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2009年10月 7日 (水)

だんだん近づいてくる大型台風18号。今は嵐の前の静けさだ!

オイラ、大変デリケートなのか、気圧が下がってくると、気分が低下してくる。記憶がある範囲で、この台風が襲ってきたときのことが思い起こされる。

海の近くだったので、海からの風雨がまともに叩きつける。オイラが幼少のころは、現在ある防波堤もなく、常に高波の恐怖に晒されたものだ。1958年の狩野川台風では、オイラの地域も被害が多かった。死者行方不明者1300人も出した。夜には決まって停電。ロウソクの光を囲んで、一家で固まって、台風が通りすぎるのを待ったものだ。でもそれは何となく暖かい雰囲気を感じて今でも懐かしい記憶となっている。

今回の大型台風18号は、1959年の伊勢湾台風と似たコースを通る予想らしい。ちょうど50年前だ。現在はネットのお陰でまこと便利になったものだ。かなりの正確性でコースの予想が出来る。もっとも対応するインフラに不備があると、現在でもかなりの被害を出すわけだが。今回は、関西・越前の都市部を直撃しそうで心配だ。オイラの地元は暴風雨圏から外れそうなのだが、この画像では進行方向右側になるので、まったく平静ではなかろうとチョト心配をしている。

台風18号被害シミュレーション WEATHERNEWS 台風18号

18

実際このコースだったら、地方都市が根こそぎ狙われていることになる。昨年は一つも本格的に日本列島には上陸しなかったので、かなり各都市油断があるかもしれない。

毎年多くの台風が来るのに、あの伊勢湾台風とかなり似たコースで大型台風が来るというのも珍しいらしい。今回はもっと数多い地方都市を通りそうだ。オイラの馴染みの都市としては、鹿児島・高知・徳島・神戸・大阪・名古屋・京都・金沢・新潟・青森等。暴雨風圏に入る人口としては、約6千6百万人だよ。

今は、悪評高い公共土建工事のお陰で、あの伊勢湾台風の時のような被害はないが、それでもあのころ無かった地下鉄・地下街が大雨でやられる可能性がある。また無数にあるビル地下階は危険箇所だ。

そもそも、建築においては、地階は地震・火災に関しては法律で規制されているが、台風の大雨が進入ということは想定されていない。だからその為の非難経路なんてのは考慮されてはいないからね。地階で水死ってことも起こりえる。

伊勢湾台風:死者・行方不明5000人超

伊勢湾台風(wikiより)

台風第15号はその後も余り衰えることなく、9月25日昼頃まで900ミリバール前後の猛烈な勢力を保ち、進路を北西から次第に北に転じて26日9時には潮岬の南南西400キロメートルに達したが、その時でもなお中心気圧920ミリバール、最大風速60メートル、暴風雨圏は東側400キロメートル、西側300キロメートルという、非常に強い超大型の台風であった。

台風は26日18時過ぎ、930ミリバールの勢力を持って潮岬の西15キロメートル付近に上陸した。26日朝までの進行速度は毎時30キロメートル以下であったが次第に加速して、上陸後は60~70キロメートルで紀伊半島を縦断し、中央高地を経て27日0時過ぎに日本海に抜けた頃には90キロメートルにも達している。

27日9時前後に東北地方を横断する際には、秋田沖に進んだ中心は次第に消滅し、青森県の日本海上に新たな中心が生じて東北東進する「ジャンプ現象」を起こした。台風は同日21時に北海道の東で温帯低気圧に変わり、東太平洋にまで達して10月2日に消滅した。伊勢湾岸の高潮による大災害から、9月30日、気象庁により伊勢湾台風と命名された。

最低気圧

潮岬 929.2ミリバール:26日18時13分

尾鷲 939.4ミリバール:26日19時40分

津 944.4ミリバール:26日20時37分

上野 946.3ミリバール:26日20時33分

彦根 949.2ミリバール:26日21時25分

現在が945hPsだから、今のところ伊勢湾台風の潮岬上陸時の929hPsよりは強くない。今日夕方から8日一杯が山となる。

台風等の大風の被害で注意を要する屋根仕上げ種類についてとしては、

カラー鉄板瓦棒葺き:これは幅450センチごとに垂木等を縦に流して幅広鉄板をビスまたはクギで留めていく。だからその間の鉄板は何もビス等では留められていない。軒の先端に何か問題があると、そこから煽られてその鉄板がまるで長い布のように空を飛んで、電線の引っかかり、停電の原因となる。またもちろん人的被害もだす。

瓦葺き:理論的に水平方向からの風には5寸屋根勾配がいいが、そんな都合よく風は吹かない。問題になるのは、イロイロな原因で、瓦がチョトずれているとき、そのこをキッカケとして、連鎖反応で瓦がめくれて吹き飛んでいく(桟かけ瓦はただ乗っかって重なっているだけ)。普段チョトずれ瓦を見つけて、整理整頓しておく必要がある(素人でも簡単)。また棟瓦・のし瓦・隅瓦の葺き土が長い間には融けて(崩れて)スカスカになっていることもある。これも被害が拡散する原因にもなる。

コースに入る皆さん。くれぐれも注意してください。

追加

10月6日午前3時の台風18号の衛星写真です。相当大きいらしい。

18123

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コメント

ありゃー。現在PM4時の予想では、コースが東よりに変わってきて、オイラの地域も暴風圏内に入ってきた。やばいよ!そして関東・東京も圏内に入ってきたし。

http://weathernews.jp/typhoon/

投稿: オイラ | 2009年10月 7日 (水) 17時16分

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