オイラ静岡県民だが、嘗ての古巣、東京都知事選について言わせてもらう。原発事故現場の未公開画像もあるよ。
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今朝の「新報道2001」には、東京都知事選候補者4人の討論があった。知事選の出馬について、明確にして来なかった石原慎太郎(78)は約束通り、午前の都議会本会議終了後、出馬を表明した。そして、その午後2時46分に三陸沖で巨大地震が起こった。
石原知事は、国民の多くが国家破綻への危機感を感じていると強調。そして「日本の心臓部、頭脳部である東京が混乱し破綻することは、国家の喪失につながりかねない」「国家の命運を支え抜くため(都政の多くの成果を)失うわけにいかない」と述べた。議会閉会後に記者会見を予定していたが、直後に発生した東北沖大地震のために中止した。(毎日)
まさに、石原のような強い個性を持った政治家が、大災害の発生により非常に求められる状態になった。オイラ静岡県だからこの選挙は蚊帳の外だが、嘗て美濃部と石原の一騎打ちの時は、東京にいて左翼陣営を背景とした美濃部の当選には涙したものだ。その結果、東京の経済発展は止まり、財政赤字は累々増えていった。美濃部は3期やって次に鈴木俊一が4期務め、タレント青島幸男が1期で無能ぶりを発揮屁のように消え、そして1999年から石原慎太郎が3期務め、今回再出馬となった。
もちろん、誰が都知事になっても、批判は必ずあり、この石原の都政も結果が良くなかったことが多いのは確かだ。また、石原の場合、記者会見でも本心でズケズケ物を言うので、マスゴミ受けはあまり良くない。石原銀行といわれた新東京銀行設立についても、やらせた人材がよくなかった。良い技術を持っているが、担保能力のない事業者を応援する主旨が、結局返済能力のない事業者や、悪意のある事業者にまで融資をしてしまい、大赤字をこいて今も続いている。これの後始末を石原はするべきだろう。
オイラ、ネットでの石原への悪評判はあまり気にしないことにしている。それよりリーダーとしての重要な感性を彼は持ち合わせていると感じる。男でもセクシーなのと、まったくセクシーでないのがいるが、この石原には男としてのセクシーさが未だに消えていない。この頃多少言葉がもつれることはあるが・・。だから次もまたこのような人物に知事になってもらいたいと思うのだが、今回彼以外に立候補した人物をみると、遥かに下ばかりだ。
09年の総選挙の時、オイラの選挙区では、自民党の立候補者がロクでもなく感じ、比較論として、民主党だったが渡辺周に入れた。もちろん比例区は自民党にいれたが。まずコイツはダメだと感じたものをはねていくしかない。
この番組には、石原慎太郎以外として、外食チェーンの渡辺美樹、もと宮崎県知事東国原英夫、共産党の小池晃、計4人の討論だった。さすが現職の強みで、石原は現実論で勝負していたが、他の3人は思いつきのような、評論家のような意見で終始していた。この3人は、知事選で落ちても、次の衆参選挙に顔が繋げる思惑があるから、それでいいのだが。
討論はどうしても、時節がら、東日本大災害を受けての防災と、電力に関しての原発問題が多かった。これがなかったら、もっと違った内容になっていただろう。
まず渡辺については、
ここ数年前から報道番組のコメンテーターとしてよく出演してきた。この知事選に出馬するために、TV局に売り込んできたのだろう。たしかに「和民」という外食チェーンで成功したことを武器とした意見が多いが、会社経営と地方政治はそりゃ一部似ているところもあるが、全然違うだろう。東京都は一国の大統領に匹敵する。
数年前から彼の意見を聞いていたが、何か玉葱を剥いているような、蒟蒻を掴んでいるような、ふにゃふにゃしていて、つかみどころがない。マニュアル第一主義のような。ということは、マニュアルになかったことが起こった場合どうするんだい?無限の対処を織り込んだマニュアルなんて作ることは不可能なのだが。これについては、石原から横槍を入れられていた。
