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2010年12月28日 (火)

小沢一郎が、政倫審に出てやるよ!だって。お前は何様なんじゃい!マックロクロスケ出ておいで!

いつ頃からか、分からないのだが、リーマンショックのあった2008年ごろからか、各企業ネット広告にかなり移行して、一時テレビでのCM広告がバッサリ減った時期があった。スポットCMも減り、各民放テレビは、その穴埋めなのか、自分のテレビ局の番組宣伝CMばかり多くなった時期があった。しかし、最近気がついたのだが、もの凄くスポットCMが増えていると感じる。

それも、地方局などで多く流れている、中小企業のものが、本局でも流れるようになった。それも短いのではなく、かなり長いCM。胡散臭さそうな、健康食品やサプリメントなんてのが多い。それも有名なタレントを使ってのだ。見るからに、抽象的な、または大げさな効果をうたっている。それまでラッシュのようにあった、大口スポンサーだった消費者金融(サラ金)のCMは、さすがに減ったが。

オイラが見る番組も、CMで途中途中切られる回数が多くなり、ほとんど録画して、CM飛ばしで見ることにしている。これ、CMの放映料を相当全体的に下げたのではないだろうか。その昔、花王石鹸の広告費が年間で数百億円と云われていた。まぁ相当、広告代理店や、テレビ会社は暴利をむさぼっていたようだ。ここに来て、ネット広告の攻勢や、不景気などで、CM料をかなり大幅に下げたのではないかと想像する。数で勝負。それにしてもCMは鬱陶しい。

さて本題

とうとう、先ほど臨時ニュースで、小沢一郎が、政倫審に出席をするという記者会見を行った。多分ぎりぎりまで出席を拒んで、「政倫審への出席」のハードルを高めていたのだろうか?

小沢氏が会見で読み上げた声明文の全文2010.12.28 14:32産経

民主党の小沢一郎元代表が衆院政治倫理審査会に出席する意向を表明した28日の記者会見で読み上げた声明文

「挙党一致で『国民の生活が第一。』の政治を実現するために」の全文は以下の通り。 私はこれまで、菅(直人)代表及び岡田(克也)幹事長から、自発的に政治倫理審査会へ出席するよう要請を受けてまいりました。

それに対し、私は、政治資金に関する問題はすでに具体的な司法手続きに入っており、三権分立や基本的人権の尊重という憲法上の原理原則からいえば、立法府の機関である政倫審に出席する合理的な理由はない、ただ、私が政倫審に出ることで、国会運営が円滑に進められ、あるいは、選挙戦においても国民の皆様の支持を取り戻すことができるということであれば、政倫審に出席することもやぶさかでないと、繰り返し表明してまいりました。 

そうした中で、先般、民主党の最大の支持母体である連合から、挙党一致の体制で難局を乗り越えるよう、強い要請を受けました。また、国民の皆様、同志の皆様にも、多大なご心配をおかけしていることを、大変申し訳なく思っております。

これらのことを総合的に考え、私は政治家の判断として、来年の常会において、政倫審に自ら出席することを決意致しました。具体的に申し上げます。 

第一点目として、常会において私が政倫審に出席しなければ国会審議が開始されないという場合、すなわち、私が出席することにより、予算案の審議をはじめ、国会の審議が円滑に進められるということであれば、常会の冒頭にも出席し、説明したいと思います。 

第二点目は、私が政倫審に出席するかどうかということが、国会審議を開始するための主たる条件ではないということであれば、国民の生活に最も関連の深い予算案の審議に全力で取り組み、その一日も早い成立を図らなければなりません。したがって、私はこの場合には、予算成立の後速やかに政倫審に出席したいと考えております。 

 平成22年12月28日  衆院議員 小沢一郎

それを受けて、岡田幹事長はその後の記者会見で「(政倫審に)出るという決断は評価するが、無条件で出てほしい」と述べ、小沢氏が国会運営が円滑に進むことなどを出席の条件とした点を批判した。

とうとう、小沢新党の年内結成は無理と悟り、このままでは菅政権は、離党勧告⇒除名処分を真剣に考えていると理解して、今までの上から目線を続けることが出来なくなったのだろうか。いや、果たして、これの楽屋裏でのシナリオに沿っているのか、まだ分からない。

