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2010年10月25日 (月)

懐かしい東京国際空港が再開した。空港について考えてみる。

今回中国に行くのに成田空港からの発着だったが、今まで品川又は東京駅から成田エクスプレスを使っていた。しかし、今年7月17日に開業した京成スカイライナーを今回使った。東京駅まで新幹線で、そこから日暮里駅。新しく出来た専用駅に上がり、そこから36分で成田空港に着いた。

ランダムにシミュレーションをしたら、熱海駅から、成田空港には、従来の成田エクスプレスを使って1時間59分、乗車料金6,600円。京成スカイライナーでは、1時間53分、5,970円という結果だった。まぁ、多少時間帯で違いはあるだろうが。時間的にはほぼ同じだが、料金は駅弁一つの差がある。

車中での道中の感想としては、スカイライナーの方が36分と、エクスプレスの54分と比べて快かったし、車体カラーもエクスプレスがドス黒いに対して、明るいカラーだったのが好印象だった。また帰りは、日暮里で降りず終点の上野まで行き、駅を出て、すぐ傍にある繁華街で日本食を安く堪能できる便利さもあった。これからこの付近は再度栄えると思う。

因みに羽田空港(東京国際空港)までは、熱海駅から1時間18分、金額3,970円。

今月21日に羽田は、拡張工事が完了して、国際線の施設が開業となり、連日テレビで取材がされていた。羽田の国際線が成田に移って、廃止されたのが1978年だった。オイラそれ以前に、生前のオヤジが初めて海外旅行に行くのを見送りに行ったり、その後、米国に数回、アジアに数回、欧州に数回行って馴染んでいたので、国際線廃港後、国内旅行で羽田を利用したとき、見覚えのある国際線のエリアが、寂れ果てているのを見て、大変寂しい思いをしたものだった。

まぁ、その後羽田は新しい国内線空港ロビーが建設されたわけだったが。今回の国際線空港整備が完了して、これでやっと、もとの「東京国際空港」の名に戻ったわけだ。しかし、航空路の発達した現在では、この拡張部分も将来を見通せば、決して満足なキャパシティーではなく、とりえとしては、成田で出来なかった24時間空港としての発着が出来るようになったことだろう。

ところで、1978年に開港となった成田国際空港だが、・・・・

1970年前後から開港まで、成田空港反対運動で、成田の建設予定地は大混乱だった。1970年前後は、各大学紛争真っ盛り。オイラ完全にノンポリで、学生運動している奴らを幼稚だとバカにしていた派だった。だからせっせと大学閉鎖にかこつけて、アルバイトに専念していた。そこで出会った学生がこの成田闘争の戦士?だった。オイラ達がなぜそんなんことをやっているのか?と問い詰めると、君達は理解出来ないと、回答を逃げていた。

やがて、各大学紛争も静まっていったのだが、それに弾かれた学生は、今度は成田闘争に流れて行った。大学紛争で使ったヘルメットやゲバ棒を今度は成田で再利用したわけだ。当時の記憶としては、各新聞界も学生の味方の論調ばかり。朝日新聞や、当時聖書となっていた「朝日ジャーナル」を検証して見ればわかる。完全に世論とかで煽ったマッチポンプだった。それに野党だった故社会党、共産党がサポートした。社会党などの外野連中まで含めて各一坪登記をして(一坪運動)、用地買収を困難にして行った。

「農地を強制買収をされる農民が可哀想だ」、それら農民は善人。それを支援している運動連中は全て善人という分かり易い構図に持っていった。フーテンの寅の映画監督山田洋次などは、将来軍事空港になるから反対だなんて、ほざいていて、当時この映画は大人気だったから、影響されて本当にそうなると思ってしまって、オラも反対だなんて言っていたバカが多かった。

昨日の日曜のサンデーモーニングの録画を観たら、この成田空港に関して、和服でいつも出演の田中優子(法政大学教授)が「あれだけ優れた農地と農業技術者(農民)を追いやってここに造った意味はなんだったのだろうと考えてしまった。そして今になって一体なんだったのだろうと気がします。全ての国にハブ空港があったり、すべての地域に赤字なのに空港があるのがいいのだろうかと思う。この地域には韓国の仁川空港一つあればいいのではないか」だって。

相変わらず女子高生が言いそうなお花畑なのだ。未だにあの頃の成田空港反対の理論を引きずっているようで。女性とはいえ、これで大学教授の程度なのだ。また「空港は都市機能ときっちりと意味のある結びつきを考えれば、それで十分ではないかと考える」とこれまたこの問題に対する意見としては、意味のないことを云っていた。まぁ、この番組は毎回、自虐的、お花畑、意味不明な意見満載な陰気な番組だから仕方がないが。

当時は、海外旅行客がドンドン増えていき、これ以上は羽田の発着枠は峠を越しそうで、また事故を起こしかねないまでに増えていた。そこに羽田には、米軍の横田基地と厚木基地を控えた「横田空域」が迫っていて、当時では羽田を拡張しても便数は限られる恐れがあった。

そこで、千葉県に空港建設の話となったが、候補地は、木更津を埋め立てる案と、この成田の三里塚の造成であった訳で、天皇御料地なども含まれていたり、多少利権もあっただろうこの成田三里塚造成に決定した。建設費を見れば木更津埋め立ての方が、費用が掛かるというのが当時の見積りだった。

しかし、ここまで紛争が激化するとは、予想しなかったのが、当時の建設担当者と政治家だった。1978年の成田空港開業日予定日には、あの有名な管制塔破壊事件まで起こって、開業が遅れた。これら運動を裏でサポートしていたのは、野党の社会党と共産党ら左翼陣営と朝日新聞を中心としたマスメディアであったことを忘れてはならない。そして当時の社会党の議員の多くが、現在の民主党や社民党に流れたのは云うまでもない。

