母性本能の喪失と発情本能の行動：大阪西区のマンション内2児遺棄事件

オイラのブログでは、あまり取り上げないことにしている種類の記事になってしまうが。

日曜日、孫兄弟とウチの前の海岸で、ボード遊び、浮き輪遊び、砂遊びをして、ワイワイキャアキャア、ジージとしてもしっかり孫に遊んでもらった。今回の大阪市西区のマンション室内で遺体となって見つかった幼い姉弟（３歳と2歳）。実に胸が痛む。このくらいの年齢は手は大変かかるが、本当に可愛い、愛くるしいものだ。

オイラの愛読しているブログでも、かなりこの件を記事にしている。

人口1億2千万人以上いると、このような事件は当然多く発生しているのかもしれない。数年前には、母子家庭で、母親が、邪魔だと娘を橋から突き落とし死なせてしまった事件があった。ついでに、隣の家のその子の友達の男の子まで、自分の家に引き込み、首を絞めて殺してしまった事件もあったね。この母親も風俗関係が絡んでいたとか。

これほど大騒ぎにならなくても、昔からこのような事件はかなり多くあったはずだと思う。だが傾向として、この手（育児放棄で死に至らせる）の事件は増えている傾向にあるのか、毎年定量的にある事件なのか分からない。

この母親の生い立ちなども、今回の事件に至るまでに、かなり関係しているのではないだろうか。またメスとしての母性本能喪失に至ったのは何だったのだろう。

「１月から日常的に放置」外泊繰り返す　大阪・２児遺棄2010年8月2日

大阪市西区のマンション室内で幼い姉弟の遺体が見つかった事件で、母親の風俗店員下村早苗容疑者（２３）＝死体遺棄容疑で逮捕＝が「大阪に転居した１月から日常的に子どもを置き去りにした」と供述していることが、大阪府警への取材でわかった。 　

府警や関係者によると、下村容疑者は１月、名古屋市の飲食店から大阪市中央区の風俗店に移った。名古屋では女性従業員用の託児所が用意されていた。大阪では従業員用の託児所は用意されていなかったという。 　

下村容疑者は託児所を探すことができず、２児を室内に残したまま出勤していた。当初は出勤時だけだったが、次第に不特定の男性と外泊するようになり、２児を部屋に放置したまま、数日間家を空けることもあったという。 　

外泊先の多くは自宅から徒歩約１０分の距離にあるホテルだった。６月下旬にマンションを出てからは、男性とホテル暮らしをしたり、妹の家に泊まったりしていたという。妹には「子どもは人に預けたから大丈夫」と説明したという。 　

一方、捜査関係者によると、マンション室内の居間に入るドアにあった粘着テープの跡は、現場検証の結果、最近張られた可能性が高いことが判明した。テープはドアの上部、中部、下部に水平に複数枚が張られていたとみられ、府警はテープ跡の成分などを鑑定している。下村容疑者が７月２９日午後６時ごろ一時帰宅した際にはがしたとみて事情を聴いている。

この3歳の姉と2歳の弟が、どのような状態で、死んでいったのか、想像するだけで痛ましい。

このごろは、ブログが大流行で、この容疑者も嘗てブログで自分の子育ての喜びをつづっていて、そこからある一部が見えてくるようだ。

やはり、この容疑者の家庭は複雑だったようで、父親は高校ラクビーの有名監督だった。しかし、離婚して3人の娘を引き取り、男手で育てたらしい。再婚で新しい母親にも馴染めず、中学時代は家出を繰り返したとか。

そして、この容疑者も子供を生んだあと、昨年5月に離婚して自分で引き取り生活をしていたようだ。勤めていた風俗店の借りていたマンションに住んでいた。そしてそこで事件は起こった。

　知人によると、下村容疑者はインターネット上のソーシャル・ネットワーキング・サービス（ＳＮＳ）に会員登録し、複数のページに日記や写真を投稿。書き込みは６月以降に頻繁になっていた。 　

下村容疑者は府警の調べに「６月下旬、部屋のドアを粘着テープで固定し、２児を閉じこめたまま家を出た」と供述している。ほぼ同時期の６月２９日夜～３０日未明、サッカーＷ杯日本代表のユニホームを着てパラグアイ戦をテレビ放映する店を訪れた様子や、南アフリカ大会で話題になったブブゼラを持つ姿などの写真約２０枚も投稿していた。 　

「夏は遊ぶぞ」「ジェット（スキー）いこね」。７月１９日の日記には神戸の須磨海岸を訪れたことを「今年初海なう～」と報告し、友人たちとはしゃぐ姿を掲載していた。 　大阪・ミナミのクラブで友人らと酒を飲む写真も多く、７月２４日、「ノリで」訪れたという未明の大阪城公園での写真も掲載されていた。最後の写真は逮捕２日前の７月２８日。夜明けの空の写真とともに、一言「元気ですか」とつづっていた。 　

