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2011年4月 1日 (金)

孫と2人旅で、ダムばかりの渓谷に行って来た。国民は、電力について、放射能について多いに勉強させられた

今回の東日本大震災をきっかけに様々な防災に対する考え方が大きく変わることだろう。どのように変わるのかは、現在オイラとしては断定が出来ない。しかし、この国土の30%しか、平地がなく、あとは人が気楽に入っていけないような山々が連なる地形、毎年襲う台風、毎年どこかで起こる地震、そして数百年に一回は起こる大津波。しかし災害に襲われた地域も、数十年経ち、数百年経つと、記憶は薄れて防災の意識はあっても、便利さ、経済優先などなどの名目で、単なる防災は惰性化、又は形骸化して行く。

ここ十数年、パフォーマンスも加わって、コンクリートの公共事業はもういらないキャンペーンが、マスゴミを通じて持てはやされた。確かに古くからこの公共事業に関しては、政官業の利権トライアングルを造り、多くの無駄に国の財政が投下されてきた。やがてタレント田中康夫のように、パフォマンス知事に代表さるように「ダムは中止」、民主党の「コンクリートから人へ」とマスゴミ誘導で世論が変わって来た。

だが、この考え方も行き過ぎだとオイラ思ってきた。「襟タテメストカゲ」の蓮舫のように、「数百年に一度の予測災害に備えるための公共事業なんてナンセンスだ」と。確かに一理ある。数十年も掛け、莫大な財政をつぎ込んで来た津波防波堤が、数百年に、数千年に一度の大津波で、破壊されその機能を果たせなかった。町は全滅した。しかし忘れてはならないのは、少なくとも数十年に一回の津波には耐えたし、台風の高潮には守ってくれた。その実績が返って大地震や伴う大津波への安全を過信させてしまったのかもしれない。

大津波対策にしても、予想津波の高さを5m・10m・15m・20m・25m・30mと見るのか、またそれをしたとして、その防潮堤の設計・施行・維持は完璧なのか。仮りに20mの津波に対応する防潮堤なぞ、海面すれすれの土地の海岸に設けることが果たしてできるのだろうか?理論的には20mのダムを張り巡らすことになるからね。大津波に耐えるには、一瞬でもダムの構造にしなければならない。

もちろんそれに外観が似た町はある。欧州の城塞都市だ。フランスのサンマローってところに昔行ったことがあるが、海岸に相当高い城壁をめぐらした町だ。しかしこれは、大昔、外敵の襲来を防ぐためで、津波対策ではない。大津波が来たら木っ端微塵だろう。但しこの地域には有史以来地震も津波も起こったことがない。

また、赤字続きで、なんであんなに多くの地方空港を造るのだという悪評が続いてきたが、まだ復興が万全ではないところもあるが、このような大災害が起こった場合、空路に依る輸送というのは大きな力を発揮するだろう。こちら方面では、仙台空港・福島空港・茨城空港・青森空港・新潟空港などがあり、これから力を発揮するだろう。空港というのは緊急時において、莫大な力を発揮する。国防しかり防災しかりだ。常に国土は最大余裕をもって整備されていなくてはいけない、空港も有力なインフラなのだ。

今回の以前から予測はされていた、三陸沖のプレート境界型地震の発生により、溜まり溜まっていたエネルギーは放出されてしまって、尚且つ余震により完璧にストレスは消滅していくだろう。津波に関しては、南北アメリカ大陸の海溝による大津波に関してだけの大津波対策をすればよくなった。チリの巨大地震は近年2回起きている。さて今回の件で焦っているのは、カナダ・アラスカの西海岸。ここもプレート境界型の大地震を数百年に一回起こしている。しかし歴史の浅い国なので、記録が残っていない。

バンクーバー・シアトルなども、現地の建設現場を見ると、日本程の耐震設計建築は行われていなく、6年前バンクーバーから110km離れたウィスラーに行ったが、丁度冬季オリンピック会場となるため、ホテル等が急ピッで建設中だった。直感ではあるが、もし震度6強辺りの地震が発生すれば、かなりの被害が出そうな構造だった。

(クリックで大)

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これ、バンクーバーのポン友ロイドと話すと、いつか巨大地震が来るかもしれないが、それはいつ来るかも分からないので、あまり考えないようにしていると。また日本の様に小さな地震もほとんどないので、あまり感心はないみたいだ。

北米西海岸で西暦1700年に発生した巨大地震の規模を日本の古文書から推定

 北米大陸の西海岸(米国北西部およびカナダ南西部)の沖(カスケード沈み込み帯)では【図1】、ファンデフカプレートが北米プレートの下へ沈み込み、日本の南海トラフなどと似た地学的環境にある。このような沈み込み帯では通常、プレート間巨大地震が百~数百年間隔で繰り返し発生するが、カスケード沈み込み帯では巨大地震の発生は記録されていなかった。

