いよいよ切羽詰まってきた民主党政権。ここまで来たら鳩ポッポさん、王道を行ってください。
法人の確定申告の提出が、やはり先月28日の最終日と相成った。オイラ金がないので、自分で会計ソフトを駆使して、そして確定申告のソフトで作成している。自分で悪戦苦闘をしながら作ると最低限の知識というのが身につき、ゲームをやっているみたいで、大変面白い。
しかし、宿題と同じで、期限ぎりぎりでなければ、この身が動かない。そんなこんなで今年も提出最終日となったわけだが。
政局も同じようなものかもしれない。いままで最悪状態になっている、鳩ポッポ首相をトップに頂いた与党政権も、ここに来て、やっと内部から首相の責任を問う、うねりが巻き起こってきたようだ。いままで党内でのガス抜きが無かったので、一挙に爆発に至るのか?
そもそも、もっとも旧自民党の悪いところを引き継いできた小沢派と、旧社会党の左翼系組合を母体の日教組のドン興石という水と油が手を結び、プラス少数の中間派で構成されていた民主党。そこに旧中核系シンパの左翼活動家の福島瑞穂、やはり左翼系活動家の辻元清美が入っての内閣。社民党+国民新党との連立政権。もちろん総親分は、小沢一郎幹事長。まぁ、細川政権と時と同じようなパターンだ。
小沢のポリシーは昔とぜんぜん変わっていない。なんでもいいから、ただ政権を牛耳っていたいだけ。これが彼の本性なのだ。
かつて、海部政権の時、小沢・金丸に追い込まれ、海部首相が総辞職解散らしき発言で対抗したら、すぐさま引きずり下ろされてしまった。本来政治家としての最低限の見識があれば、ここまでくれば、全ての責任をとって、鳩ポッポは総辞職・解散して、国民に信を問うべきが王道なはずだが、鳩ポッポの脳味噌は常識外だから、そんな発想は微塵もない。単純に対抗勢力に厳しく、自分に甘い。
今回の普天間移設問題の5月末決着は、しっかり計算をされている。福島瑞穂の罷免、そして社民党政権離脱も、最悪の場合の筋が書き通り。絶対鳩ポッポが、衆参同一選挙なんてことにならないようクギを打っているのだ。ここでやられたら、民主党は下野することになるからね。
それでも鳩ポッポの脳味噌は逆に何をやるか分からない危険性がある。窮鼠猫を噛むこともありえる。参院選の予定は7月11日。解散総選挙の場合には40日後だから、7月11日はもう間に合わない。国会を延長したら7月25日。あと2週間ある。
小沢は今何を考えているのか。もっとも、首相が任命した小沢という幹事長に全てが握られていること自体が、本末転倒なのだが。まるでプーチン首相が大統領を操っているロシヤに似たようなものか。まさに、小沢独裁政権そのものなのだ。
首相、続投意欲を強調 小沢氏らと午後にも再会談へ2010/06/01 08:30 【共同通信】
鳩山由紀夫首相は1日朝、民主党内で退陣論が拡大していることに関して記者団に「小沢一郎幹事長と協議、協力して、国難に立ち向かっていく」と続投への意欲を重ねて表明した。午後にも小沢氏や輿石東参院議員会長と政権運営や夏の参院選対策をめぐって会談する見通しだ。
ただ参院側を中心に鳩山首相では参院選を戦えないとの声は強まっている。首相だけではなく、小沢氏も進退判断を迫られる可能性があり、政局は緊迫している。
首相は記者団に「大事なのは国民の暮らしなので、皆さんの暮らしのために何がベストなのかを考えながら、政策を大きく変えるために出発させた政権だ。その新政権にふさわしい形でこれからも行動したい」とも述べた。
首相と小沢、輿石両氏は前日も会談。内閣や党支持率の低迷を受け、輿石氏が参院選の厳しい情勢を報告。党内では事実上の「退陣勧告」と受け止められた。
再会談に先立ち、1日昼には、輿石氏らが参院常任役員会を開き、参院選の取り組み方針などを協議。米軍普天間飛行場移設問題で社民党の連立政権離脱を招いた首相の責任を問う意見が出ることも予想される。輿石氏は参院幹部の意向をあらためて確認した上で、首相との会談に臨む考えだ。
昨日、短時間であったが会見して、小沢・興石が鳩ポッポにねじ込んだとも云われている。なんでも、興石が
「問責でも不信任案の時に50人連れて退席でもいいんだぞ。おまえは大恥だ」
と恫喝したとか、しなかったとか。日教組のドンにだ!
