、
ますます、あれやこれや自分に都合のいい理論を出し続けるというサイクルに嵌ってしまう。

まぁ、このような者をテレ朝がよく採用するのは、
体質的に理解できるが。

投稿: かみなり様 | 2011年7月 2日 (土) 10時03分

人々は劇的だが小さなリスクを過大評価し、ありふれた大きなリスクを過小評価する:テロや原発は前者、タバコや交通事故は後者だ。

コントロールできそうなリスクは過小評価される:飛行機事故はコントロールできないので恐いが、自動車事故は自分でコントロールできる(と思う)ので恐くない。

人々はリスクの絶対量ではなく、新しいリスクに強く反応する:毎年、世界で300万人以上がエイズで死んでいるが、もう誰も話題にしない。

投稿: おちつけ、もちつけ | 2011年7月 2日 (土) 11時47分

電力不足に対する不安や危機感をよそに、ネット上などでは、経産省の15%節電令(電力使用制限令)や電力不足の大キャンペーンは、原発の必要性をアピールするための政府や東電による演出である、とする意見が散見されます。しかしながら、この主張にも、欺瞞が隠されていると思うのです。

 第1に、15%強制削減の実施によって大停電を回避している状況を、”供給量が足りている”とは言わないからです。去年と同程度の生産活動と生活を送ることが可能となって、初めて充分な供給が実現したことになります。

 第2に、たとえ、揚水発電や火力発電など、”埋蔵電源”があったとしても、それが高コストであるならば、産業の空洞化を防ぐことはできないことです。つまり、充分な供給量が達成されても、それが高コストとなるならば、問題の半分、あるいは、僅かしか解決されないことになります。

 第3に、”本当は足りている論”を信じる人が増えますと、大停電へのアクセルを踏むことになります。多数の人々が、”足りているならば、使っても大丈夫”と考えて節電を止めますと、一気に電力使用量が上がるとも限りません。

 昨日、東京電力管内では、電力使用量が二回目の90%越えとなり、誰もが、電力の使用量に神経を尖らせる状況にあります。もし、怖れられている事態が発生しますと、首都機能もマヒしますので、その損害は測りしれません。正確なデータや根拠があるならばいざ知らず、無責任な”足りている論”の喧伝は、危機を深めるばかりと思うのです。

投稿: aiyaa | 2011年7月 2日 (土) 12時54分

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