記者クラブさん、公開討論会で、なぜ民主党の「組織対策費」の使途不明金問題に口をつぐむのよ。
今朝のスパーモーニングは、小沢一郎御大が出演で、その討論場面を途中から見た。れいの鳥越俊太郎・大谷昭宏・三反園訓ら、オイラが如何わしいと受取っている卑しい面々なのだが。途中誰かの質問に小沢が答える内容が、多少やばくなりそうになると、誰かが話題を変え、小沢マンセーを繰り返していたような印象を受けた。
鳥越が、秋葉市長の「核の傘」からの離脱宣言に対して、菅首相は、核抑止力は重要だと言ったが、せっかくオバマ大統領が核兵器撤廃のプラハ宣言をしたのにと。これについてどう考えるかと質問した。小沢ははぐらかした回答をしたのに対して、それ以上の突っ込みはなし。オバマの本音は、1万発前後の在庫の核兵器のメンテナンスが大変だから、同じようなロシアと合意して、その数を大胆に減らしましょうということにすぎない。この鳥越は、「核の傘」から離脱して、回り核保有国の中で素っ裸になれという考えらしい。
まぁ、小沢がテレビに番組に出て、これだけ長時間喋ったのは、珍しいことだ。明日か明後日には、このサイトに動画が載るだろうから、保存しておくといい。
さて、昨日2日、日本記者クラブ主宰の菅直人と小沢一郎の公開討論会があったわけだが。
【公開討論会・詳報】(1)小沢氏「日本人の精神崩壊、始まりつつある」(2日午後) 続きで(1)~(8)まであり
そして、ここ数日のテレビ出演で、小沢は様々言質を取られたわけだが、この民主党の面々、言質を取られていても、とかく「屁の河童」になることが多いのであてにはならないことが多い。
検察審査会で、また「起訴相当」が出た場合どうするのかについて、小沢は「私は逃げない」との言質だったが、「逃げない」というコトバはちょっと抽象的だ。質問者はこれ以上の追及はしなかった。そのまま「推定無罪」で戦っていくという「逃げない」なのか、一旦役職から身を引くという意味なのか。一番肝心な答えになっていない。
小沢氏「今、鳩山さんの言葉を引用してお話になりました。私も逃げません」
--政治とカネの問題のつづきだ。検察審査会と別に、小沢さんの場合は3人の秘書経験者が逮捕され立件され公判が始まろうとしている。公設秘書もいるが、彼ら自身の政治資金を集めたのではなくて小沢さんの政治資金について起訴立件されたわけだ。虚偽記載額は計算にもよるが、18億に上るわけだが、分身でもある秘書が立件起訴されて公判が始まっている捜査は公平公正と考えているか、適正だったと考えているか管理責任についてはどう考えるか
小沢氏「あの、捜査は本来、公正に行われているものだと思っております。従いまして私が捜査についてとやかく言うつもりはありません。そう信じております。ただ、今お話のとおり、虚偽記載というものが何か実質的に犯罪を隠蔽(いんぺい)するためとか何とかということでなされたものでは決してないわけですね、これは捜査の結果分かっているわけであります。
ですから、その意味で、報告の形式、手続きに間違いがあったのではないかという意味で、責任を問われているわけであります。私もその責任を問われるということ自体について私自身も責任を感じておりますけれども、先ほどから申し上げております通り、強制捜査で国家権力によって強制捜査を1年有余やって不正な実質的な犯罪の事実はなかったということで検察当局から2度の不起訴の結論が出たわけでありますので、あとは報告書の事実関係あるいは認識の問題等についてのことだと思っております。ですから私はその意味では、事実上、何の1点のやましいこともありません。
ただ、秘書がそのような嫌疑をかけられて、そのようなことになったことについては私の不徳のいたすところ、責任であるということを否定するつもりはありません」
まぁ、散々「検察権力の横暴」と、手下議員、手下コメンテータに糾弾させ、検察が100%裁判で勝つ証拠が挙げられなく、不起訴とすれば、検察の判断は正しかった、これ以上のものはないとのことだ。しかし、検察は起訴とする極一部について立件が難しいと判断をしただけ。またこれが、最大の政局化になり、もし証拠が立証されない場合、検察に対して最大の糾弾が始まることでビビッタに過ぎないと思う。周辺からの圧力もそうとうなものだっただろう。だから都合よく検察審査会に下請けさせたのではないか?第一審査会でも、「不起訴不当」の議決が出ている。一般国民から見れば黒なのだよ。
今回、小沢が旧自民党の手法を使ってきて、政権をとった原動力の「組織対策費」の問題には、マスゴミは一切質問をしない。菅直人側でも今はタブーになっているようだ。
