まっくろクロスケ出ておいで!小沢の闇がなぜ出てこない!
昨年は冷夏で、たしか8月初旬が梅雨明けだった。それに引き換え今年の夏は、日本の上空は灼熱の高気圧にいつまでも覆われ、真夏日・猛暑日がまだまだ9月まで続くと言われている。そして、今日は、民主党政権交代選挙1周年目である。本来なら民主党員全員で乾杯というところだろうが、それどころではない。(オイラ:よく1年持ったというところ)
素人のオイラでさえ、昨年の今頃のブログを読み返すと、民主党の公約の実現性のないことは、見通していた。それがマスメディアのほとんどが、そんな憂いはなく、政権交代に酔いしれていた。いかにテレビ・新聞の関係者が劣悪どもの集まりだったか。いやそんなことはない、彼らは過去からジャーナリストとしての分別は、わきまえていたはずだ。やがてこうなる憂いは、見通していたはずなのだ。
それはなぜ?オイラは、もう一つの疑い、つまりテレビ・新聞が、マスメディア関係者が、ある意味買収され、世論作りをしていたのではないかという疑いを、なおさら濃く持つようになっている。
イラ菅の「(小沢は)しばらくおとなしくしていたほうがいい」の発言だけで、小沢がこんなに憤るだろうか?いやもっと小沢にとってのアキレス腱を、反小沢派の執行部がいじくり始めたことに、大反発をしたのではないのか。それは例の検察審査会なんてものではなく、もっと致命傷なことではないのか。
今日午後1時から、今回の代表選の件で、小沢・鳩山・興石が会談。どういう結論になったのか、わからないが、今夜菅首相と小沢が会談をする運びとなったようだ。なんとか小沢の出馬を回避させようとの思惑のようだ。結果は今夜に判明するのか。
さて、この件は今年1月8日に各新聞が取り上げたのだが、
代表選で再び注目が集まる「組織活動(対策)費」の闇2010/08/30阿比留瑠比さん
8月2日付の毎日新聞は「民主、『組対費』廃止へ 小宮山財務委員長 不透明支出排除」と書いていました。記事にはこうありました。
「民主党の小宮山洋子財務委員長は毎日新聞のインタビューに応じ、使途が不透明と指摘されている「組織対策費(組対費)」名目での支出は行わない考えを明らかにした。組対費は小沢一郎氏が党代表だった06~08年、当時財務委員長だった山岡賢次衆院議員、佐藤泰介あてに計約22億円が支出されたが、使途は明らかにされていない。
(中略)また(小宮山氏は)『過去の会計帳簿を専門家に再チェックしてもらっている』と述べ、組対費を含めた過去の支出について調査していることを明らかにした」 これを読んだときは、菅執行部もやるじゃないか、これだけ小沢氏サイドが嫌がりそうなことを堂々と、と感じた次第です。
これは是非徹底的にやってほしいものだと。さらに、29日の読売新聞にはベタですが「小沢代表当時の資金配分を調査 菅氏側」という記事がありました。こんな内容です。
「菅首相に近い民主党幹部は28日、小沢一郎前幹事長が2006~09年の代表当時、『組織対策費』として特定議員に政治資金を集中的に配分していたことを問題視し、調査に入っていることを明らかにした。9月の党代表選で小沢氏の政治とカネの問題に焦点をあてることで、首相支持につなげる狙いがあるようだ」
小沢一郎のこの手の疑惑は、新進党解党時、自由党解党時からあり、例の藤井財務大臣の辞任も、病気のせいではなく、頭にきたせいでもなく、この件を野党にちくちく追求され、事が大きくなるのを防ぎたかったのではとオイラも感じていたのだが。
組織対策費として、なんと22億円が、特定の議員に支給され、それが何に使われたのか一切わからない。そういえば、この土・日のテレビには、この山岡賢次が出ずっぱりだった。さすが野党時代国対委員長で、自民党と丁々発止やりあっただけのことはあって、テレビ番組でも、「ああ言えば、こう言う、山岡言う」でまるでマルチ商法セミナーの講演者のように、突っ込みどころを跳ね返すような早口で、小沢賞賛をしていた。
この山岡賢次の出目もはっきりしていない。山岡荘八の家に養子で上がりこんだとかイロイロ噂がある。血縁関係はない。
使途が不明で、特定者しかわからない。もとはといえば民主党のカネなのに。だからそのカネを、組織対策費として、小泉政権以後、参院選に勝つために、総選挙に勝つために、テレビの記者・制作者・コメンテーター、新聞の記者・論説委員、御用学者、評論家、ジャーナリストに密かにばら撒いていたと勘ぐられてもしかたがない。政権交代で与党になってしまえば、各機密費を当てることが出来る。NHK論説員のトイレ自殺の件も気になるところだ。
鳩ポッポのママからの莫大なカネ、小沢の蓄財、組織対策費これだけでも、使途不明金が数十億円となる。そして未だに明確な使途が不明なのだ。
