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2011年1月13日 (木)

EV車の新世代電池は果たして実現するのか。ガソリン車にとって変われるのか。

成人の日に、風も納まった晴天だったので、いつものケン坊と一緒に釣りに出た。出航時港で、自船のスクリューに、浮きが付いたアンカーロープが絡み、数時間掛けて最後には、絡んでいるロープをノコギリで切断してやっと解除となった。ドライブが中立だと思っていたが、少し前進に入っていたらしい。なにせ老船なので、ギアが少し緩んでいるからね。オイラと同じ様に。

その後、残りの3時間ぐらい掛けて懸命に釣りに挑んだら、イトヨリ・ハタ・トラギス・イカといった漁獲だった。目指したアマダイ・オニカサゴは皆無だった。どこに行ったんだい!トラブルもありの、久しぶりの釣りだったので、多少その日は疲れました。海水表面温度は13.5℃だった。

さて本題

オイラ、巷に云われているように、EV車というのは、現在のガソリン車にとって変われるものなのか、未だに信じられないのだが。

なんでもフランスのルノー社の幹部が、日産と共同開発している電気(EV)自動車に関する機密を、複数の中国企業に漏らしたことが大問題になっているとか。11日には疑われている3人の幹部の最終的な聞き取り調査を行ったとか。そしてこの3人は重大な不正行為を理由に解雇になる公算が強いそうだ。

そして、この機密を漏洩させたのは・・・・・・

その一つは、中国国有送電会社である「国家電網」という会社であることをルノー社は突き止めたそうだ。なんでも3人の内の2人のスイスとリヒテンシュタインの口座に、国家電網からの送金があったことが判明した。その2人の口座の残高は、63万ユーロ(約7000万円)だったそうだ。

仏ルノー:機密漏えい ルノーが告訴へ 「経済戦争」仏に衝撃;毎日新聞 2011年1月13日

「仏企業は経済戦争の脅威にさらされている」。ルノーの情報漏えいが発覚した6日、仏のベッソン産業相は、事件の衝撃の大きさをこう表現した。ベッソン発言に呼応するかのように、仏メディアは連日、事件を大きな扱いで報じ続けている。  

ルノー関係者や仏メディアなどによると、日産自動車と共同開発中のEVの情報漏えいの可能性に同社が気付いたのは昨年8月。「匿名の告発」が端緒だった。疑いが持たれたのは同社のミシェル・バルタザール氏(経営委員会メンバー)と部下ら幹部3人で、EVの心臓部分である電池に関する情報を持ち出したと指摘された。

中略

ルノーの機密情報が狙われた背景には、資本提携先の日産がEV技術で先行していることがある。  

他社が主に、ニッケル水素電池を使うハイブリッド車(HV)の開発、商品化を進める中、日産はEVの開発を重視し続けた。その結果、ガソリン車から乗り換えても違和感のないスムーズな加速を生む技術や、限られた電池性能でいかに走行距離を伸ばすかなどについてのノウハウを蓄積。92年からは、ニッケル水素よりも高出力・大容量のリチウムイオン電池の研究開発をスタートさせ、昨年末の量産EV「リーフ」の日米同時発売に結び付けた。

日産といえば、中学時代の同級生が東大から日産に就職。そして今年の年賀状には、定年退職して、今、関連グループ企業の嘱託をしているとあった。環境系らしい。

まぁ、相手は、日本なんかと違ってあのうるさいフランス国家が出てくる。中国の国有企業だから、国対国に発展するかもしれない。贈収賄当たり前の中国も、相手を間違えたのか。米国のクリントン♂♀も数年前、中国の賄賂攻勢に影響を与えられたとかの噂が多くあった。オーストラリアのラッド元首相もその手の噂が立ち上がったこともあった。ともかく中国は、産業スパイなんて罪悪感のない国だ。「特許権?それがどうした」っていう国家国民だからね。