まっくろクロスケ出ておいで!小沢の闇がなぜ出てこない!2010年8月30日 (月)
再度指摘するが、今回の小沢の反発の原点はここにあるのではなかろうか。
組織対策費:民主・小沢代表時、22億円を2議員に 会計担当へ、使途明かさず 2010/01/08 毎日新聞 朝刊
民主党の小沢一郎幹事長が党代表に就いた06年以降、政治資金収支報告書が公開されている08年までの間に、党財務委員長だった2議員に「組織対策費」として計約22億円が党本部から集中的に支出されていることが分かった。 一度に億単位の支出も繰り返されているが、受領した議員側には収支報告書への記載義務はなく、使途は不明。こうした支出は小沢氏の代表就任前にはなく、毎日新聞は支出の理由や使途を民主党に尋ねたが「回答できない」としている。(社会面に関連記事)
2006年、前原代表のあと、小沢が代表になって、この「組織対策費」という民主党機密費が、湯水のごとく口座を変えて、使途不明金として使われていたことが、菅直人側の調査で判明したとのこと。これはガセではない事実らしい。それも小沢代表の手下数人の口座を通してとのこと。
政治資金収支報告書によると、組織対策費として民主党本部から議員側へ巨額の支出が始まったのは06年。同年4月に「偽メール問題」で前原誠司代表(当時、現国土交通相)が辞任、小沢氏が代表に就き、9月に無投票で再選されると旧執行部を刷新。新執行部が決まった同月25日、党の会計責任者である財務委員長になった山岡賢次衆院議員(現国会対策委員長)に6800万円が支出された。
06年の支出はこの1度だけだったが、参院選で勝利した07年は山岡氏に8月までに計10回、1回当たり5000万~2億5000万円、計16億円を支出。山岡氏は8月いっぱいで財務委員長を退いたが、11月~翌08年4月にも計4回、1回当たり100万~3000万円、計3510万円の支出があった。
財務委員長を引き継いだ佐藤泰介参院議員には08年に計5回、1回当たり500万~2億円、計5億3000万円が支出されていた。
組織対策費の議員あての支出は他に、輿石東参院議員会長に07年9月~08年11月の計4回、毎回1000万円で計4000万円が、選挙対策委員長を務めた鉢呂吉雄衆院議員に07年の計2回、計1500万円が支出されていたが、山岡、佐藤両議員への支出は突出している。
それまで組織対策費は、主に弁護士への報酬や顧問料として支出されていた。 組織対策費について民主党本部の報道担当は「法律にのっとり適切にやっている」と口頭で答えたが、文書回答を求めたところ「回答できないということでいい」と転じた。山岡氏の事務所は「回答はしない」、佐藤氏は「組織のために使った。政治資金規正法にのっとり、財務委員長として適切に処理した」とだけ述べた。【政治資金問題取材班】
小沢の手下、山岡賢次・佐藤泰介・輿石東・鉢呂吉雄らの特定4人に使途不明金を民主党「組織対策費」として渡していたわけだ。昨年09年5月まで小沢は代表だった。幹事長は鳩ポッポで、鳩ポッポも十分その件に絡んでいたわけだ。その後6月まで、小沢は幹事長。この時までカネに関しては、小沢はやりたいようにやっていたとの推測が立つ。09年の収支報告書がどうなっているのか分からないが、小宮山洋子財務委員長が、会計帳簿を再度専門家にチェックしてもらっている状態だ。これが小沢の怒りに繋がったと見る。
もちろんこれは政治資金規正法違反には引っかからないらしいが(組織活動費)、党のカネを、それも少なくても18億円ものカネが4人の手下議員の裁量で使途不明金として使われたことは、あまりにも度を越している。党のカネだから、他党が口を挟むことはないかもしれないが、少なくてもその中には、公金(税金)がかなり混じっている。国民に多いに関係することなのだ。
もし、当時の小沢代表と鳩山幹事長のまったくの一存で行われたとしたら、背任になるとも言える。まぁ、それを許していた菅直人を含めて他の議員の責任、組織の責任ともなるわけで、みっともないことになるから、これ以上追求されないかもしれない。自民党も過去やってきたことだから、追及の矛先は鈍るだろうが。しかし国民の税金である政党助成金が投入されている現在、これは通らないことだろう。本来は。
◇使途不明の「党機密費」
民主党が2議員に支出した計約22億円の「組織対策費」は、政治資金規正法の「組織活動費」に区分され、同法上は議員側の手書きの領収書さえあれば使途の説明は不要で、政治資金のため議員側が税務申告する必要もない。
しかし、山岡賢次氏への支出だけでも07年は16億円に達し、同年度の政府予算の官房機密費14億6156万円余を上回る。組織対策費が一種の「党機密費」としてブラックボックス化している。