危うし山岡賢次、どうする輿石東。「組織対策費」でついに小沢神輿も脱線転覆か2010/08/29
組織対策費:民主・小沢代表時、22億円を2議員に 会計担当へ、使途明かさず 2010/01/08 毎日新聞 朝刊
民主党の小沢一郎幹事長が党代表に就いた06年以降、政治資金収支報告書が公開されている08年までの間に、党財務委員長だった2議員に「組織対策費」として計約22億円が党本部から集中的に支出されていることが分かった。
一度に億単位の支出も繰り返されているが、受領した議員側には収支報告書への記載義務はなく、使途は不明。こうした支出は小沢氏の代表就任前にはなく、毎日新聞は支出の理由や使途を民主党に尋ねたが「回答できない」としている。(社会面に関連記事)
同様の支出は自民党政権時も問題視され、01年に当時の森喜朗首相が政治資金規正法違反容疑で刑事告発された(不起訴)。国庫からの政党交付金を受領する党本部から使途不明の巨額資金を支出することは、情報公開を掲げる民主党の理念とも乖離(かいり)しており、説明責任が問われそうだ。
政治資金収支報告書によると、組織対策費として民主党本部から議員側へ巨額の支出が始まったのは06年。同年4月に「偽メール問題」で前原誠司代表(当時、現国土交通相)が辞任、小沢氏が代表に就き、9月に無投票で再選されると旧執行部を刷新。新執行部が決まった同月25日、党の会計責任者である財務委員長になった山岡賢次衆院議員(現国会対策委員長)に6800万円が支出された。
06年の支出はこの1度だけだったが、参院選で勝利した07年は山岡氏に8月までに計10回、1回当たり5000万~2億5000万円、計16億円を支出。山岡氏は8月いっぱいで財務委員長を退いたが、11月~翌08年4月にも計4回、1回当たり100万~3000万円、計3510万円の支出があった。財務委員長を引き継いだ佐藤泰介参院議員には08年に計5回、1回当たり500万~2億円、計5億3000万円が支出されていた。
組織対策費の議員あての支出は他に、輿石東参院議員会長に07年9月~08年11月の計4回、毎回1000万円で計4000万円が、選挙対策委員長を務めた鉢呂吉雄衆院議員に07年の計2回、計1500万円が支出されていたが、山岡、佐藤両議員への支出は突出している。それまで組織対策費は、主に弁護士への報酬や顧問料として支出されていた。
組織対策費について民主党本部の報道担当は「法律にのっとり適切にやっている」と口頭で答えたが、文書回答を求めたところ「回答できないということでいい」と転じた。山岡氏の事務所は「回答はしない」、佐藤氏は「組織のために使った。政治資金規正法にのっとり、財務委員長として適切に処理した」とだけ述べた。【政治資金問題取材班】
また、このやり方はもっと前に遡る。小沢一郎は常習犯のような。
組織対策費:新進・自由党でも75億円 藤井前財務相に31億円 2010/01/08 毎日新聞 朝刊
◇2議員は「知らない」
民主党の小沢一郎幹事長が代表時の06~08年に党本部から財務委員長の2議員に支出された計約22億円の「組織対策費」。議員名の領収書さえあれば使途の説明を求められないこうした支出は、小沢氏が過去に率いた新進、自由両党でも、4議員に計75億円余が集中的に支出されていた。
このうち計約31億円は、辞任した藤井裕久前財務相あて。他の3議員のうち2議員は「まったく知らない」などと話しており、名義借りの疑いも出てきた。【政治資金問題取材班】
新進党は94年12月に結成され、95年12月に党首が海部俊樹元首相(引退)から小沢氏に交代。政治資金収支報告書によると、96年8月、幹事長だった米沢隆元衆院議員(同)に組織対策費として4億1092万円が党本部から支出された。その後、幹事長は西岡武夫参院議院運営委員長(現民主)に代わり、12月に23億7350万円、97年には計2回で計6億1554万円が西岡氏に支出された。
新進党は97年12月に解散し、小沢氏は98年1月に自由党を結成して党首に。同年には幹事長だった野田毅元自治相(現自民)に計2回、計10億1348万円が党本部から組織対策費として支出され、後任幹事長だった藤井裕久前財務相(現民主)には99年4月~03年9月の解党まで計12回、計31億3623万円の支出があった。
他に組織対策費としての議員への支出は、国政選挙時に立候補者へ数百万~1000万円を一律配布しただけだった。 両党から4議員への支出は計75億4969万円に上る。
