CO2温暖化説Vs否CO2温暖化説Vs寒冷化説:8月朝生
なにか、オイラの記憶では、2004年ごろから2007年ごろまで、たしかに日本も猛暑日が多かったり、暖冬も多かったようだった。特に2006年米国元副大統領だったアル・ゴアがドキュメンタリー映画『不都合な真実 (An Inconvenient Truth)』なんてのを作って、特に日本は大騒ぎだった。
地球は凄い勢いで温暖化している⇒これは文明の排出するCO2が主原因⇒これを防ぐ為には、1990年の京都議定書の世界的実現で、各国CO2を減らさなくてはならない⇒どうしても出来ない国は低開発国から排出権を買う⇒これを証券化(CDO)してデリバティブで排出権取引を・・・。←今ここ。
その科学的お墨付きは「IPCC」だ。なんかオイラから見ると、米英の詐欺金融バブルの一部犯人だったことが判明しているが、証券やCDSの安全度をインチキ格付けした、ムーディーズやスンダード・アンド・プアーズらと「IPCC」がダブって見えてくる。
またこの映画公開後、日本でもこれの一部オーバーな場面を盛んにテレビで露出していた。NHKスペシャル・クローズアップ現代そして民放のバラエティー番組でだ。大昔「ゴジラ」の映画の時代の特殊撮影なんてものから、現在ではIT技術の発達で、CG映像やハメコミ映像でほとんど、どんな表現でもできるようになった。
それだから『不都合な真実 (An Inconvenient Truth)』なんていう大迫力の映画が作れる。そしてこれを「ドキュメンタリー」映画と称して公開するわけだから、説得力大有り。日本人は特に洗脳されやすいみたいで、一斉に「右向け右!」状態なのだが。オイラは大プロパガンダに終わると思っている。
これまでも、この問題には特に多く記事(エントリー)にしてきた。右欄の下、カテゴリー欄で「CO2温暖化説」に過去記事をまとめてある。
2008年と今年は日本ではかなり寒冷化しているとの報告もある。もちろん世界では一部温暖化しているところもあるが、こんなのは、大昔から続いてきたことだ。北米全土でははっきり寒冷化の兆候が見られる。
さすがに、テレビの番組でも、昨年から今年に掛けて温暖化の叫びは消えてしまったのかのようだ。ときどきKYのアナウンサーが「これも温暖化の影響でしょうか?」んていうのもあるが。
アメリカ庶民、地球温暖化への猜疑心高まる:August 10, 2009
選挙前8月29日真夜中に「朝生テレビ」で番組の中頃、この温暖化CO2説の真偽を問う討論があった。
司会: 田原 総一朗 ⇒懐疑温暖化CO2説⇒電波芸者だからアテにはならないが。
進行: 長野 智子・渡辺 宜嗣(テレビ朝日アナウンサー)⇒思考停止
パネリスト:
明日香 壽川(東北大学教授)⇒温暖化CO2説強烈支持
枝廣 淳子(環境ジャーナリスト))⇒温暖化CO2説支持
江守 正多(国立環境研究所 温暖化リスク評価研究室長))⇒温暖化CO2説強烈支持
亀山 康子(国立環境研究所 温暖化対策評価研究室主任研究員))⇒温暖化CO2説支持
末吉 竹二郎(国連環境計画特別顧問)⇒温暖化CO2説強烈支持
澤 昭裕(21世紀政策研究所 研究主幹))⇒懐疑温暖化CO2説
吉崎 達彦(双日総研 主任エコノミスト)⇒懐疑温暖化CO2説
桝本 晃章(東京電力顧問)⇒懐疑温暖化CO2説
武田 邦彦(中部大学総合工学研究所教授)⇒否定温暖化説・CO2説で寒冷化説
丸山 茂徳(東京工業大学大学院教授)⇒否定温暖化説・CO2説で寒冷化説
オイラこの件については、何度も勉強しているから、この丸山茂徳氏の説は大体理解ができるが、彼はどうも話術にイマイチで、盛んに雄弁な武田 邦彦氏が助け船を出していた。初めての人には、この討論内容ではチト理解しにくいかもしれない。
温暖化CO2説の出演者はなんていったって、これで喰っているのだから(莫大な政府からの補助金もあり)、組織を代表して懸命に丸山説に対抗していた。
江守氏は、スーパーコンピュターで「地球シュミレーター」を用い、温暖化予測の研究を行っているそうだ。また一般の人向けに解説役もやっているという。ただこの討論では戦闘意欲まんまんで、丸山氏を見下しているような場面もあり。不愉快な若造の雰囲気を感じた。ただねー、スーパーコンピュターでも何を入力するかで、正反対の結果だ出るからね。気象庁のコンピューターだって、明日の天気もいまだに正確じゃないからね(ハズレが多くて大迷惑)。
明日香氏は各種政府審議会・委員会のメンバーとしても活躍しているので、徹底抗戦だ。丸山氏の方こそ捏造をしているとまで云っている。
枝廣氏はなんと「不都合な真実」の映画の訳者だそうだ。しっかり頭の中はアレなのだが。彼女曰く「温暖化CO2犯人説が懐疑的だといっても、もしそうだったら大変なことになるのだから、今、何もしないということにはならない」と云っていた。これはよくあるバス乗り遅れ説だが、オイラが問題にしているのは、そのために今の流れでやることは、莫大な財政がかかり、それぞれの国民負担も莫大になる。それが科学的不確実な根拠でどんどん推し進められていることだからだ。