組織活動費は自民党政権下でたびたび問題化し、選挙のてこ入れや野党対策、党本部を経由した企業からの迂回(うかい)献金などとの疑惑が指摘された。01年には市民団体が、98~99年に党幹事長として計73回、計11億円余を受領した森喜朗首相(当時)を政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で東京地検に告発した(後に不起訴)。
小沢一郎代表就任後の民主党は、この自民党の「手法」を取り入れた格好だが、民主党はマニフェストで、財政の透明化や税金の無駄遣い根絶のため国の予算や官庁の徹底的な情報公開を掲げている。
09年には国庫から136億円余の政党交付金も受けており、自らの政治資金について明確な説明が求められている。【杉本修作】
今回の公開討論会での両者への質問で「政治と金」について、一切この件は記者から出なかった。これを追求するのは、オマエらしかいないだろう。それとも皆がアウンの呼吸でこの件を出さないのか?オイラはこのカネの一部を、マスゴミ界も十分お世話になっていると見ているが。
一粒で二度おいしいオイラのブログ:今日の画像
「政治とカネ」はどこかで延々続いている。
要は塀の内側に落ちるか、外側に落ちるか。
シッポを出してしまうか、隠しとおせるか。
小沢も、20年前とは違って、頭も衰えて来ただろうに。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
川内博史のテレビ発言
「挙党体制とは小沢先生の下にみんなが集まって、
誰(どの民主党議員)に聞いても09マニフェストを胸に
『これに忠実にやります』と言える、そんな体制です」
山岡賢次のテレビ発言
「確かに就任直後の支持率は数%かもしれませんが、着実に仕事をしていけば3年後には支持率は急上昇ですから」
⇒政界の原野商法。あれがマルチ商法って奴なのかなあ、とふと思った
投稿: アイヤー | 2010年9月 4日 (土) 10時03分
小沢一郎の著書『日本改造計画』71ページ
『1億2000万人の目で政治資金を監視せよ。
政治資金制度の改革、政治資金の全面公開と政治資金への公的助成の拡大。
政治資金をめぐる一番の問題は、資金が巨額である反面、その流れが著しく不透明である事、政治家が政治資金で私腹を肥やしたり、公正であるべき政策決定がカネで歪められているのではないか、疑念を持たれる事である。』
→やっぱりこの本はゴーストライターが書いた本だね。
だって、未だに小沢は、これと全く反対なことをやっている。
投稿: 若老人 | 2010年9月 4日 (土) 11時01分
アンチ民主党の者だが。
そりゃ、菅直人側も怒るわけだ。
小沢派が当初30人だったのが、150人に増えている。
それは、小沢とその手下らが、民主党の政治資金を流用して、小沢派を増やす費用に回したことが判明しているからだ。
小沢チルドレンはいったい、手下の山岡らから、いくら援助してもらったんだ?1000万円?2000万円?いやそれ以上?
投稿: taratine | 2010年9月 4日 (土) 11時36分
今回の民主党の代表選。投票権を持つサポーターには、外国人でもなれる。野党時代には、それでも問題は起こらないが、今回はおおいに違うことになる。
外国人サポーターが、どちらかに投票。有効票として機能する。それにより民主党の代表が決まる。
その代表が、事実上、総理大臣になる。もちろん間接的とはなるが、今回の場合には確実に総理大臣に直結となる。
これは、確実に憲法違反となる。法というのは、あくまで実態が重要視されるから。
だから、今回の代表選は、憲法違反となり、選挙は無効となる。
投稿: アララ | 2010年9月 4日 (土) 17時21分
小沢か管、どちらが有能か?
どちらの政策の方が望ましいか?
どちらが首相に相応しいか?
なんて議論自体が既に的外れ、
茶番劇なわけです。
秘書が三人も逮捕された時点で小沢は
国の最高責任者候補失格なわけです。
投稿: 闇からの声 | 2010年9月 4日 (土) 20時17分
民主党代表選に立候補した小沢一郎前幹事長のキャッチフレーズが2日、「僕には夢がある。国民の生活が第一。」に決まった。これを記載したチラシを10万枚作成し、3日以降、希望する党員・サポーターに配布する。一方、菅直人首相のキャッチフレーズは「元気な日本の復活を目指して」に決まった。
小沢一郎の夢ってあれだ、マンションいっぱい買ってそれぞれに人種の違う女住まわせて日替わりで楽しむってやつだろ?
投稿: アイヤー | 2010年9月 5日 (日) 11時18分