政倫審は、国会議員が疑惑を持たれた場合、〈1〉議員本人による自発的な申し出〈2〉委員の3分の1以上による申し立て――があれば開催できる。

ただ、〈2〉のケースでは、政倫審開催には委員の過半数の出席が必要となり、さらに出席した委員の過半数の議決があって初めて審査は可能となる。加えて、議決があっても本人は出席を強制されることはなく、証人喚問とは異なって偽証罪に問われることはない。

もともと、これは疑いをもたれた議員が、その疑いを晴らすために、自ら出席するというのが本筋なのだ。密室で行われ国民には内容は知らされないことがほとんど。国民の大多数が小沢一郎の過去からの「政治とカネ」に疑いをもっていることを晴らすためには、偽証罪を伴う強制力を持つ、証人喚問しかないだろう。「一点のやましいことがない」というのなら、堂々と証人喚問を受ければいい。

昨年から、約1年間、小沢の証人喚問を自民党は要求してきて、やっと今たどり着いたのは、「政倫審に出てやるよ!条件付で」だからね。

ちょうど、今日の午後、日本テレビの番組「ミヤネ屋」で、桜井よしこ、石破、渡辺、原口他タレントも交えて政局討論をしていた。オイラ正月を控えて墓掃除をしなくてはならず、これを録画しておいて、さっき再生で観たのだが、番組中にこの臨時ニュースが入り、媚小沢の原口一博の顔が一瞬引きつったように見えた。この詭弁者め!

政倫審といえば、昨年総選挙前、自民党政権の7月に鳩ポッポは、とうとう逃げ切ってしまったね。

民主が参考人、政倫審を拒否 鳩山氏虚偽記載で2009/07/08 16:37 【共同通信】

民主党は鳩山由紀夫代表の政治資金収支報告書虚偽記載問題をめぐり、与党から要求されている国会への参考人招致を拒否する方針だ。

鳩山氏が「一つの発想として考えられる」と言及した国会の政治倫理審査会への自発的出席についても岡田克也幹事長は8日、「鳩山氏は説明責任を果たした。記者会見の厳しい質問にすべて答えた」と述べ、必要ないとした。  

与党は、民主党提出の政治資金規正法改正案をめぐる実質審議に入る9日の衆院政治倫理・公選法改正特別委員会で、あらためて鳩山氏の参考人招致を求める構え。民主党はこれに応じず、政倫審に関しても「追及を受けるばかりで説明はできない」(鳩山氏周辺)として避ける方針だ。

この頃、民主党筋からのマスコミ対策費をたっぷりもらっていた、マスゴミ界は、政権交代音頭で、事の重要性などほとんど積極的に報道しなかった。そして、これが今年に入って鳩ポッポのアキレス腱が切れて、小沢と一緒の退陣になった。マスゴミは大事なことは報道を控えるからね。

確かに自民党政権も、酷いことが沢山あったが、ここまで酷くなかった。大体において、国民全てが満足する政権なんては「夢のまた夢」だ。政権とは、比較するしかないのが常識というものだ。

政権を取るために、マニフェストとかいう嘘っ八で、有権者を釣り、カネの力で間接的に買収し、なんとそのカネの源は、収賄だったり、過去の政党資金の横流しだったり、ママのカネだったり、日本人以外からのカネだったり。いまの政権の行き詰りは、これらがブーメランとなって帰ってきているにすぎない。

小沢一郎には、まだまだ過去蓄財してきたカネがあるだろう。それをこれからも小出しに使えば、まだまだ活躍できると踏んでいるだろが。

菅政権も野党の国会協力のために、内閣改造という話も出ているが、1年に何回改造をするんじゃい。またまた無能者や危険人物を大臣にするのかい。小沢の起訴で除名処分を本当にすることが出来るのか。少なくなったとは云え、小沢教信者の議員は沢山いる。これらをどう処理するのか。

ともかく、来年度予算は通っても、野党が反対すれば、関連法案は通らない。まして税収より多い頼みの赤字国債の発行は、

問題は公債特例法案です。財政法第4条では、国は赤字国債を発行してはならないと規定されています。しかし、38.2兆円の赤字国債を出さなければ来年度の歳出総額92.4兆円の約44%にあたる財源を賄えません。