お陰で当初計画の施設は全て完成することなく、いわば片肺でこんにちに至っている。本来は成田新幹線が出来、東京駅まで繋がれる予定だったが、用地買収が出来ず現在に至っている。これが出来ていれば、そんなに遠い空港の悪評も立たずに済んだはず。また騒音被害で大騒ぎが起こって、莫大な補償もされていると聞く。だから深夜便は飛ばせず、24時間空港は無理となってしまった。

今でも、成田空港では、車で入ると成田闘争の後遺症で、検問を受け、パスポートの提示や、このごろ少なくなったが、車のトランクを開けさせられる。こんな空港は世界中どこを探してもない。まぁ、国際的にテロ警戒に備える風潮になってきたので、これは最先端の方法になってきているのかもしれないが(笑)。

1975年ごろ、パリに行ったことがあるが、ちょうど以前からあったオルリー空港とは別に1970年にシャルル・ドゴール空港が出来、着はオルリー、発はドゴールという経験をした。双方の直線距離は36km。当時としては、宇宙的な感じの空港だった。だから大きな都市に国際空港が複数あるというのは不思議でもなんでもない。

上海も、以前からあった虹橋(ホンチャオ)国際空港と新しい1999年開港の浦東(プートン)国際空港があり、双方直線距離で約45km離れている。それぞれの空港は再度拡張して第2空港まで増設している。また、浦東空港の場合、上海の地下鉄網のある竜陽路駅まで30kmを、リニアカーで約7分。最高時速430km/hで結んでいる。料金は50元(700円)だ。

大ハブ空港一つというのも選択肢だが、あまり大きすぎると導線に無理が起こることが多い。カナダのバンクーバーに仕事でよく行ったが、直行便でないと、シアトル空港で乗り換えということになる。この空港も大きいのだが、導線がおかしい。よく記憶が定かではないが、次の便を待つのに手荷物検査を済ませ、構内に入るのだが、あれこれ歩いていると、いつの間にか、一般道路のあるところに出てしまう。そうバスやタクシーや乗用車のある構内道路に。焦って入り口を探し、再度手荷物検査で入場ということに。未だにあれは何だったのだろうと不思議でならない。

今回再開港となった東京国際空港だが、成田空港と比べ相当こじんまりとしているようだ。現在はこれが限度なのだろう。しかし24時間空港ということで、数倍の利用価値はあるかもしれない。将来、成田と羽田との直線距離60kmを結ぶリニアカーが、15分で結ぶ構想も考えられる。それが実現すれば、2空港を使ったハブ空港として期待が出来る。最近、東京と名古屋を結ぶリニア中央新幹線の路線が決まったそうだが、実現はオイラがヨボヨボになったころになるだろう。それより、羽田・成田リニア新幹線の方を優先してほしい(現在構想はないようだが)。

航空事故も旅客機の安全性の向上で、まこと安全な乗り物になって来た。鉄道というのは常にその距離に会わせた路線のメンテナンスが掛かる。しかし空路は、空港とその旅客機のみのメンテナンスで済む。距離には関係がない。慣れてしまうと空路ほど時間的に快適な乗り物はない。あとは、他交通網との接続のみが重要となる。

今問題となっている、造りすぎたムダな空港問題なのだが、オイラはこれを是としている。道路にしても鉄道にしても空路にしても、実際の現の利用価値だけではなく、将来の可能性としての利用価値を考えることも重要だ。特に日本国土を守る防衛・防災としての価値だ。日本は米国製日本国憲法と日米安保条約により、国防費はGNPの約1%で済んできた。

例えば、米国は3.4%、英国・フランス2.5%、ドイツ1.5%、韓国4%という具合に大変多額なのだ。しかし日本の場合には、海洋国家で領海まで含めるとその広さは世界では第6位と広い。多くの島々を抱えている。常に短時間で防衛や防災に駆けつけるのには、空路しかない。また日本の国土の70%は山岳なので、陸路といっても上り坂、下り坂、時間が掛かる。

現在日本には、会社管理空港・国管理空港・特定地方管理空港・地方管理空港だけでも83空港ある。その他一般的でない空港も19空港ある。これを採算性が低いとマスゴミはブイブイ批判するのだが、仕組みの問題で地方行政に掛かる負担が大きいからだ。

この維持経費の数十%を、それほど他国のように掛けていない国防費の一部にして、増額すれば解決がつく。多分GNPの0.1%もあればお釣りがくるだろう。そして、緊急時の防衛・防災の施設と考えれば、これまでの政策は生きてくる。100年・200年に一回の予測のもとに造られているダムを考えれば、もっと価値は高いのではないか。

仮にやたらに高い国内正規航空運賃が下がれば、又は格安チケットがもっと盛んになれば、国内利用するお客は倍増するだろう。各地方にもお客は倍増し、造りすぎた観光地もより繁栄する可能性が出てくる。

現在は、格安チケットでも、グァム島に行くより、国内空路の方が断然高いのが実情だ。まぁ、各国どこでも国内線は独占なので、自国内航空運賃は高いのが通例なのだが。

政府・国会議員も、マスゴミも何時までも浅薄な議論をしていないで、大胆な発想をすべきだと、オイラは毎回ブイブイ・ブツブツと言っているのだが。

一粒で二度おいしいオイラのブログ:今日の画像と動画

上海リニア

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開業試運転中の動画

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