この外食チェーン業界も、栄枯盛衰が甚だしく、成功は一時的なことが多い。だから数年後には、彼のリーダーシップが正しかったとは言えない状態になる。まぁ、悪く言えば「成り上がりの理論」のように感じる。原発には反対でエコ電力にするべきだと相変わらず言葉ばかりが滑っている。フリップには「1円にこだわり、都民の幸せの為だけに都政を行う」とあった。
次に東国原英夫だ。
オイラはコイツがタレント時代「そのまんま東」のころから、生理的に嫌いだった。だから、宮崎県知事に当選したときにはアゴを外しそうになった。タレントだから物を売り込むにはたけているから、宮崎産マンゴや地鶏を売り込むには成功したらしいが、一時的なものだっただろう。本当に行政力があったのかは分からない。なんか嘗ての大阪の「横山ノック」を思い出してしまう。それでも2期3期務められればたいしたものだが、鳥インフルエンザや口蹄疫問題をどのくらい知事として対策に手腕を発揮出来たのか疑わしい。
そしてこれから被害を受けた畜産業への保証問題や、失った宮崎の信頼を取り戻す為の本当の手腕が試される、2期目を逃げ出して、今度は東京知事選だと。一番大事なのは、後始末だろうが。自分を総理大臣にしろと自民党の大幹部に言い伝え、大物ぶりを装ったが、そのころコイツなにを考えているんだろうと感じた。その一年後だ口蹄疫は。
前かがみで自信なさそうに歩く姿は、なにかハイエナを想像してしまう。電力についても詳しい知識はないようで、原発を廃止して、「一家に一台太陽光発電を備えれば、十分にその家の電力は賄える。宮崎県ではその普及を積極的に拡充した」なんて言っていたが、宮崎県の家々に太陽光パネルが並んでいる写真なぞ見たことがないですが。夜や曇りの日の電力はどうするんじゃい。ましてエアコンを含め一軒の電力を賄う程の電力があると思っているのか?デマをとばしちゃいけないよ。
一国の大統領に値する東京都知事に相応しい男だと言うのならヘソが茶を沸かす。まして、古傷とはいえ、未成年との淫行だったね。おっとイタリアのベルルスコーニ首相と張り合うつもりなのか。フリップには「景気・経済・雇用」と書いてあった。
共産党の小池晃だが、
石原は特にコイツは嫌いみたいで面白かった。彼が発言すると、横を向いていた。都政でも共産党議員にはヘキヘキしていたのだろう。相変わらずの共産党らしい意見だ。彼らは、結局は何もしない国民を救うことが第一優先らしい。美濃部と同じような考え。「可哀想」が優先する。もちろん何も出来ない国民には救いの手を伸ばさなくてならないが。
オイラの知人が障害者認定で人工透析をしているが、約25年間、国が保証をしてくれた金額の累計は1億円を越すそうだ。原発はもちろん反対で、しかしその足りなくなる電力をどうするのかについては、今流行りのエコ発電に終始する。まるで空想の世界に飛んでいる。もちろん50年後、100年後には有力な発電システムが開発されるかもしれないが、少なくても、ここ10年20年を賄う現実的な発電システムの提言なぞない。一日中、365日エコ発電で賄えると本気で思っているのか、やはり空想的平和主義元祖の共産党だけのことはある。フリップには「命を守る、福祉、防災都市」と書いてあった。
最後に石原慎太郎。
東京都の防災の弱点を客観的に述べていた。東京湾は、ほとんど津波はこない地形をしている。つまり入り口が狭く奥行きがバカ広い地形だからだが。しかし300年ぐらい前には、伊豆大島付近を震源とする大地震では、津波が来て下町(0m地帯)が被害を受けたことがあるそうだ。津波の方向においてある角度からには弱いらしい。だから今回の大津波際して、再度今の設定の50センチの津波高さでいいのか再検討をしなくてはならないと。
築地移転の問題では、小池とやりあった。小池は有害物質が見つかったり、今回の液状化が移転先の豊洲で起こったことを捕らえていたが、石原は、まだ何も工事をしていない原っぱな土地じゃ、あそこは埋立地なのだから液状化は起こるよ。実際工事となれば、土壌改良や、液状化防止の工事で満足のいく土地とすることができると。これはオイラも実現は可能と考える。