そこで、特例として赤字国債発行を認める法案が必要となり、これが衆参両院で成立しないと予算は空中分解することになります。社民からたちあがれ日本まで、民主党が手当たり次第、場当たり的に連立話を持ちかけているのは、こうした事情からなんです。

だから、菅政権は衆院議員2/3の確保のため、ネゴシエイションをしているわけだが、ここまで来ると、ネゴに応じたら、その政党は毒饅頭を食べてしまうことになる。それでなくても社民党と国民新党は、次の選挙に残っていられるか?まぁ、こんな政党はもう正味期限切れなのだが。

マスゴミ界もいままで、民主党を応援してきたひけ目があるのか、堂々と政権批判をするのには、声が小さいね。それともまだマスコミ対策費を期待しているのか。

もうこれは、菅政権は、民主党政権は解散総選挙しかないと思うが、あと二年半「たとえ支持率1%になっても続ける」のかね。政権不信で、国民は政治をますます信じなくなるだろう。

オイラは、昨年衆院選挙前から、こうなることを予測していて、それがズバリ当たったようだ。まぁ、そのこと自体に我ながら呆れてしまうのだが。

各ブログによっては、現在民主党を徹底的に叩いて、叩き抜いているのがあるが、この頃の日付のブログの記事をハグってみると、現在と反対に民主党マンセーなのが、結構多くある。「これで日本は良くなる」とか。この人達も詐欺にあっていたのだろう。お気の毒ですね。しかし、なぜ分からなかったのか?

以下は、7月・8月・9月のオイラのブログの政局関係。時間があったら見ておくれ。

テレビメディアよ!鳩山代表の献金虚偽記載の件どうするの?東京地検よ!なぜ動かない、動けない。2009年7月 1日 (水)

この鳩山由紀夫って前から不思議な人だとは思っていたが。2009年7月 2日 (木)

友愛政経懇話会の政治資金収支報告書:マックロクロスケ2009年7月 4日 (土)

民主党さん!鳩山さん!テレビヤさん!まずいことになってきましたね。2009年7月10日 (金)

長かった総選挙の祭りも終わった!長かったマスゴミの煽りも終わった!2009年9月 1日 (火)

民主党政権が連立政権としたい理由。公約変更の助け船、求むだよね。2009年9月 3日 (木)

鳩ポッポとマスゴミが、猿にドングリ配り。これを「朝三暮四」という。2009年9月 8日 (火)

国連総会・G20サミット。世界は鳩ポッポにカマっていられない。2009年9月29日 (火)

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コメント

「泥酔論説委員の日経の読み方」より

政治への不安」でなく「政治への不信」でしょ、強めたものは。

「民主党は、この議席の重さに耐えられるのでしょうか。老婆心ながら、鳩山氏や小沢氏と言う時限爆弾を抱えた御仁らがこの党のトップにいることに危機感を覚えた方が良いと思うのですが」、と書いたのが昨年8月31日です。

総選挙直後の指摘が、そのまんま的中していることに我ながら呆れるわけですが、民主党による政権が上手くいかないのは最初から明らかだったのです。
しかし、メディアはこぞってとにかく自民党はダメ、民主党の方がマシと「政権交代」を喧伝し続けただけでなく、政権交代後から100日間は「ハネムーン期間」と称し批判を自ら封じてしまいます。

今日の政治不信は、新首相と新幹事長を傷つけてはならない、「政権交代」を傷つけてはならないというメディアの「配慮」も加担していたことを忘れてはなりません。

とは言え、これで民主党だけでなく「政権交代」に過大な期待を抱かなくなったのは、日本の民主主義政治にとって肯定的に捉える必要がありましょう。
「政権交代」はあくまで手段であって目的ではないのに、それを公約として掲げる異常さに気がつかねばなりません。

あの夢物語的なマニフェストをちゃんと分析していれば、現在の混乱や矛盾が全てそこに存在していることは明らかであり、こうした批判が大変重要だと理解できます。

スローガンや「政権交代」に浮かれるのでなく、我々もメディアも冷静に政治を見つめることこそが政治の信頼に繋がると思いますね。

投稿: 陳湖臭 | 2010年12月29日 (水) 10時33分

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