こうした支出について米沢氏は「そういう金額の大きいものを出し入れしたのは記憶にない。(領収書への)サインもしていない」と受け取りを否定。「96年なら(10月にあった衆院選の)選挙対策費じゃないか。候補者には選挙運動のために金がいるという話はしょっちゅう出ていた」と指摘した。
西岡氏も「まったく知らない。本人が受け取ってない金が(収支報告書に)載っているというのは変な話」と受領を全面否定。「(使途の)想像はできない。それだけ(資金が)あったら(政治)グループ作ってますよ」と語った。
また、野田氏は「(当時)幹事長だからサインだけした。全然金に触ってない。(受領した98年には)参院選があって、その対策費に使っているはず」と話した。藤井氏の事務所には12月中旬に質問状を出したが、現在まで回答はない。
新進、自由両党の会計事務担当者は当時、小沢氏の「金庫番」と言われた側近(故人)が務めており、野田氏は側近の実名を出して、「使途が分かっているのは彼」と指摘した。 また、小沢氏の事務所にも取材を申し込んだが、回答はなかった。
官房機密費、外務機密費なんてだけじゃなく、党機密費なんてのもあるんだ。
◇使途不明の「党機密費」
民主党が2議員に支出した計約22億円の「組織対策費」は、政治資金規正法の「組織活動費」に区分され、同法上は議員側の手書きの領収書さえあれば使途の説明は不要で、政治資金のため議員側が税務申告する必要もない。しかし、山岡賢次氏への支出だけでも07年は16億円に達し、同年度の政府予算の官房機密費14億6156万円余を上回る。組織対策費が一種の「党機密費」としてブラックボックス化している。
組織活動費は自民党政権下でたびたび問題化し、選挙のてこ入れや野党対策、党本部を経由した企業からの迂回(うかい)献金などとの疑惑が指摘された。01年には市民団体が、98~99年に党幹事長として計73回、計11億円余を受領した森喜朗首相(当時)を政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で東京地検に告発した(後に不起訴)。
小沢一郎代表就任後の民主党は、この自民党の「手法」を取り入れた格好だが、民主党はマニフェストで、財政の透明化や税金の無駄遣い根絶のため国の予算や官庁の徹底的な情報公開を掲げている。 09年には国庫から136億円余の政党交付金も受けており、自らの政治資金について明確な説明が求められている。【杉本修作】
我々の税金である政党助成金も含まれている党のカネがこんなに杜撰に会計がなされているとは、ビックリしてしまう。それも党首の采配でどうにでも使われる。
多分小沢の怒りは、仙石や枝野がその辺に手を突っ込み、小沢を揺さぶり始めたのが原因ではないだろうか。小沢にまつわるこのようなカネの総計は100億円を超えるのではないだろうか。これが法に触れるかどうかより、国会議員としての道義的責任の問題はどうなるのか。
道義的責任: 常識に照らし、社会批判(後ろ指をさされる)を受けてもしかたのないルール違反に伴う責任
法的責任: 「国家権力の制裁を伴う」+「道義的責任」のこと
一般国民の感じる小沢の「まっくろクロスケ」は、検察審査会の案件を超えたところにあるのが、民主党議員は認めようとしないのか、新人なので知らないのか。不思議な話なのだ。みんなで庇っているのかいな。
一粒で二度おいしいオイラのブログ: 今日の画像
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コメント
結局30日の夜の会談は、小沢ではなく、鳩山と菅直人との会談になり、翌日に小沢、菅との会談の予定とか。
菅も鳩山も人事の話は一切していないと強調していたが、トロイカ+1で今後はやっていくということは人事そのものじゃないか(爆)
まったく小沢のシナリオどおり。
これで小沢は、「汚いカネ」追及の矢面に立たずにすむ。
支持率10%の総理就任を回避できる。
で、党のカネは思いどおり。
投稿: tin | 2010年8月31日 (火) 07時15分
小沢が仙石や枝野を降ろそうとする理由はこれだなw
やっぱり、小沢は黒だなwww
投稿: aaayyy | 2010年8月31日 (火) 09時01分
◇組織対策費◇
政治資金規正法の「組織活動費」に分類され、政治資金収支報告書に記載される。領収書があれば議員ら個人あてに
支出することも可能で、その後の使途を明らかにする必要はない。受領した議員の個人所得とはならず、議員側が
自身の収支報告書に記載する義務もない。
要するに、 裏 金 ってことですね
投稿: aiyaa | 2010年8月31日 (火) 09時04分
マスコミ手当てでしょwww
(民主党機密費は貰いましたが、)
官房機密費は貰ってません!!
