参院選の祭りと町内会の祭りも同時に終わった。民主党、凋落の道をひた走りか？

土日は町内の祭りだった。毎回パターンは決まっている。町内の区域内に縄を張り、それにオシダを取り付け、公民館の倉庫に置いてある、神輿や祭具を持って来て、テントを張ってそこをお神酒所とする。

オイラの祝儀は5千円と日本酒「久保田」。「久保田」はあっという間に飲み干された。

子供達に神輿を担がせ、3時間ぐらい町内を練り歩き、その後は大人の時間。イロイロな料理が出て来て、各種アルコールは呑み放題。若い連中は、BBQの係り。ほとんど夫婦で参加なので、ホステス・ホストに早変わり。一時流行ったカラオケ大会も今はナリを沈め、ただただ雑談に興じる。もうカラオケも時代遅れの遺物になっているような。

そして、日曜日は参院選の投票日。こちらのお祭りで重なってしまった。赤い顔をして投票に行ったのもいたようで。

そして、結果は民主党44、自民党51の民主党大惨敗。ただしオイラとしては、当選した候補に不満もあり、妙に残尿感のある結果だった。

今回の民主党の10議席減の惨敗と自民党の13議席増の大勝結果は、どのマスメディアも、また、政治ブログも予測をしていなかった。最終の日経の予測でも、民主党は51議席、自民党は47議席だった。これが結果、民主党44議席、自民党51議席だった。あくまでも民主党には甘い予測をしていた。ほとんどが民主党は54議席を割るかもしれない程度だった。

↑　↓　　この変わりよう⇒やはり「アカヒ」ですね

マスゴミは、今回の結果は、イラ菅首相の消費税増税発言が敗因だと云っているが、それも一部にはあるだろうが、この10ヶ月の政権運営で、民主党政権のマニフェストに騙された、「政治とカネ」にうんざりしたし、言って来たことと、やっていることがあまりにも違ったなどの結果だろう。信用を失った結果だ。

現に消費税増税絶対反対の、共産党、公明党は僅かでも票は減らしているし、社民党増えることはなかった。亀井静香の国民新党は、体を張っても消費税増税は阻止すると云っていたが、0議席というお粗末。まぁ、これは、10ヶ月彼の首相より偉ぶった資質の問題にうんざりした結果だろう。国民新党も毒饅頭を食べてしまって、やがて消滅の運命だ。

逆に自民党は、条件付きで消費税10％を打ちだして、13議席も票を伸ばしている。過去の自民党にも幻滅したが、民主党のこの10ヶ月にはそれ以上に幻滅した有権者が多かったのだろう。一番腹の立つのは、耳ざわりのいいこと言ってそれが実現不可能で、それでも言い訳している姿だろう。詐欺師と同じじゃないかということ。まぁ、マスゴミにも騙されたわけだから、愚かな民の責任というのには当たらないと思う。マスメディアが民主党を保証したようなものだからね。

比例での得票数は

2009年衆院選挙の時、民主党は29,844,799票だったのに、今回は18,450,140票と約1、000万人以上減った。2007年の参院選挙の時、23,256,247人から比べると約480万人減ったということ。ずっと2003年から、2,000万票以上を推移してきたが、ここに来て切ってしまった。

前回民主党・自民党に入れていた層の一部が、みんなの党、その他新党に流れていった。

やはりね！と思うのは、

「屁の子！屁の子！きっちり！きっちり！」が謳い文句の社民党の福島瑞穂さんよ。沖縄県選挙区で、社民党の山城博が4万3千の差をつけられて、自民党の島尻安伊子に敗れたのは、なぜだろう。沖縄で0議席だよ。沖縄県民は福島瑞穂なんてたいして信じちゃいないってことだね。民主党は怖くて沖縄県には候補者をだせなかった。まぁ、それでも社民党に入れた比例の得票数が224万とは。これは固定客ってところか。