末吉氏というのは、よく、みのもんたの朝ズバのコメンテーターで出演している。トッチャン坊や的喋り方でオイラあまり好きではない。なにかお花畑満開のイメージ。国連環境計画特別顧問でテレビのコメンテーターでも稼いでいる。国連=IPCC=CO2温暖化で繋がっているから完全に体制派の意見だ。
武田氏・丸山氏とも、一切政府系からの援助無しに自論を唱えている。もちろん著書の売り上げやテレビ出演・講演もあるだろうが、反体制派だ。実は世界中のこのような科学者が、「地球CO2温暖化説」に疑問を持っている。それに対してIPCCは明解確実な説明は出来ていない。おかしいことだらけなのだ。
30数年ほど前には、フロンガスの影響で、オゾン層に穴が明き、紫外線が増え、穴の明いたオセアニア(Nz・Aus)地方では、皮膚ガン続出だなんてのがあったが、ありゃどうなったんだい。もともと太陽光線の弱い欧州地方から進入しきて、その白人種が居座って太陽燦燦の国に住んでいるのだから、メラミン色素の少ない白人種は、そりゃ皮膚ガンに罹る確率は多くなるよね。また穴の明いたところから強い太陽光線が入り、地球を温暖化にするなんていわれていた。それが今の人為排出CO2犯人説になって変わった。世界的な新フロンガスへの交換で米国のデュポン社等は大儲けが出来たらしい。
地球の気温について、CO2温暖化説以外にいろいろな説が浮上してきているが、現在丸山説のような太陽の活動関係説がかなり有力になってきている。世界的にもこのような説を唱える科学者が多い。
まったく簡単に云えば、宇宙から常に宇宙線が地球に降り注いでいる。これが地球表面で核となって雲が増える。雲が増えれば地球の平均気温は下がる。これが寒冷化の一つの原因となる。逆に太陽の活動が活発になると太陽風が強くなり、磁場の関係で地球に宇宙線が入る前に吹き飛ばされる率が多くなる。すると雲の発生が少なくなり、晴れの日が続き、地球は温暖化する。そして、太陽が活発なときは、太陽の黒点の数が増えている時期、活発でないときは黒点の数が少ないかゼロが続いた時期になる。
大気でのCO2(二酸化炭素)の量は、温暖化すると海等に融けていたCO2が温暖化の後を追いかけるように大気に増えていく。CO2が増えたから温暖化したわけではない。
昨年から騒ぎが特に大きくなったのは、太陽の黒点数のゼロ状態が異常に長く続いていることだ。今日もゼロを更新している(9月16日)。http://swc.nict.go.jp/sunspot/
『マウンダー極小期』
西暦1300年から1850年年頃までの約550年間は、太陽活動が弱まり、地球全体が寒くなった小氷河期だった。1600年代前半にはガリレオをはじめとする天文学者らが、通常であれば30年で5万個近く観測できる黒点を約50個しか観測できなかった。
その中でも1645~1715年頃の70年間は、マウンダー極小期と呼ばれる太陽活動の最も低下した時期があり厳しい寒さが地球を襲った。このときにはグリーンランドにわたる海路の大半は氷に閉ざされ、オランダの運河は日常的に厚い氷で覆われた。
1695年にはアルプスの氷河が拡大し村が飲み込まれている、海氷も増加してアイスランド周辺の海域が氷で埋まるほどになった。ロンドンでは冬季にテムズ川が凍結し、人が歩けるほどの厚みに氷が張った。 寒冷化は食料生産に大打撃を与え、伝染病の流行をも引き起こす。
この時期、世界各地で飢饉が起き、ヨーロッパではペストが大流行し、多数の死者が出た。 このまま太陽活動の回復が遅れれば、今後地球の気候は温暖化ではなく寒冷化することになるかも知れない。
世界中でよい環境・節約エネルギー化に挑むことに反対の人はほとんどいないでしょう。しかし、もし錯誤または詐欺的な根拠で、CO2削減のため国民に多くの犠牲と負担をさせられるとしたら、オイラ御免だね。最近「グローバル嘘」がばれることが多いからね。
さあ、この以下の討論、みなさんどのような印象をもつでしょうか。丸山氏の「5年後には判明するでしょう」というのが印象的だった。
(番組の前編と後編はこの対策の政治関連討論、また後半一部の末吉らのお花畑論らは省いてあるようだ)
その1
その2
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コメント
天気予報と未来の平均気温予測は何の関係もないんだけど
「一ヵ月後の黒点数が予測できないのに100年後の日食画予測できるはずない」といっているのと同じ。
もう少し頭のよい方は、こういう感想持っておられます
http://mutofutoo.blog109.fc2.com/blog-entry-1594.html
投稿: | 2009年9月16日 (水) 18時11分
丸山のどこがどう違っていて、正しくはどうであるのか、「気候変動千夜一夜」見ればわかるだろう
自分は勉強してきたって、何を勉強したんだ?専門資料読んだのか?