築地の施設自体あまりにも古いので、耐震構造にはなっておらず、またそこでの建替え中は、築地市場が止まってしまう。このような施設はやはり移転するしかないと思う。学校なら仮設校舎ということもあるだろうが、魚市場では無理だろう。多分ここまで揉めるのは、多くの利権が絡んでいる特殊性なのだろう。有害物質についても、あまりにもヒステリックになり過ぎだと思う。土壌改良と、ほとんどがコンクリートやアスファルトで覆われるのだからね。
また、電力についても、現在の科学技術という中で、原発に頼らざるを得ない。欧州では、フランスは電力の約80%原発による発電で、イタリアは原発を放棄、ドイツもそれまであった原発以上は建設していなく、両方ともフランスから電力を買っている。日本の場合これが出来ないし、かといって化石燃料も安定的に輸入出来るという将来に確実性がない。原発大賛成ではなく、現時代ではこの原発をより安全に稼動していくしかないだろうと。この時期の発言としては、大変勇気がいる発言をしていた。石原らしいと感じた。現実を見ればその通りなのだ。フリップには「世界一住みやすい東京」と書いてあった。
東京都民の皆様、誰が一国の大統領にも匹敵する東京都知事として、この4人の中から選びますか?
一粒で二度おいしいオイラのブログ:今日の画像
今回の原発事故に関してだが、これどちらから見るかだ。
あれだけの大きな地震と大津波を受けたなかで
女川原発は、福島第二原発は、多少の被害はあったが、
原発としての安全を見せてくれた。
また、福島第一原発も5号炉と6号炉は
なんとか、安全を見せてくれたようだ。
1号~4号に大問題が起こった
しかし、これだけの被害を受けても
いまだ致命的大災害にはなっていない
核爆実験処理や原発の事故処理についてベテランの
フランス・米国のプロ集団が協力体制に入った
ここで適切な処理ができれば
人類は原発の安全性を証明できる
加油!加油!
以下まだ日本で公開されていない
米国側が3月24日に無人飛行機で撮った鮮明な、現場写真だ
On March 24, 2011, a small unmanned drone flew over and photographed the crippled Fukushima Dai-ichi nuclear plant, giving a bird's eye view of the damage.
(クリックで大)
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コメント
東の内容、転記して宜しいでしょうか?
どんどん拡散したく思います。
投稿: 園田 | 2011年4月 4日 (月) 00時35分
左翼政権に神の怒り 全部左翼政権……左翼政権のジンクスは正しかった
福井地震 1948/06/28 戦後3番目の被害 芦田内閣(民主党・芦田均)
阪神大震災 1995/01/17 戦後2番目の被害 村山内閣(社会党・村山富市)
東日本大震災 2011/03/11 戦後1番目の被害 菅内閣 (民主党・菅直人)
だんだんでかくなってるんですが
投稿: sukeyou | 2011年4月 4日 (月) 09時50分
コトが起きてしまえば誰でも賢者になれる。後知恵で東電を愚者という者は今まで何をしていたのだろうか?
人が作ったものに「絶対」が無いのは常識。しかし、原発行政に関しては「絶対安全」の立場を少しでも崩すと、原発反対者が全てを水泡に帰そうとする。だから東電達は嘘を付き、真摯に安全対策を考える技術者は横に置かれ、平気で嘘を付ける者たちが出世し幹部の座を占める。
日本の原子力が「絶対安全」を追求するために返って「危険」だったことは、良識のある人々には「周知の事実」だったのではないか?
そしてコトが起こった現在、日本人は少しでも賢くなったか?いまだに「絶対安全か否か」論を垂れ流すマスゴミ。コトを起こした東電は死滅が適当だが、彼らのことを揶揄できない状況が今も続いている。
投稿: aozora | 2011年4月 4日 (月) 14時35分
東京都の知事は強い個性の持ち主じゃないと務まりませんよね。
石原さん以外の候補者頼りなさ過ぎ!
投稿: ずっきー | 2011年4月 5日 (火) 13時16分