神奈川選挙区では、民主党が2人立てたお陰で、法務大臣の千葉景子が落選。小沢が2人立てたお陰GJだね。こんなオドロオドロしいのが、法務大臣だったことが、この民主党の体質を表している。死刑確定者を死刑実行をさせる役目の法務大臣に、死刑反対論者を据えること事態矛盾ってものだ。民主党に都合の悪いとき、指揮権発動をしそうな女だったからね。オーコワ。それでも9月の代表選まで居座るそうだ。その間彼女、最後っ屁で何か悪さをしそうで多少心配だが。

例のタレント新人候補、一部当選したが続々落選。元野球選手も1人以外全滅。だいたい議員ってのは、マンガでは無く、難しい文字だけが並んだ書類から、理解をして協議・審議をしなくてはならない。それには基礎知識もいる。最低限の教養が必要だ。彼らにそれを養う時間なんかなかっただろう。単なる党の動員部隊にしかならない。それがいっぱしの「先生」になってしまうことが信じられない。そんなのに投票する有権者はなお信じられない。さすがに大阪選挙区の岡部まりの落選は、横山ノック以来少しはまともになってきたようだが。

残尿感漂うのは、

東京選挙5人区の蓮舫の圧倒的トップ当選だね。左翼弁護士の小川敏男の4位当選もだが。蓮舫はあの事業仕分けパフォーマンスで人気だ出たのだろうが。ちょうど田中真紀子が一時人気が出たのと同じ感覚だ。彼女も批判・糾弾はお得意なのだが、あまりにも浅薄がミエミエで、ただただパフォーマンスの塊。常にテレビ目線の表情つくりが見え透いていて、見ていて気分が悪くなる。自分の顔の表現は、よほど研究しぬいているようだが、それが返って底の浅い人格を感じさせる。選挙違反はなかったのか？山田宏が落選したのはもったいなかった。愚かな民が東京には多すぎる。

山梨選挙区は、オイラの念願敗れて輿石東がまた当選してしまった。日教組を中心とした組合の力がいかに凄いかを見せてくれた。それでも、3,745票の差まで追い詰めた元教員の宮川典子は頑張った。それにしても輿石東って74歳だぜ。6年後は80歳だ。小沢筋の組合政治ゴロってところ。山梨県民って変わっているとは聞いていたが。オイラの爺様の遺言は、山梨人には気をつけろだったが。いまだにそうなのか。発想が違うのかもしれない。

これからどうなるか？

まぁ、そんなこんなの今回の参院選だったが、いまだに比例での得票総数は、民主党が1位だ。しかしそろそろ、今回の敗北を受けて、馬糞の川流れが始まるかもしれない。そうとう内部でもめ始めている。小沢が上申書を検察審査会に届けたのは、結論を遅らせる為の作戦だったらしい。新しい案件が発生すれば、その審議で多少遅れるからね。それにしても結論が遅い。待ちくたびれている。

これからは、予算関係の審議以外は、参院で案件は野党の賛成が無ければ、通らなくなる。雪隠詰め状態で国会は動かなくなる可能性になって来た。イラ菅は9月の代表選挙で落とされれば、3ヶ月の総理大臣で終わる可能性もある。もし検察審査会で小沢の強制起訴の結論が出れば、一気に小沢の力は小さくなり、小沢組は消滅して、イラ菅再選ということになるだろう。そして稚拙な政権運営はまだまだ続き、今年中に解散総選挙になだれ込む予想も出来る。

しかしだ。この日本の短期政権をもたらしている最大の原因は、憲法を原発としている、議決に関する、衆参同格両院制だ。参院を野党に取られてしまったら、数々の法案が通らなくなり、また首相の取替えのイタチゴッコ。これを延々とやっている。

もしこれを改めるなら、他の議院内閣制の国のように、もっと衆議院の議決権を強めるように憲法を改正すること。この際、民主党と自民党がこの件だけでも連合して、憲法改正をするべきだと思う。

こんなに毎回首相・内閣が変わっていたら、国際的信用を得ることは出来ない。そうなれば付随して、日本のマスゴミも、もう少しまともな議論に収斂されていくだろう。今自民党は過去の反省の時期だ。民主党も反省の時期に入りつつある。ここが改正のチャンスだと思うが。

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