理系では本屋に売ってる本は資料として認められてないことくらい当然知ってるね?
投稿: お前が騙されてんだよ | 2009年9月16日 (水) 20時17分
まあ「地球温暖化に対する懐疑論」でもwikipediaでみとけや
なんなら英語版の方
英語版のwikipediaの信憑性を疑う人が丸山の本なんか読んでたら、全世界爆笑だよ
投稿: お前が騙されてんだよ | 2009年9月16日 (水) 20時28分
↑坊や坊や。まあまあ穏やかに。体制派の仲間なの?
べつにこの説は丸山氏だけではないよ。どちらかというと彼は遅いほうだ。
このビデオも参考になるかも。でも頭がアレだと理解しずらいね。
http://www.youtube.com/watch?v=tLhIBe_87aM&feature=player_embedded#t=217
まあどちらにしても、今のCO2温暖化説のIPCCの発表は説得力がないと思うよ。
近々実態調査が進み、白黒がはっきりしてくるだろうよ。
投稿: ひょうたん | 2009年9月16日 (水) 21時12分
このIPCCの内幕についての告発番組。
翻訳文字が早く進むので、一旦停止をしながら解読してちょ!
予告編:http://www.youtube.com/watch?v=W5aq5LfPUCo
(1):http://www.youtube.com/watch?v=2FBgKQXWesc
(2):http://www.youtube.com/watch?v=2FBgKQXWesc
(3):http://www.youtube.com/watch?v=88wYZvSBWfw
(4):http://www.youtube.com/watch?v=KZPZionTK-c
(5):http://www.youtube.com/watch?v=zhDFlXArJl8
投稿: アイヤー | 2009年9月16日 (水) 22時06分
「温暖化の議論は終わったって? いい加減にしてくれないか? ABCnews」
http://www.youtube.com/watch?v=YjVcGqrqiEM&NR=1
投稿: 陳湖臭 | 2009年9月16日 (水) 23時27分
IPCCの温暖化説において、不思議なのは、詳細がないこと。
国別、地域別の予測なのだが。
それらすべてが一斉に温暖化するのだろうか。
多分地域ごとにバラツキが発生するはずだ。
例えば、シベリアが温暖化したら、広大な作物畑に変わる。樺太も日本の東北地方のようになる。これは人類にはいいことだ。
しかし、場所によっては当然、大幅に低温化の気候になるところが発生するはず。
それらに関しては思考停止なのか。
温暖化で、大きな台風がどんどん来るといい、昨年のように一切台風が上陸しないと、その原因を追究しない。知らん顔だ。今年も本格的にいまだ台風の上陸はない。
昨年、今年は冷夏だった。現在9月の平均気温は平年より2度ぐらい下がっているとか。
この上記討論については、本全編を録画してあり、再度観たのだが、CO2温暖化説派の意見は説得力がなかったように感じた。もうすこしまともな論客はいないのか?ブログ主さんと同様に感じた。
投稿: 白熊君 | 2009年9月17日 (木) 09時34分
温暖化で超大雨が降るともいえるし、
寒冷化(太陽の不活発⇒雲が多く発生)で超大雨が多く発生ともいえる。
江守ってのが、海水温が上がっていると言っていたが、大気温が上がってその数年後に海水温は上がるからね。
アルゴアの映画の酷いプロパガンダが証明されているが、あんなに影響を与えたのに、一言も触れていなかったね。やはりテレビメディアは腐っているよ。
投稿: aozora | 2009年9月18日 (金) 21時17分
近年温暖化していることはしているんだろうけれど、だいたい温暖化で今まで何人死んだんだ?人口増えてないか?
温暖化してなんかまずいの??
投稿: | 2010年3月10日 (水) 03時29分