下村容疑者が訪れていた大阪・ミナミのクラブの関係者によると、同容疑者は愛想がよく、店で知り合った友人らに「さなちゃん」と呼ばれ、初対面の男性らとも朝方まで一緒に飲むことが多かった。関係者は「一度『誰かに優しくされたいんです』と話していたのが印象的だった。振り返ってみると、何かを忘れるためにはしゃいでいたようにも思える」と話した。

まさに母親としては、鬼女といわれても仕方が無い。なぜ社会は未然に防ぐことができなかったのかという批判も多い。

大阪２幼児放置死亡事件で、警察官の立ち入り権を認められないと児童虐待防止法改正した民主党は、不作為の立法責任が問われる。：2010年8月2日 月曜日

民主党は警察権力が拡大する事で児童虐待防止法改正案で憲法に定める令状主義に反するということで、裁判所からの令状がなければ強制立ち入りが出来なくなった。警察の違法捜査を恐れたからだろう。

しかしこれは刑事捜査ではなく児童の生存・安全を確認するという行政措置なのだから警察権限の拡大ではない。

児童相談所は五回も家庭訪問しているが結局は二人の幼児の命が救えなかった。近所からの児童虐待の疑いもあって何度も通報があったのだから強制立ち入りが出来れば救えたはずだ。それを民主党の強い反対で改正は骨抜きにされてしまった。

未然に防ぐには、行政官が、警察が瞬時に立ち入りが出来なければ、やはり防ぐことはできない。しかしそうするには、裁判所の令状が無くては出来ないことになっていたとか。そのように手間の掛かるように、民主党が改正してしまったとか。やっぱおかしな思考の人権屋が多いからね。この民主党は。

自分の時間が…幼児死体遺棄“鬼母”の父は有名監督―日本国解体法案を推進する民主党は、根源まで遡れば、下村早苗のメンタリティーと結局は何も変わらない!!2010年8月1日日曜日

しかし、この問題の社会的背景は考えてみる必要があります。日本国内でも最近では他にも幼児虐待が頻繁におこっていますが、このようなことが最近とくにおこるのは、戦後の誤った民主主義教育による個人主義的な風潮がこうしたことを助長していることは否めないと思います。戦後どんどん、進んだ成れの果てが、この事件ということではないかと思います。

日本国解体を推進すれば、さらに誤った個人主義というより、本質的には、利己主義が助長され、こうしたことをさらに推進することになります。こうしたことによる、損害・実害はとても、数字に表すこともできないことも含めて、甚大なものになることでしょう。戦後の誤った民主主義教育や、個人主義的な風潮のなかには、日教組をはじめとする左翼思想が多大影響を与えています。

特に、民主党が推進する選択的夫婦別姓に関しては、このようなことに拍車をかける可能性が濃厚です。アメリカでは、いわゆるリベラリスの中でもフェミニストという連中が、積極的にライフスタイルとしての実質的な夫婦別姓を主導してきました。その挙句の果てに、アメリカでの、離婚率は現在50%以上です、今日結婚したカップルの実に半数以上が確実に離婚します。

オイラのアパートの住人なのだが、旦那と離婚して3人の子供と一緒に生活保護で暮らしている。6帖+4帖+台所+バストイレという狭い部屋だが。隣の部屋が妹夫婦。そして両親が、近くのアパートに住んでいてよく面倒を見に来る。なんとか皆で助け合って暮らしている。オイラ家主としてウチのミカンを1大袋づつ、クリスマス、正月、1月の終わり、2月とだいたい4回ほど毎年ドアの外にさりげなく置いておく。

その子供達は貧しくとも、誇りを持って、親（母親）と祖父母と叔母の深い愛情を受けて、すくすく大きくなって来ている。きっと将来いい親になるだろう。

本来母親の母性愛というのは、父親では絶対想像もつかないほど深いものだと感じる。動物の世界での母親は、その子供が独り立ちできるまで、わが身を犠牲にしてまでも一緒にいて育て上げる。人間から見ると僅かな期間に見えるが、それは感覚としては人間の期間と同じくらいあるだろう。それをさせているのが、母性愛、母性本能だ。そしてその源はホルモンの作用であることが分かっている。

しかし、その動物も幼い時、なにかの事情で母親と一緒でなかったり、愛情を受けられなかったりした場合、将来母親となっても、育児放棄をしてしまう例が多くあるといわれる。また母親の方も、育児に理想的な環境で無い場合、育児を放棄してしまうことが多いとも聞いている。