社民党の女代表福島瑞穂を罷免した波紋は大きい。なんたって元活動家の女闘士を怒らせてしまった。男女のチワ喧嘩で、下手に女を甘く見ると、とんでもないことになるのは世の常だ。これからは、徹底的に現政権に「抵抗シテヤルー」と息巻いている。女の涙でもなんでも利用してやる。
そもそも、連立政権の三党合意文書には、最低でも県外移転だなんて書いていない。鳩ポッポだけが、選挙の時と政権交代後「最低でも県外移転」だと言葉で叫んでいただけで、あえて社民党もその件の合意文書の深追いはしなかった。しかし鳩ポッポ首相の発言は公約となる。あうんの呼吸で社民党はその気になっていただけ。詐欺に嵌る欲深人を演じた結果になってしまった。
他のへ垂れ社民党議員は、「まあまあ穏便に」と鞘を納めるのに一苦労。これじゃあ、この責任を福島瑞穂に押し付けて、首のすげ替えをするしか今後の道はないが、選挙を考えると今それも出来ない。
他の女闘士の辻元清美も阿部も、ここで代表に代わるということは出来ないだろうし、中折れ又市征治参院幹事長だって、当事者能力は皆無だ。今回また毒饅頭を喰らってしまった旧社会党残党の社民党。数年後にはもっと小さな党になり、全ての役目を果たして屁のように消えていく運命なのか。
それは国民新党にも言えることで、郵政問題がここでケリがつきそうなので、あの胡散臭い亀井静香も政治生命は終わる。支持率なんて限りなく0%に近い状態。今は小沢にすがるのみの政党だからね。
まぁ、ここまでくれば、普通は女房と話して、首相の座を降りるというのが常識なのだが、女房の幸がファーストレディーの座を降りることは承諾しないの雪隠詰め。まさに鳩ポッポにとっては、進むも地獄、退くも地獄なのだ。
それでも、民主党の中にも、反小沢派は少数いるわけで、
・小沢-輿石ラインに脅された鳩山に「全員罷免して、解散詔書を持って衆院議長のところで解散を打ち、小沢を切る」というアドバイスをした人間がいる。破天荒であり得ないが、そもそも、今まであり得ないことだらけだった。
・前原が新党を画策中。メンバーは30人程度。
・参院選だけではなく衆・参同日選の構想もある
なんていう、反与党の人々には、歓喜にむせび泣くような情報も飛び交っている。
もっとも小沢にとって鳩ポッポを切るということは、今度は一蓮托生だった自分に跳ね返ってくるブーメランだ。2人とも野に下れば、鳩ポッポは最低でも脱税、小沢も嫌疑は数知れず。訴追の方向がこれまた頭の痛いところ。二人の目算が大きく外れたことは、昨年5月に検察審査会の改正強化を頭に入れていなかったこと。麻生政権の置き土産(地雷)だ。先を読むチカラは自民党の方が上だったのかもしれない。
何か余程政局に影響を与えることがない限り、今回の参院選では民主党は大敗北となるだろう。
オイラの希望的妄想では
・今週又は来週には、鳩ポッポ首相は小沢・興石によって、引き摺り下ろされる。又は、なにも考えないで、鳩ポッポ自ら「もう嫌だ!」辞任。後釜は菅直人か岡田克也。小沢幹事長は辞めない。
・それを見て、民主党の反小沢議員は、民主党を離脱して、一旦無所属会となって、その後新党立ち上げ。
・参院選敗北後に、小沢は幹事長を辞任する。またやがて新党を立ち上げようとするが、ここで力尽きる。その頃には検察審査会の強制起訴の結論になっているかもしれない。
・大穴第1としては、鳩ポッポが自分を恥じてその責任をとり、総辞職解散。同一選挙にもつれ込む。これが鳩ポッポ首相としての王道だろう。
・大穴第2としては、全てが遅れてしまって、民主党議員全員、無能力のまま、このままの体制で参院選にもつれ込み、選挙戦で大リコールの嵐に遭遇する。
最後にプレ鳩山先生の功績として作為的破壊活動は
沖縄壊滅、社民党公開レイプ、国家公務員優遇措置、郵政国有化、東支那ガス田の友愛の海確定、不作為的破壊活動としては宮崎県畜産業界壊滅、自民党内不適格議員炙り出し程度に留まり、大暴れを予想した割には被害程度は僅少と評しても宜しいのではないでしょうか。
次が誰であれ、これ以上酷い総理は今世紀中は現れないと願望をば。
長い野党暮しに終止符を打つため、自由党の小沢軍団に軒先を貸したお陰で、政権を獲ることが出来た民主党オーナーの鳩ポッポさん。しかし母屋を取られ、挙句の果てには、議員辞職の道を走らされています。なんという悲劇でしょう。なんという喜劇でしょう。
さあどうなるか、今週が天王山となることは間違いない。
一粒で二度おいしいオイラのブログ:今日の画像