中国国内では、この件の報道は規制さてれていて、

中国紙の記者はルノーの情報漏洩問題について「独自の取材や報道を認めないとの通達を受けた」と明かす。新華社などの主要メディアはほとんど報じず、海外メディアの中国版などが中国の電力企業や自動車会社が関与しているとの疑いを伝えている。  

中国当局は中国企業の関与の疑いを詳しく報じた海外サイトへのネット接続を切断するなど閲覧制限も実施。中国外務省の洪磊副報道局長は11日の記者会見で「事件の背後に中国があるという報道は根拠がなく無責任だ」と否定した。

まずい報道は、国内では遮断するという、いつもの中国なのだ。

ところで、オイラ、未だにEV車の未来についてそんなに明るいのか半信半疑なのだが。

 ガイアの夜明けを見たら電気自動車について報道していた。このブログを読めば分かると思うが、個人的に電気自動車には極めて懐疑的で、普及することは今のところ有り得ないと勝手ながらに結論付けていることから、番組とは違った方向から光を当てて見させてもらった。:2010年12月03日

いろいろ懐疑的な視点から電気自動車を批評させてもらった。ようは普及するための利点がほとんど見つからないのだ。リチウムイオン電池はすでに量産化されていてコストダウンは難しい状態で、車体価格の大部分を占めると思われる。航続距離はたった100キロちょっと。日産リーブの公称航続距離は160キロで、ガイアの夜明けの中では196キロを走ってはいたが、それでも用途が限定される航続距離だ。値段も異常に高く、補助金も、普及の目処がつかない現状では無駄遣いに等しい。急速充電器でも充電時間に30分もかかる。 

良い点は、せいぜいエコに貢献していると勘違いできる自己満足感と、静粛性ぐらいだろう。 今のところ普及する可能性はほぼゼロだ。それでももし普及する可能性があるとすれば、それはリチウムイオン電池に変わる大容量で低コストで長寿命の電池が完成した時だろう。

購入時の補助金を考えなければ、現在は同程度の車種の約3倍の価格だそうだ。その大半の価格が、中心となるバッテリーの価格。交換費も含めて約200万円だそうで、寿命はどのくらいか? 5年から10年と云われている。

これに使われているリチウム電池自体が、現在まででも限界で、量産すれば大幅に安くなるというものではないらしい。まして使用頻度によって劣化は進んでいく。

自動車は、走行だけでなく、夏・冬のエアコン、窓の自動開閉など多くの電力を使う。ガソリン車はそれを平行して充電しているので、問題は発生しないが、これらが重なってくると、そんな公称の走行距離は乗れないだろう。

では、1回の走行距離に短いタウンカーとしての存在ならいいだろうと。しかしそのために300万円以上の価格のEV車を誰が購入するのだろう。そして一番の問題はバッテリーだ。オイラのガソリン車も数年に一度劣化したバッテリーを取り替えるが、安いので5千円前後。EV車はガソリン代が掛からないといっても、そのために100万円以上の価格のバッテリーを、5年~10年で取り替えることが出来る「好き者」がどのくらいいるだろうか。

昔オーストラリアのゴールドコーストの近くにあるサンクチュアリー・コープという、リゾートタウンハウス地域に宿泊した。構内はハウス・ゴルフ場・ショッピングモール・マリーナが一緒になっていたが、その構内の交通は、ゴルフ場でよく使われる電動カートのみだった。もちろんスピードは出ないし、走行距離も短いから、そんな理想的な交通手段が取れるわけだ。

各ハウスには、ガレージが付いていて、使用時以外は、その電動カートはそこに納まり、常時充電されている。バッテリーは一般24Vをいくつも積んでいた。まぁ、EV車はその発想をガソリン車に対抗した車種として開発しているわけだ。

大手自動車会社が、シノギを削って新世代バッテリーを開発しているのを見ると、現在のリチウム電池の性能をはるかに超えた能力と耐久性(劣化しない)と廉価な価格の電池が開発される予想があるのだろう。だがこれは単なる予感なのか、実現可能な目標なのか。

