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2010年11月 4日 (木)

米国の民主党と日本の民主党。米国下院での民主党惨敗を受けて。

11月2日の米国中間選挙の結果は、下院では全員対象選挙で、噂通り共和党の圧勝となった。上院では、1/3が対象選挙なので、辛くも民主党が過半数を維持した。米国では、下院が議案提出をして、上院・下院の両方の可決がないと、法案は通らない。完全2院政だ。また日本のように、衆院の2/3の優越性はない。しかし、両院で可決した法案を大統領は、拒否することができるが、今度は両院で2/3の可決があれば、その法案は可決して成立する。

また、日本のように各党は党議拘束は掛けないのが習慣としてあるので、共和党の議員が、民主党の議案に賛成することも多くある。その辺の感覚が、国の制度が違うと分からないことが多い。また議会の解散はない。その代わり、2年ごとにこの選挙は行われる。次は大統領選挙の年と同じになる。議員は選挙選挙で追いまくられるのが、米国の連邦議会なのだ。これも4年任期の大統領制があるから出来るのだろう。

「食い物変われば**変わる」(失礼!)と云われるが、各国長い歴史を経て、現在のシステムがある。民主党・小沢や菅直人のように、英国の議会制度の自分らに都合のいい部分だけを切り取って、「英国議会では、・・・・だ。だから日本でも取り入れる」という発想自体が、陳腐なものだということ。英国議会だって、そんなずべてが褒められたものではないだろうに。ほんとうにバカとしか云いようが無い。そしてそのことを批判できない評論家、マスメディアの見識の無さにはうんざりしてしまうことが多い。

米国の上院、下院という名称も可笑しい。

この上院、下院というのは、正式名称ではなく、人名で例えれば、ニックネームといったところ。

「上院 (upper house)」「下院 (lower house)」という言葉は、アメリカの首都がフィラデルフィアであった頃、議会が使用していた2階建ての公会堂(現在の独立記念館、当時の大きめな家屋と変わらないほどの小振りな建物)で、議員数の多い代議院 (House of Representatives) がその1階部分 (lower house) を、少ない元老院 (Senate) が2階部分 (upper house) を使用したことからこう呼ばれ始めたといわれる。

こんな大昔の言い伝えを今でも使っているのが米国民って、結構保守的なところが多い。正式には、

アメリカ合衆国上院=United States Senate (元老院)

アメリカ合衆国下院=United States House of Representatives( 代議院)

と言うとのこと。

例えば、有名な映画会社の、「ワーナー・ブラザーズ」。

「Warner brothers」これって、「ワーナー兄弟会社」ってこと。こんなの日本人の感覚では信じれないくらいダサク感じる。オイラ昔三島で、「渡辺兄弟会社」っていう看板をみたことがあるが、後にも先ににもこれ一件限り。この映画会社は、もともとポーランドからの移民の4人の兄弟で起こした映画会社で、素直に会社の名前をつけたとか。まぁ、さすがに近年になって「Warner Bros」という表記に変えた。米国にはこのようなのは、大変多い。「リーマン・ブラザーズ」なんて大変有名な会社もあったし。

建築で使われる用語も、昔からのがそのまま慣習的使われていることが多い。

昨年の衆議院選での民主党圧勝の一因は、その前年米国のオバマとオバマ率いる民主党の圧勝に引きずられた感が強いとオイラは思っている。一昨年米国民の民主党・オバマに対する熱狂には、ビックリしてしまった。彼が黒人ハーフなので人種問題は解決するだの、金融危機真っ只中での、ブッシュ政権に対する失望、福祉政策の向上などイロイロあったわけがだが。ケネディー再来かと思われるカリスマ性を発揮したオバマには、日本の庶民もマスゴミの煽りに乗っけられ、それが、「民主党」と同じ党名の現民主党に大風が吹いての政権交代だった一面がある。選挙アピールもかなり勇ましさだけを真似していた。まぁ、公約は大法螺ばかり吹いていたが。

オバマ新大統領誕生に想う。黒人+白人=黒人なのか。2008年11月 7日 (金)