米国北西部やカナダ南西部では、歴史史料はおよそ1850年ごろまでしか遡れないため、それ以前の地震の発生は記録されていない。1990年頃から、米国やカナダの地質調査所の研究者らによって、北米大陸の西海岸の地殻変動や津波堆積物の調査が開始され、その結果、約300年前に大地震が発生したことがわかった。北米大陸の西海岸で発生した巨大地震であれば太平洋上に津波が発生し、日本にも到達するはずである。 

産総研は旧地質調査所時代の1996年に、東京大学地震研究所の研究者と共同で日本の古文書を調べ、元禄12年12月8-9日(和暦)に日本各地で記録された波源の不明な津波がカスケード沈み込み帯の巨大地震によるものであると推定し、自然科学系雑誌natureに発表した(Satake et al., nature, vol 379 No6562 pp.246-249,1996)。それまで巨大地震の発生の可能性が議論されてきたカスケード沈み込み帯において、最新の巨大地震が西暦1700年1月26日に発生した、という結果は米国北西部やカナダ南西部の地震対策に大きなインパクトを与えた。ただ、地震の規模(モーメントマグニチュード、断層の長さ、すべり量)は明らかでなく、地震・津波への対策に完全には生かされてはいなかった。

この件については、北米側も調査が進み、過去の堆積層から、大津波があったことが、発見された。そのころは、この地域はほとんど人間が居なかった地域なので誰も知らなかったのだ。そしてここ最近の地震の連鎖は、「"RING OF FIRE" QUAKES」が起こっているのではないか?と問題視している。興味ある捕らえ方だ。すると次は北米か?

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30日と31日に、卒園式をした鉄道大好き孫と2人旅をしてきた。新幹線で掛川駅まで、そして本線で金谷駅、そこからSL車(蒸気機関車)で千頭駅。そこからバスで寸又峡で一泊。次に奥泉駅までバスで行き、そこからアプトラインの別名トロッコ電車で、終点井川駅の行程。日本の地形は70%が山林・山岳だというのが実感できる。宿泊したあの寸又峡温泉地は、周囲360度、まるで屏風のような急斜面の山に囲まれている。平地は僅かだが盆地と謂えば盆地。

大井川とその支流にそって電車は上がっていくのだが、大渓谷が続き、道中いくつものダムを見ることが出来る。終点の井川駅は井川ダムがあるだけだが、水量があまり無かった。この大井川水系には長島ダム・大間ダムなど大小15のダムを抱えている。それらの一部を順番に見ていくことになる。

井川ダム                    水量が減っていた

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それぞれのダムには水力発電所が設けられている。しかしダムの主用目的が治水の為なのか、意外と発電量が小さいのには驚いてしまう。せいぜい数千、数万キロワット/hしか発電が出来ない。今必要な電力は、数百万キロワット/hなのだ。ダムの図体の大きさからすると、いかに原発の発電量が大きいか。また水力発電はやはりダムに溜まる水量が減ると発電量が落ちるという、天候に左右される非常時性もあるという。

だから、今回の事故の件で、「原発を廃絶しろ」なんていうヤカラはまったく何も分かっていない。1973年から数年あった中東紛争で原油の値段が数倍になり、また原油の供給が順調ではなくなりいわゆるオイルショックが起こり、節電が行われTVも深夜は放送が中止となった年があった。その頃は、石油を燃やす火力発電が主流だったので、化石燃料を節約しなければならなかった。もう受給変動する化石燃料に頼ることなく、電力エネルギー政策をしようと、ウランを燃料とした原発を増設していった。

そして現在

(クリックで大)

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総発電力の24%を原発で発電している。水力は7.1%しかない。あれだけダムはあってもだ。風力・太陽光・その他なぞどんなに増えたとしてもその発電量は、ほんの僅かしか実現可能しかない。化石燃料を自国で調達できない日本としては、現在のは、まことにバランスがいいエネルギー政策と云えよう。

世界もこの化石燃料依存度の低い原発をもっと増やそうという時期に、今回の福島第一原発の事故だ。低価格で得られる原発に依る発電計画に世界は焦った。フランスなぞは59基の原発を持ち、72%の電力6,602万キロワット/hをこれに依存している。因みに日本は54基の原発で、4,834万キロワット/hだった。いかに原発の発電量は大きいかが分かる。

