小沢一郎の新進党時代からの、「政治とカネ」の沿革
オイラいまだにいわゆる小沢信者達がこんなにいつまでも彼を神のごとく信じているのか分からない。ここまで、少なくても20年間裏政治を操ってきた人物を賛美する。この根源は何なのだろうと訝るのだ。
昨年までの検察の捜査において、結局は嫌疑不十分で不起訴となったが、少なくとも彼の秘書3人は起訴をされ、今公判中だ。そして小沢は、この3人の秘書について、絶対無実だとは主張していなく、ただただ「僕は知らなかった」と秘書の責任として逃げまくっている。
嘗て、自民党議員に不祥事があった場合、秘書の責任はその議員の責任だと、散々糾弾してきたのに、今回自分の問題となると、知らん顔で議員を続けている。国会の場で説明すると、昨年9月ごろから宣言しているのに、度重なる政倫審への招致にも、なんだかんだ理屈をこねて逃げまくっている。
それどころか、子分議員をけしかけて、民主党の内部抗争をますます煽っている。今回の比例当選議員16名や松木、川内、森ゆう子、原口、・・・・・・らは、なぜこんなに小沢信者の議員なのか。まるで小沢教の宗教だ。オウム真理教を思い出す。小沢が首相になっていたら、民主党はこんなことにならなかったと、本気で思っているらしい。つまり小沢からのカネにぶる下がっていたんじゃないか?
特に、毎回小沢擁護にいそしむブログや、阿修羅政治版等に見る、半ばセミプロ的コメンターの文章を読むと、まさに小沢一郎教信者を感じる。
とりあえず、菅チョクト政権は、小沢を党員資格停止として、その期限は今の裁判が確定するときまでとの処分を決定した。民主党のカネは、もうそれまでは、小沢は1円も手にすることは出来ないだろう。
オイラ、アンチ民主党だから、どちらでもいいのだが、菅チョクトら執行部は、内部調査で、小沢が民主党代表・幹事長の時、民主党の「組織対策費」として莫大なカネを引っ張り出し、自分の恣意的目的で使っていたことが判明し、青ざめビックリしたのだろう。それも全て使途不明金としてだ。
現に昨年には、菅チョクト政権では、この組織対策費について制限・条件を厳しくしたとのこと。そして、小沢は少なくても平成8年ごろから、この組織対策費名目で、党のカネを引っ張り出して、自分の保持のため、やりたい放題をしてきたことが、ぼんやり浮かんできている。
その件が、自民党の柴山が予算委員会で、藤井裕久の受け取り名前の領収書で追求したことに行き着く。藤井は「その件は、記憶はしっかりあるが、認識していない」「カネも受取っていない」と繰り返し答弁をしていた。つまり領収書の名前はそうだが、カネは受取っていないってことだ。もちろん彼はその時、小沢代表のもとの幹事長だった。推測だが、カネは勝手に小沢が流用したということか。
ちょうどその件で興味あるサイトを見つけた。
小沢一郎氏が党代表時代の「組織対策費」名目の使途不明金のまとめ(総額約105億円)
そこの資料をお借りすると
まず、全体の内訳だ
それでは、上脇博之さんが、過去の政治資金収支報告書を纏めた内訳詳細。
まず小沢の新進党は1994年(平成6年)から1997年(平成9年)までだ。
↑平成8年といえば、新進党時代、この米沢隆は、小沢の後の2代目幹事長、そして3代目幹事長が西岡武夫だ。両者との現在民主党議員。
永野茂門は、やはり新進党の参院議員で、平成10年に政界を引退。そして逝去。
次に小沢の自由党は1998年(平成10年)から2003年(平成15年)までだ。
↑この野田毅は自民党⇒自由改革連合⇒新進党⇒自由党⇒保守党⇒自民党と渡り歩いた。 今自民党にいるので、この時の支出を受取った張本人。このカネの流れを知っているはずだが、黙っているねー。あまり偉そうに追求できないのかもしれないね。
↑ほらほら藤井裕久が出てきた。自由党時代の幹事長だ。合計31億4千600万円だよ。この前の予算委員会での15億円はその一部ってわけ。
そして、小沢は民主党の軒先を借りることになった。民主党の吸収合併だ。
2003年(平成15年)9月26日に自由党は解散して民主党へ移行。
↑2006年(平成18年)堀江メール問題で前原が民主党代表を降り、次にいよいよ小沢が代表となった。ここからが凄い。子分の山岡幹事長には17億円も流している。
↑佐藤泰介は参院で、2007年(平成17年)から2010年(平成22年)まで党財務委員長をしていた。その後参院選で破れ引退した。10億3千500万円が流れている。
↑ほらほら、興石東も出てきた。何に使ったのかい。7500万円もだ。
以上小沢が民主党での党代表時代と鳩ポッポ代表の幹事長の時代に彼が采配したカネの流れ。
再度冒頭のリストに戻る。
確かに、この政党内の組織対策費は、法的には問題がないし、使用用途も明かさなくてもいいものらしい。一般に同じ政党にいた場合、トップが代わるので、いわば一時的にこの組織対策費は独占的に使われても、党が承知していれば問題はないのだろう。
しかし、小沢一郎のように、党を作っては、解党を繰り返し、その時にあった政党のカネを自分の恣意で動かして、結局自分の裏金として、蓄財や、不動産購入や工作資金に使った疑惑は当然出てくるわけだ。まして、その中にかなりの公金(税金)も含まれている。政党の資金をマネーロンダリングして、自分の思うように使用する。ここまでやった議員は、歴代初めてではなかろうか。恐ろしいことだよ。
まして、小沢にとっては、これが全部ではない。これ以外に裏献金など相当あるはず。しかし検察さえも証拠がつめないでいる。まさにマックロクロスケなのだ。
ここに出てくる名前の人物は、実際には受取っていないみたいで、ほとんどが小沢の良いように流用されていたことになる。野党が小沢に証人喚問を求める理由の大きな一つなのだ。抜け道だらけの政治資金規正法をもっと確実になるよう強化すべきだ。それが出来るまで、我々の政党助成金は渡したくないのだが、こいつら餓鬼のようにカネを欲しがるからね。
追加!
時節がら出来の良い動画を見つけました。これを見ながら頭を休めてください。
一粒で二度おいしいオイラのブログ:今日の画像
昨年の参院選で
民主党が勝利したら
きっと恐ろしいことになって行ったかもしれない。
子分を引き連れて
何を祈っているのか?
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