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2011年6月17日 (金)

日本が脱原発でも中国はドンドン原発を増やしている。原発怖いは永遠か?

オイラのポン友の会社は、中国で製品を造らせ、それを日本に輸入して販売をしているのだが。製造させる会社は数社ある。当初は中国に自社工場を持っていたが、様々な問題に突き当たり、また当地での産業も活発になって、製造を十分に賄うことが出来る企業が多くなってきたので、今はほとんどそれら会社の製造に任せているらしい。

ところが、中国での大きな問題は電力事情だ。あまりにも近年、産業が急速に発展したので、電力が間に合わない。よくあるのは輪番制で、一週間の内、曜日によって電気が送られてこないことが多い。3月4月ごろ日本にあった計画停電のもっと大掛かりなものが、よく行なわれるそうだ。

だから、現地の工場はたまったものじゃない。裕福な企業は、配電ルートの違う地に複数の同じ仕様の工場をもち、こちらも停電に合わせて、輪番制で工場を稼動しているそうだ。日本で先々の電力不足を懸念して、また電気料金の値上げを懸念して、中国に工場を移したら、もっと酷いことになった、なんて笑い話のようなことが起こるかもしれない。

ちょうど2000年頃、・・・・・・・

オイラ上海に、ある会社の顧問として数ヶ月出張したことがある。これ初めての上海だった。ちょうど着いたのが7月の始めだった。気温は最高40℃になろうという猛暑で、湿気も多かった。そして空を見上げると、毎日どんよりとした曇り空で、青い空というのがほとんどなかった。また虹橋空港の近くにあったその会社から、郊外にも度々行ったが、なにか懐かしい匂いがする。オイラが幼少の頃、新宿の中落合の祖父母の家に遊びに行ったころの東京の匂いだ。当時は、風呂を焚くのに石炭を使っている家が多く、東京の山の手地域は、石炭を燃やす匂いで充満していた。空気の良いオイラの地域から、たまに行くから感じたのだろう。現に、その頃は金持ち家庭で奥さんや子供が喘息持ちの家では、交通の便の良い田舎に東京から疎開していたなんてことも多く、結構東京のお嬢様、お坊ちゃんもオイラの小学校にいた。

そこで、上海の会社のオイラの通訳者白さんになぜ、こんなに青空がないのだと聞いたら、それはほとんどが、石炭を使った発電所からの煤煙の影響だろうと教えてくれた。当時は嘗ての古い石炭発電所がフル稼働で、それも旧式が多かったので、莫大な量の煤煙を撒き散らす。それが空に登って、曇り空となっていた。ようするに、このごろ日本ではご無沙汰になっているが”スモッグ”だったのだ。嘗ての産業革命の英国と似たようなものだ。だからあまり発表されないが、喘息の病に冒される人々も大変多いらしい。それで死亡する人も。

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だから、長江上流に三峡ダムも作って水力発電に力を入れた。しかし、天候特に雨量に左右されやすい水力発電も安定供給という面では欠点も見え初めてきた。特に三峡ダムにより長江に流れる水量も大幅に減って、いろいろな弊害を発生させるようになって来た。ここ数年、中国は集中豪雨で洪水に見舞われたり、旱魃で干上がったりという不条理の連続だ。

そしてもっと安定的な電力をと、原子力発電建設にも力を入れている。以前の発表では、中国では現在稼動している原発は11基(900万キロワット)、建設中が8基(800万キロワット)、計画中が8基(800万キロワット)という状態だった。

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しかし、それが、電力事情の悪化から計画基数を増やしてきている。

http://sankei.jp.msn.com/world/china/100104/chn1001042213010-n1.htm

【北京=矢板明夫】中国各地で原子力発電所の建設ラッシュが始まっている。中国では現在、稼働中の原発が11基あり、24基が建設中だが、2020年までにさらに100基以上を建設する計画もあるという。近年の急速な経済発展にともなう国内エネルギー需要の急増と、二酸化炭素排出量削減への国際社会からの圧力などが背景にあるが、入札をめぐる贈収賄事件も多発しており、手抜き工事や人材不足などを理由に安全性を懸念する声も出ている。  

昨年12月21日、北京の人民大会堂で、中国の国有企業、広東核電集団とフランス電力公社(EDF)の共同出資による台山原子力発電所(広東省台山)の起工式が行われた。出力175万キロワットの原発2基を14年までに稼働させる予定で、総資本約167億元(約2200億円)は、外国と共同出資による原発プラントとしては最大規模。フランスが持つ最新技術の採用が中国側の最大の狙いだといわれる。

詳しくは以下のブログを紹介します。

No. 1363 中国で夏の電力不足深刻に ピーク時で原発30基分:2011年05月02日

・中国で今夏、深刻な電力不足が起きる恐れが出てきた。火力発電用石炭の価格が上昇する一方で、中国政府は電力料金を抑制。収益が悪化した発電会社が稼働率を引き下げている。

・電力会社の業界団体によればピーク時の不足は3000万キロワットに達する見込みで、標準的な原子力発電所30基分の発電能力に相当する。日系など外資企業にも影響が広がりそうだ。