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だから、米国・フランスは今回の事故は、大惨事になっては困る。また国内で原発反対運動が巻き起こることになるからだ。日本嫌いのサルコジ大統領が緊急来日して、フランス原子力大手企業アレバのCEOを直接伴って全面協力を申し出た。実績の多い放射能汚染水の処理を任せることになった。それ以外フランスとしては、今後の事故対策の研究にも役に立つ、本来カネを出してでも処理に参加したいという思惑もあるだろう。米国も同様だろう。今回の事故処理は原発研究には「宝の山」なのだ。

今回の放射能汚染についても、あの原爆実験競争が行われていた時代の大気中放射能汚染数値から比べれば、現在の処理状態ではそれほど大きいものではないことが分かった。あの頃は、放射能を含んだ雨が降るから、頭髪は抜けてハゲになるなんていわれて、いまだに、雨の時は頭を手で覆う癖がついているオイラなのだ。しかしオイラは遺伝でハゲになってしまったが・・・。そんなことはどうでもいい。

そして、今回サルコジ大統領が、議長国としてG8・G20で世界的な原発の安全について見直そうと積極的に動いた。さすが際立った外交力といえよう。自分の国にも火がつきそうだからでもある。

福島原発の1号~4号は廃炉にするしかないだろうが、5・6号機はそれほどの被害は蒙らなかった。より安全な処置をすることで、なんとか生かしてもらいたいものだ。もちろんそれは5年先以上だろうが。

とにかく日本は、原爆を喰らった悲劇から、放射能については超過敏で、昔日本で造った原子力船むつがあったが

1963年に建造計画が決まり1968年に着工、1972年に核燃料が装荷され1974年に出力上昇試験が太平洋上で開始された。試験開始早々の低出力で放射線漏れが発生し、帰港を余儀なくされるが地元むつ市の市民は放射線漏れを起こした本船の帰港を拒否したため、漂泊した。長崎県佐世保市、むつ市大湊港での母港化反対運動により帰る場所を失ったまま、長い話し合いの末に新母港としてむつ市関根浜港が決まった。

1990年にむつ市の関根浜港岸壁で低出力運転の試験を行い、その後4度の航海中に出力上昇試験と公試を行なった結果、1991年2月に船舶と原子炉について合格証を得た。その後、1992年1月にすべての航海を終了した。

とにかく当時は、「むつ」が寄航するとなると、各地で反対運動のヒステリーが起こり、結局それからは、原子力船は日本では持つことがタブーとなってしまった。そして米国の原子力船が来るたびに、付近の放射能濃度を調べたり、反対運動は今も続いている。だから、広島・長崎で被爆されたという語り部の爺さんが90歳代で昨年死亡したことを皮肉ったイギリスのコメディー番組が批判された。「なんで、2回も被爆をしたのに、そんなに長生きしたの?」と。TV局は日本に謝罪をしたらしいが。

原発事故に於いて、高濃度の放射能は怖いが、それを抑制した低濃度の放射能は、それほど、怖くないことがこれから理解されていくことが良い方向だと思う。もちろん原発周辺は未だに超高濃度の放射能で汚染されているが。しかしそこ以外、一般に日本の地上で浴びている放射能も、世界を見渡せば、その10倍もある地域もあり、そこの人に障害だ出るなんてことはないそうだ。旅客機の乗務員は年中地上の数倍の放射能を浴びているが、それが原因で障害が出た事例はないというのも事実だ。

一番怖いのは、やはりヒステリックな風評だろう。とくに狂信的反原発運動家から発信されるプロパガンダだ。これが原子力企業を過剰に敏感にさせ、つい隠蔽体質にさせる。またうるさく騒ぐ著名な運動家に口封じの工作対策をしてしまう。それが目的で騒いでいるヤカラもいる。彼らが糾弾するように、日本から原発を無くすには、この原発分の代行エネルギーをどのようにして調達するのか?

一般家庭の電気料金が仮りに1万円として、それが場合によって2万円になっても覚悟するのか。よく出てくる風力発電や太陽光発電なぞというものは、宿命的に全面代行なぞできるものではない。単なる補助的存在しかない。それでなくても、日本の電気料金は米国なぞと比べればはるかに高い。大きな電力を必要とするアルミ精錬が日本から撤退したのはこの問題であり、電気料金の安いカナダが大量にアルミ精錬を行いアルミインゴットを量産している。

なんとか、米国・フランスの手を借りて、福島原発は事態収束に動いている。始めから、そんなチェルノブイリのようなことにはならないことが、理論的にも分かっているのに、エセ学者・評論家によって膨らませられた恐怖風評はしばらく続くだろう。TV番組でも過大な演出が売り物のタレントには、くれぐれも自重した客観的報道を守ってもらいたい。

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