前回評判が良かった画像を再度掲載します。
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コメント
安倍氏は民主、社民両党を男女関係になぞらえ、「(鳩山氏は福島氏に)『君しかいない』と言い、今度は米国から来た人に『君しかいない』と言う。みんなにこう言っている人は破綻(はたん)する」と指摘。
両党の参院選での選挙協力が今後の検討課題となっていることについても、「鳩山さんは(社民党を)家からたたき出したが、結婚生活は続けるという。こんな人はおかしい」とたたみかけた。
投稿: キッコ | 2010年6月 1日 (火) 14時46分
首相の違い
鳩ポッポ首相
「宮崎の口蹄疫問題についてですが、言うまでもなく、ある意味におきまして、そのようなことも必要ではないかということを承知をしており、また確信もしておりますが、しかしながら、一方におきまして、必ずしも、国民の皆様がどのように思われているのか、ということに対しても、十分に議論を重ねていくべきではないか、という御意見も頂戴しておりますので、
ワタクシといたしましては、現時点で、また今後の推移を見守りながら、改めてご説明させて頂くことも、可能なのではないか、という思いで、全力を挙げて努力しているところでございますから、当然のことながら、いたずらに先延ばしする気はありません。
であればこそ 、ご案内のとおり、 一番大事なことは激励だ。 政府としてやれることは何でもやる。その思いを伝えたい」
当時の小泉首相
「宮崎の現状を見てくる」
投稿: ひょうたん | 2010年6月 2日 (水) 08時48分
誰もやりたくないんだろうな
総理の椅子が、今やもう罰ゲームの賞品みたいなもんだしな・・・
投稿: アララ | 2010年6月 2日 (水) 09時18分
鳩山首相が辞意 閣僚明かす
2010.6.2 09:35
鳩山由紀夫政権の閣僚の1人が「鳩山首相が辞めると聞いている」と語った。
民主党議員が2日朝、明らかにした。首相は同日、退陣する意向を民主党幹部に伝えた。
民主党は午前10時から両院議員総会を開き、首相から進退も含めた今後の党運営について話を聞くことにしている。
山岡賢次国対委員長は国会内で記者団に「場合によって総会後、役員会、常任幹事会を開く。
午前の委員会はすべて止めた」と説明した。午前に予定されていた参院本会議、午後の衆院本会議の審議もすべて中止される見通し。
投稿: 陳湖臭 | 2010年6月 2日 (水) 10時33分
鳩山首相が退陣表明 普天間、社民離脱で引責
鳩山由紀夫首相(63)は2日午前、民主党両院議員総会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐる社民党の連立離脱など政権運営の混乱の責任を取り、退陣する意向を表明した。鳩山首相は、同党の小沢一郎幹事長に辞任を求め、小沢氏が了承したことも明らかにした。
内閣や党の支持率の低迷で、7月に想定される参院選で改選を迎える議員らの間で退陣論が強まっていた。昨年9月の政権交代から8カ月余りでの退陣となる。
鳩山内閣は近く総辞職。衆院で多数を占める民主党は後継代表の選出を急ぎ、首相指名を経て政権を維持する方針だ。次期首相候補には、菅直人副総理兼財務相(63)らの名が挙がっている。
普天間問題で日米両政府は移設先を現行計画とほぼ同じ名護市辺野古崎地区とすることで合意。「最低でも県外」との公約は実現できなかった。さらに5月28日、日米合意を踏まえた政府方針への署名を拒否した福島瑞穂社民党党首を閣僚として罷免。社民党は同30日、連立離脱を決めた。
直後の共同通信の世論調査で内閣支持率は20%台を割る19・1%まで続落。参院選の比例代表投票先、政党支持率ともに自民党が民主党を政権交代後初めて上回った。鳩山首相は続投に意欲を示していたが、党内では参院選について「このままでは戦えない」との不満が高まっていた。
2010/06/02 10:25 【共同通信】
投稿: 陳湖臭 | 2010年6月 2日 (水) 10時37分
小沢幹事長も辞任というのは、完全にはずれました。
昨日の鳩ポッポの親指勝利サインの意味は、小沢幹事長も道ずれにしますということだったのか。
しかし、小沢は幹事長を辞任しても、裏から参院選を牛耳ることになるであろうと思います。
投稿: オイラ | 2010年6月 2日 (水) 10時48分