投稿: マック | 2010年8月31日 (火) 09時09分
数日前まで威勢の良かった小沢・鳩山が、急に手打ちもにおわせ始めたのは、
これが原因だったのかね・・・?
投稿: マック2 | 2010年8月31日 (火) 09時22分
自民党から脱落した小沢が、凄い景気対策が打てるかのような報道も
おかしいですよね?
虚像を作り上げているマスコミも異常です、
個人的には小沢はチキンだと思いますwww
投稿: あやや | 2010年8月31日 (火) 09時23分
仙谷の子供手当(笑)の問題やら、この問題なんかが、代表選をやればエスカレートし、
嫌でもマスコミに露出し続け、有権者への周知は必至だからな。
無投票にしようと泣きながら談合しているのも、動機の一つは「疑惑隠し」だろう。
まさに隠蔽体質そのもの。
クリーンな政治(笑)
投稿: マック3 | 2010年8月31日 (火) 09時25分
● パチ屋はマネーロンダリングの温床!! 在日脱税特権 「 五個条の御誓文 」 とあわせて2度ウマーー
□ 洗いたいお金でパチンコ玉を貸してもらいます。
覚せい剤の売上金でも、脱税の隠し資産でも、パチ屋はなんの疑いもなく暖かく受け入れてくれます。
□ 貸して貰った玉をカウンターに流し込み、特殊な景品と交換します。
□ それをTUCに持っていくと、きれいな現金になります。
□ 多額の現金を所持しているところを警察に押さえられても、
「 TUCで得たお金だもんね、疑うならTUCを調べればいいじゃん 」 って言えば警察は沈黙します。
※ 公営ギャンブルはマネロンには不向きです。当たり前ですが、外れる確率が高すぎるからです。
投稿: 瓢箪 | 2010年8月31日 (火) 09時32分
組対費の原資は、議員の調査研究のため国会が議員1人当たり月65万円をまとめて各党・会派に提供する
立法事務費が主に充てられ、党の正式口座である「財務委員長口座」に入金された。
その後、「財務委員長口(ぐち)口座」という別口座に仮払いの形でいったん移され、すぐに引き出されて財務委員長室の金庫でプールされていた。
別口座は山岡氏が財務委員長在任中の06年12月、党職員に指示して開設されたという。
小沢ビビる帳簿流出!国会での野党対策“生け贄”情報も
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100828/plt1008281341002-n2.htm
「小沢氏が、代表時代と幹事長時代の帳簿など党内資料がコピーされ、大手新聞社Aと出版社Bに提供されたという話だ。『反小沢』色が強い議員2人の名前が挙がっている。小沢氏の失脚を狙ったものだろう」
党で帳簿が必要なものといえば、党の予算管理、政党交付金の使途などが考えられるが、データ流出が確認されたわけではない。そもそも、帳簿などに曇りがなければ流出も恐れることもない。
ただ、この情報が菅支持、小沢支持両グループで語られ、双方を疑心暗鬼にさせ、対立をあおっているのは事実だ。
投稿: 陳湖臭 | 2010年8月31日 (火) 11時03分
民主党の小沢一郎前幹事長は31日午後、鳩山由紀夫前首相らとの会談後、記者団の「菅直人首相と会う予定はあるか」との問いかけに対し、「いや、ありません」と答えた。2010.8.31 14:28 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100831/stt1008311430008-n1.htm
投稿: 早耳 | 2010年8月31日 (火) 15時48分