そもそも、米国の「民主党」と日本の「民主党」はまったく違うのにね。しかし風というのはそのようなものかもしれない。その日本の民主党政権が実は、中身がこんなだったとは、民主党に信じて投票した有権者のかなりががっかりしているのが現状だ。騙された、裏切られたと。

ブーメラン連発で、内政も外交もほとんど素人運営。なんたって中心だった鳩ポッポがあれほどルーピーだったとは。小沢が、あんなに守銭奴のインチキ男だったとは。菅直人があれほど能力のない愚か者だったとは。

当時から民主党に不信感を持っていたオイラとしても、ここまでパーフェクトだとは思わなかった。一つ一つ例を挙げるまでもなく、巷で言われている通りなのだ。まぁ、結果としては、無能な(買収された)マスゴミに煽られた結果だよ。その煽りに煽ったテレビのコメンテーターらは未だ健在で、テレビを通して稼ぎまくっている。これなんとか自浄作用ってのが働かないのかね。テレビ界は。

話を戻して、米国なのだが。

今回の共和党の下院での圧勝は、ティー・パーティー(茶会党)の活躍が大きかった。これは白人の中間層が圧倒的に多い。小さな政府、自立自存、反社会主義が基本とか。また共和党でも、リベラルな議員は排除したらしい。オイラ人口的に白人層はかなり駆逐され、黒人やヒスパニック層が大幅に増えていると考えていたが、選挙結果を見ると、まだまだ白人層は強い。

「大きな政府」押し戻した津波 ワシントン駐在編集特別委員・古森義久2010.11.4 03:35

 米国の中間選挙は、オバマ大統領の2年近くの大胆な「大きな政府」策への国民多数派の反発の表明となった。同大統領が力強く掲げた「希望と変革」が指し示したリベラリズムが早くも後方に押しやられ、保守主義が勢いを復活させたともいえるようだ。 

中間選挙は必ずしも大統領への信任投票ではなく、新任の大統領の与党は後退するのが定型だとよくいわれる。だが今回は、オバマ大統領の政策への正面からの反対が最初から最後まで選挙戦の最大動因となった。

当初は75%もあった大統領支持率が40%ほどに落ち、不支持が52%までに上がるという状況に加え、投票日の出口調査でも「オバマ氏への反対を投票の判断基準にしたと答えた人が多くの州で最大グループとなった」(ABCテレビの報道)という。

中略

 オバマ大統領は白馬にまたがりさっそうと入城しながらも、まもなく落馬した王子にも例えられる。その過程では国民皆保険を目指した医療保険改革、景気回復対策、気候変動対応策、破綻(はたん)大企業国有救済策など、いずれも巨額な政府資金の投入による大胆かつ大規模なリベラル施策が相次いで取られた。だが、国民の多数派は明らかに過激すぎるとして身を引き、背を向けた。その動きには大統領個人の指導者としての資質への失望もにじんでいた。 

オバマ氏がかつて説いた「民主党と共和党の区別もなく、リベラルと保守の対立もない、ただひとつのアメリカ合衆国」という標語も、今回の中間選挙の激流はすっかりどこかへ押し流してしまったようである

基本的に米国民の多くの層は、リベラリズムを嫌う。嘗てクリントンが大統領になるための選挙の、また新任当初の演説で、盛んに「私はリベラルと云われるが、リベラルでは決してない」と繰り返し言っていたのを記憶している。これあまり日本で語られないが。

ジョージ・ブッシュ大統領の最後の2年は、民主党が下院を押さえて(2006年)ねじれ現象を起こした。その結果後半のブッシュ大統領の政権は迷走した。どこまで、この共和党が反オバマをどれほど貫くか未定だが、大幅にリベラルな政策は修正されることになるだろう。

あのケネディー大統領のカリスマ性を今でも称える世論が多いが、オイラへそ曲がりだからか、そうは思わない。約2年10ヶ月で暗殺された悲劇の大統領だからで、未だにジェームス・ディーンが名優なのと一緒だと思う。彼マリリン・モンローとの噂もあったし、弟のロバートとかなり危ないこともやっていた。もし暗殺されなかったら、現在の評価とはかなり違ったものになるだろう。