あらゆる面で、ガソリン車の半分以下性能でしかない現在、マスゴミは大げさに取り上げるが、未だに様々を克服した新世代電池は完成していないようだ。それとも今回の中国に盗まれたといわれている、ルノーと日産との共同開発の電池の機密がそのようなものだったのか?なにかそれほどのもの、ではないのかもしれない。

太陽光発電・風力発電・EV車・HV車そしてそれらを取り込むスマート・グリッド構想が、そもそも、煽りに煽った「CO2などのガスが、世界の気候を温暖化させ、やがて世界は滅亡する」という終末説からの脱皮から起こっていることは確かだ。それもIPCCらの詐欺的主張によってだ。しかし、これらは今世界の科学者によって暴かれつつある。そもそもこの話は、京都議定書の嘘っ話から始まったのではないか?

そう、世界は温暖化したり、寒冷化したりはよくあること。それが「人為的CO2の排出量に作用される」なんてことはないという方向に世界は反省し始めている。温暖化説のスケジュールでは、今年の冬も暖冬でなくてはいけないはずなのだが、北半球北部は凍結状態。昨年も同じくだった。

もちろん、オイラが中学時代、ローマクラブの発表で、石油はあと30年しかもたないってのもあったが。しかしあれからもう50年は経っている。しかし投機で原油値段は上がってきているが、新たな油田・ガス田が見つかったり、サンドオイルの活用、メタンハイグレードの開発、そして世論的に新規増設が出来なかった原子力発電の増設計画の増加等々。

ヒステリー化してきた環境活動派の間違いや偽善性が問われる世の中になって来ている。EV車にしても、ガソリン車と同程度の性能を実現させる新世代電池が果たして開発されるのか、その価格はいかほどか。今まさに端境期(ハザカイキ)である。

一粒で二度おいしいオイラのブログ: 今日の画像

例えば、米国ニューヨークの気候について考えてみよう

これは、ニューヨークの平均気温と過去の最高・最低の気温の記録

3698 

1950年の1月には、なんと22℃の日もあった。

1930年の2月には、24℃の日もあった。

1918年の8月には、40℃の日もあった。

他の地域もこんなの常識。

気候は常に自然現象として変化しているってこと!

出典:天気予報⇒ニューヨーク⇒平均

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コメント

アメリカの50州のうち49州に雪が降り、ハワイ(ハワイ島)でも雪が降ったとCNNが報じています。

この画像を見れば、今、北半球が寒冷化に直面していることが分かりますが、反対に南半球の【オーストラリア】では過去100年例を見ない大洪水に見舞われており、高速道路が冠水している写真が報じられていますが、この洪水は【ブラジル】でも同様です。

温暖化、温暖化と騒いで排出権取引で儲けた金融会社・商社もありますが、今や不良債権化してきており、日本政府も排出権を買っていますが、今や第2のサブプライム問題に発展してきていることを誰も指摘しません。

世界中にばらまかれた排出権は第2のサブプライム問題となり、金融市場を恐怖の淵に追いやるかも知れません。

投稿: ひょうたん | 2011年1月13日 (木) 18時07分

まぁ、ハワイ島は昔から冬には山に雪が降ることはあるし、現にスキー場もある。

しかし、米国・欧州・中国の寒波は、ここ数年続いているのは確かだ。

こんなことを繰り返して、世界の気候は変動していると
考えればいいことなのだろう。マスゴミも大げさに煽ることはない。ただただ客観的に報道すればいいの!

投稿: aozora | 2011年1月13日 (木) 18時14分

太陽光発電にしろEV車にしろ実用化は早すぎるのになぜ急ぐのか。急がば回れと言うではないか。

地球温暖化対策は待ったなし!というのがあるのかな?ならば、地球温暖化に待ったがかかってますからね今。

投稿: 地球温暖化 | 2011年1月23日 (日) 19時36分

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