・中国では火力発電が総発電能力の7割強を占める。標準的な発電用石炭の価格は足元で前年同期比2割高。中東・北アフリカ情勢緊迫で発電燃料の原油・ガス価格が上昇。

・一方で物価抑制を重視する政府は、4月中旬に送電会社への卸価格を数%引き上げただけ。発電会社の7割が赤字に陥り、石炭購入を減らし発電所稼働を抑えている。

・政府は地方政府に夏場の電力不足を警告、電力割り当て計画の策定を指示した。

・工場が集積する浙江省や江蘇省では既に一部の地方政府が供給制限に着手。地域や業種ごとに時間帯を決め、輪番停電を実施している。

・外資への大規模な供給制限は未実施だが、一部の日系製造業は自家発電装置の燃料備蓄など対応策検討に入った。

■戦略ポイント: 中国の原子力発電の比率はわずか1.9%、石炭発電が8割

ということは、ますます中国は自国の電力事情を向上させるために、原子力発電の増設に懸命に力を入れていくことになる。中国は一般的に、日本ほど地震の数は多くないが、1976年には、唐山大地震M7.8の直下型が発生して 、十数万人が犠牲になった。1978年にオイラ、天津にいったことがあるが、そこでもあちらこちら崩壊した建物が放置されていた。現在その地域付近にも原発建設中があるし、他計画もされている。

もしも、日本で原発を全て廃止したとしても、常にこの中国側の原発事故に脅かされるのは同じことだ。風は西から東に流れるから、「千の風にのって」日本側にまともに放射能は流れてくる。かといって、この中国の方針を覆すことはできない。

現在、HUKUSHIMA原発は、満タンになりつつある高濃度放射能汚染水を、油成分除去(日本製)⇒セシウム濾過(米国製)⇒他放射能濾過(フランス製)⇒塩分処理(日本製)で真水化して、再度その水を冷却水として循環させるシステムが稼動する寸前まで持ってきた。ここまでこれたのは、日本の豊富な産業力と優秀な技術力のお陰であろう。

今回の「レベル7?」とか言われるこの原発事故に対しての処理は、もちろん大きな失敗も数多くあったが、これからの原発への安全化に対して大きな貢献をしていくであろう。世界的に軽水炉原発についての壮大な事例となり、その対処方法が世界への教訓となることだろう。中国にも今回の処理についての技術はずべて公開すべきだろう。日本の安全のために。

また、放射能汚染の人体への影響も、微量放射能の年間累積値に関して、従来からの机上計算基準値ではなく、実際の影響をかなり正確に掴んだ臨床的基準値が示されることになるだろう。オイラが幼児のころ、各国のおびただしい数の核実験の影響で、日本もそうとうな放射能汚染で、チェルノブイリ事故時の放射能汚染数値以上の日が毎日、数年続いた。当時はマスゴミ発表も様々な理由で消極的だったが、当時雨が降ったら濡れないようにとか、特に頭が禿げると煽られたものだ。だから未だに傘がないと、頭を手で覆う習慣が抜けきらない。そのような時代を経てきてるオイラから見れば、現在のこの数値での放射能大騒ぎは煽られすぎて、返って風評被害の方が大きすぎると思う毎日なのだ。放射能潔癖症候群から、日本人はいつごろ回復するのか見守っている。まぁ、マスゴミが取り上げなくなったら、それが回復時となるだろう。

一粒で二度おいしいオイラのブログ:今日の画像

放射能に関しては、

落ち着いて、

検証すべきだ。

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北大 石川正純教授提供

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コメント

そうですね。あのころ米国が南太平洋で核実験をするたびに大騒ぎでした。ところが中国が核実験をするとスルーでしたね。中国のほうが西風でもっと汚染される可能性があるのに、特に”綺麗な中国の核実験”に関しては朝日新聞はダンマリでしたね。

いまでも、黄砂にのって日本に飛んできていますよ。今回の数値の中にはそれもありますね。

常時の放射能+中国からの放射能+福島原発かの放射能の合計を計量器は示していすのです。

投稿: ジジイ | 2011年6月17日 (金) 14時44分

最も需要な点ですが、日本の現在の暫定基準値そのものには問題があるという点です。
それはICRPが1958年に出した「直線仮説」が元になっています。
「直線仮説」とは、今から80年前にテキサスのマラー氏がショウジョウバエに放射線をあてて得た実験結果により、「たとえどんなに微量の放射線であっても危険である」という結論を元に放射線の規制値が決まってしまい、それがいまだに世界基準になっているのです。

ところがご存じのように、遺伝子工学は近年目覚ましく進歩し、様々なDNA研究者から、マラーの得た結論は間違いであったという指摘がなされています。
つまりショウジョウバエと人間の遺伝子はまったく異なっていて、人間の遺伝子は微量の放射線であれば全然問題がないということがわかってきたのです。

勿論、原爆のように大きなエネルギーであれば遺伝子の損傷を受けますが、今回の福島原発の漏れ程度ではまったく問題にならないと専門家は指摘します。

ところがご存じのように、世界の常識というのはそう簡単に変えることができないのです。
例えば「南京大虐殺」でも「従軍慰安婦」でも一度世間が認識したことを変えるのが難しいように・・・

案の定、一度この間違いを修正しようと会議が開かれた(1996年・ワシントン)のですが、「今さらICRPの直線仮説を否定することは、世界に大混乱を引き起こす」と言われ、却下されたことで真実を世界に公表することができなかった。

それがいまだに福島の悲劇をもたらしている。
それにしても80年前の実験結果がいまだに幅を利かせているなど、おかしいとは思いませんか?
私は個人的には、こうした圧力を加えたのは『石油利権の連中』ではなかったかと推察していますが・・・

投稿: 暫定基準値 | 2011年6月18日 (土) 11時46分

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