米国民のオバマ支持層は、このケネディーとダブらせている傾向が強いようだが、だんだん現実に目覚めてきているようだ。こんな筈じゃなかったと。大統領選やその後の献金もウォール街からの隠れ献金が莫大だったのだバレテいるからね。金融と政治との癒着はまだまだ切れない。これからかなりオバマは軌道修正を迫れれる。それが日本にとってはどのようになるかは分からないが。

米国がクシャミをすると、日本は風邪を引く。日本では、ここまで民主党政権の無能ぶりを見せられている有権者としては、この米国からの風によって、解散総選挙を早々にも実現してもらい、鳩ポッポ・小沢・菅直人の存在しない政権を実現してもらいたい心境になっていくだろう。取り合えずは、新生自民党の復活だ。

一粒で二度おいしいオイラのブログ:今日の画像

腐っても、鯛だ。

米国のトップリーダーは違うね。

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日本じゃこの程度で精一杯

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これ、小沢の失敗!実現しなかったね!

逆に菅直人に噛み付かれている。

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これおまけ

「誰だ!」

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コメント

今回のアメリカの中間選挙で大旋風を巻き起こしましたTea Party(邦訳:茶会)は、日本語訳ではわからない実態があります。
実態を正確に言い表せば「白人家庭(女性)主婦党」ともいえる実態があるからです。

このTea Party旋風が起こったのは、難しい理屈からではありません。

単に「こんな政治でよいのか?こんな財政赤字を出して戦争をして金融機関を救って、一体我々国民に何のためになったのか。自分の老後の生活、子供たちの将来はどうなるのか?」という、極めて単純な女性の目線から起こってきた動きなのです。
そして、この動きの中で、今まで声をあげてこなかった「白人」中堅クラスの主婦(女性)が声をあげたということです。

家庭に入り子供を育て老後は田舎でのんびり過ごすという「白人」中堅(主婦)女性層が、こんな政治はおかしい、と声をあげたことがマスコミで報じられいつの間にか全米で広まったのです。

この「白人家庭(女性)」層が少ないハワイでは<Tea Party>旋風が起こらず、定番の民主党のイノウエ議員が圧勝していることからして、これが分かります。

今回の「白人主婦(女性)層の行動が、今後のアメリカを決めるとすれば、アメリカは猛烈な内向き政策に入ります。
即ち、ブッシュショックの仕上げに動くことになるのです。

投稿: 陳湖臭 | 2010年11月 4日 (木) 17時57分

米中間選挙で、オバマ民主党政権に対して議会が共和党主導という「ねじれ」現象が起きたことで、温室効果ガスの大幅削減を盛り込んだ温暖化対策法案など、大統領が推進したい政策課題の実現は当面、極めて困難になった。

 大統領は1期目の残り2年間、共和党との妥協を通じて法案や予算案を成立させるしかない。このため、今後、政策を中道寄りに修正していくのかどうかが注目される。

 オバマ大統領は2日深夜、上下両院の共和党指導者にそれぞれ電話し協力を要請した。CNNテレビによると、雇用創出と歳出削減の2点が話題になったという。

 共和党は中間選挙を受け、来年1月から2年間、下院の過半数を握る多数党として議会運営における主導権を手に入れた。提出された法案を審議するかどうかを委員長が決めるため、気に入らない法案を廃案に追い込むことが可能となる。

(2010年11月4日09時50分 読売新聞)

投稿: 青空 | 2010年11月 4日 (木) 18時04分

オバマ大統領のグリーン・ニューディールって政策どうなっちゃったのよ。このごろこの言葉ほとんど聞かれなくなったね。

IPCCがグローバル詐欺だったという方向だからか?

日本版グリーン・ニューディールってのも、鳩ポッポの凋落で、ほとんど聞かれない。

あれは一体なんだったのでしょう。
NHKさん検証をしてくれ!

投稿: 温家宝  | 2010年11月 6日 (土) 16時35分

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