人間といっても、所詮動物から進化したもの。動物の持っているイロイロな本能が組み込まれている。海カメは、砂の中に卵を産んであとは知らん顔。砂の中、熱で自然に卵は孵る。一般に鳥類は、メスとオスがある期間交代で卵を温め、卵が孵るとやはり交代でエサを口移しで与える。これもオス・メス共同作業。メスはともかくなぜオスもだが、父性愛を出すホルモンの働きなのだろう。ペンギンなぞも夫婦でかいがいしく子育てをしている。

哺乳類に関しては、母親のみで父親は関知しない種類が多いようだ。ただオオカミやジャッカルの類は、父親も子育てに参加する。象類は、母親のみならず、家族全員で子育てをするようだ。あるチンパンジーなどは、死んだわが子をミイラになっても身近に置いておくなんてのも時々いるらしい。母性愛過剰なのか、全然違う意味なのか分からない。

しかし、母親だけにしろ、夫婦共同にしろ、これらは、その子供が独り立ちできるまでのことであり、あとは子供・オスメス夫婦は全くの他人同士になってしまう。その後はオスはまた別のメスに種撒きをして、子孫を残していく。またオスメス共同で子育てをするかは、種類によって違う。

これらと人間の違うところは、人間は子供の独り立ちを見極める時期が曖昧なことと、子供に対して永遠の愛情（たとえ薄くとも）を持っていることだろう。これは進化で知能と感情が大発達したことによる。また一般に夫婦は永遠な方がいいというのは、人類数千年をかけての進化の結論なのだろう。国々はそれを法律でも縛っている。

しかし、現在の人類でも、哺乳類の持っているある種本能の一部は、くみこまれているようだ。こんなのネットで見つけた。

母親は風俗で稼いでいた。つまり見知らぬ男と常時セックスに励んでいたわけだ。人間とて野生の本能を一部残している。

新しいオスのライオンは、以前のオスのライオンの子供を皆殺しにする。すると母親ライオンは、母性本能を無くされ、そのオスライオンを恨むどころか、発情してセックスに励むようになる。

セックスというのは、いわば麻薬のようなものであり、旧の母性本能を消してしまう効果もある。だんだん二人の子供に対する母性本能が消えていって、親身になって協力してくれる（父親・親・親戚・友人）人もいなく、だんだん子供が邪魔と考えるようになっていったのではないだろうか。母性本能が消されて、発情期の女になっていった。

容疑者は、風俗店にいたそうだ。週に相当な数のお客とセックスに励んでいただろう。その中に特定な男性もいただろう。女性にとって、セックスはある種麻薬のようなものである。ヤクザっぽいオトコが、特定のオンナをものにするのは、セックス漬けにするそうだ。覚せい剤まで使うこともあるらしい。

その中でも逞しく子育てを仕上げる母親もいるが、それは子供を代わりに面倒を見てくれる環境がある場合が多い。親や親戚、施設とか。

今回の場合には、完全に母性本能を狂わされてしまうという、アリ地獄に落ち込んでしまったのではないだろうか。そう母性本能が消され、発情本能が勝ってしまった。これを倫理面で見るのは、大変難しい。

ネットの発達で、今や若い女性が商品の陳列棚のように並んでいるサイトが非常に多くなった。つまり男性用発情サイトが全開というように。この中にこの容疑者もいたようだ。これがいいのか、悪いのか、単純にオイラは回答を出せない。

この容疑者を単純に鬼母に仕立て上げることは出来るが、母性本能喪失の一例として、区別すべきに思う。発情作用発揮の環境になかったら、年齢的に発情発揮が穏やかなら、きっとこの容疑者の母性本能は勝っただろう。

このような事件の再発は防げるか？多分全てを防ぐことは難しいというのがオイラの感覚。まぁ、マスゴミ・テレビがキャンペーンを張って、この問題を取り上げることは、啓蒙として役立つとは思う。一罰百回としてしか手段はないと思う。

子供を持った夫婦は離婚してはいけない。ましてその子供が独り立ちできるまでは、絶対してはいけない。夫婦ツガイで愛情もって育てるよう自分の本能を磨くべきなのだ。何があっても双方ガマンすべきなのだ。子供は猫や犬のようなペットではない。母親は少なくても、子育ての間は、この浮世に流されてはいけない。子供のより良い成長には、母親の愛、父親の愛の両方が必要だからね。親は子供の「肥やし」になる時期が必要なのだよ。これ定説だからね。

一粒で二度おいしいオイラのブログ：今日の画像

笑ってしまうことは

不謹慎かもしれないが

せめて、最後の遺言だけは

漢字を間違えないように！

そんな事だから、あんたは・・・・・・・！

青木ヶ原樹海にて

祝う・・・・・・×

呪う・・・・・正解