エアコン故障の続発:10年過ぎたらアテに出来ない機器なのさ!
昨日の、朝の地震の被害は、当初の予想ほど大きいものではなかった。瓦屋根が崩れたなんてのもあったようだが、縦揺れで瓦が外れ、その後横揺れで崩れたのだろう。瓦は一般に桟葺き瓦だから、ありゃ桟に引っ掛けて載せてあるだけ。棟瓦も崩れて瓦土が見えていたのがあったが、施工に問題があったのかもしれない。
オイラの自宅は、旧の建物(築50年以後増改築)と新の建物(築25年)を2階で空中廊下で繋いである。だから親が逝去し、娘たちが外に出てしまうとやたら大きすぎる。もちろん別所にあったオイラの会社の事務所を、旧建物に移したので、何とか合理的に使っている。
地下倉庫もあったり、3台分のガレージも組み込んでいるので、全部のエリアを合計すると100坪ぐらいになるかもしれない。時にはカミさんと携帯電話で呼び合う事もある。で、新旧含めてエアコンが8台ある。別所に事務所があった時はそこに2台が加わる。
だいたいが、エアコンは10年~15年過ぎるころに、旨い具合に故障してくる。これメーカーの策略なのか?
ウチの機種は、ダイキン・東芝・ナショナル・三菱・富士通・コロナなどのごじゃごじゃ。2004年の時、別所にあった事務所の天井嵌めこみエアコンが動かなくなった。マルチタイプで室外機がやられてしまうと、室内機2台がやられてしまう。その時点で15年経過。
これが、当初インバーター基板の取替えで回復したが、すぐまたダメになり、コンプレサーの交換やその他の部品交換で、結局7万円前後も掛かった。これでも知っている業者だったので多少安くすんだ。
嫁いだ娘の家もエアコンの数が多く、故障のたびにオイラが面倒を見ることになる。新築当時のエアコンが、次々故障になり入れ替えることになる。例の冷媒ガスのフロンガス禁止になってしまい、代替フロンガスとなって、それと入れ替える場合には管内の洗浄をしなくてはならないとか面倒くさいことがあるみたいだ。特に室外機まで長い距離で、建物の中にその管が這っている場合には尚やっかいだ。簡単に冷媒管を入れ替えることが出来ない。たまに管の中間での繋ぎ目から漏る場合もあるからね。
オイラの自宅でも、最近子供室(現在客室)にあるエアコン(東芝)、めったに使わないのだが、最近暑いときに客人が泊まったが、故障していた。もうすぐ娘も里帰りするので、なんとか修理をしておかなくてはの親心。早速東芝のメンテナンス窓口に電話して修理依頼をして、来てもらった。症状は、電源を入れても、屋外機が全然動かない。そのうち室内機の電源ランプとタイマーランプが点滅している。
修理員は、室外機のカバーを外し、これは基板を交換しなくてはいけませんと。例の半導体なんかが一杯ついた板だ。基板代が10,600円と、技術料?が11,200円だと。なにが技術料だ。こんなのはオイラでも簡単に出来る(作業は15分ぐらい)。そして出張費として2,700円。
さて試験運転開始。動かない。どうしたんだとオイラの鋭い視線。彼はっと気がついたのか車に戻りヒューズを持ってきて取り替えた。そしたら正常に室外機が運転開始。おいおい、基板が不良じゃなくて、ヒューズが切れていたんじゃないのかとオイラ疑った。まあ新しい基板はもう取り付いているので、後戻りはもめるし面倒くさいからあと追加のヒューズ代400円を支払うはめになった。なんか信用できないんだよ。合計で26,146円財布から減った。
そしたら、1週間後こんどは事務所のエアコン(三菱)から冷風がこなくなった。室外機の羽は回っているが。室外機と冷媒管のつなぎ目を見ると液管(細い管の方)が凍結風に霜状になっている。この状態は、ガスが極端に不足しているか、管のガスに不純物が混ざり、詰まっている状態、もしくはコンプレッサー(圧縮機)についている膨張弁の故障のようだ。
こんどは、三菱のメンテナンス会社に電話。修理員が来た。ガス圧を計ったら8kあり十分ガスはある。これは管の中のガスの詰まりで、いわば人間のコレステロールが詰まった状態ですと。これを直すには、ガスを抜いて、真空引きをして、管を溶接してその他備品でザックリ7から8万円ぐらい掛かりますよとのこと。じょうだんじゃない。これでこの先また基板や、はたまたコンプレサーの交換なんてことになったら、いくらかかるかわからない。
正確な見積書を送ります、といって帰った。早速、電気量販店に電話したら、同じ能力で新しくすると、既存エアコンの処分代まで含めて、9万円以下で全て出来るとのこと。パソコンもそうだが今や、特にエアコンは新規のに取り替えたほうがいい。これが結論だ。古いエアコンの場合部品の在庫がないなんて場合もあるからね。
あと、設備工事会社でエアコンを設置するより、電気量販店で設置したほうが断然安いのはこの業界の常識だ。やはりオイラの自宅にあるコロナ製のエアコン(量販店購入)はめったに使わないが、試しにつけてみたら、ビンビン冷えてくる。まぁ、家庭用のエアコンは量販店で購入設置で十分です。
あと各社エアコンのメンテナンスは別会社になっていて、けっこういい商売をしていることを頭に入れておいたほうがいい。なんたって相手が素人ですからね。いい金を取りますよ。保証期間が過ぎるとメーカーは製造責任という言葉が辞書からなくなります。人的危険が発生しないのでリコールという言葉も辞書にありません。
明日は嫁いだ娘の家の20数年経過のエアコン(ダイキン)の故障の調査の立会いをする予定。壁組み込みの室内機で長距離室外機設置のヤツだ。もう多分部品の在庫はなかろう。結論は新規のエアコンに取り替えることになるであろう。
↓ガス圧の検査
上の管が液管(細管)で、下の管がガス管(太管)と云われている。
正常に冷房がされている時には、液管が乾燥状態、ガス管が結露で濡れている。
一粒で二度おいしいオイラのブログ:今日の画像
これは、中国のとある家の台所みたいだね。
オイラ絶対このような発想の設計はできないよ!
世界は広い!
これおまけ
子猫ちゃん=Pussy
不謹慎でごめんなさい!
あまりにもよく出来た画像なのでお裾分け。
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コメント
この記事古い記事ですが、なぜか検索でこの記事を
見る方が夏は多いです。
故障について様々ありますが。
長年使っていないエアコンを使用するとき
故障という場合、屋外機にあるフューズがとんでいる場合もあります。
これは使わなくても、専用ブレーカーを切っていなく、
それで機内には電流が流れています。長い期間には
停電なんてこともあり、電流の増減でヒューズが切れ、屋外機が起動しないなんて事態になることがあります。
まず、エアコンは、長期間動かさない場合は、
専用ブレーカーを切っておくこと。
屋外機が動かないと屋内機ランプは点滅します。
実際屋外機を調べてください。
ブレーカーを切って、屋外機の電気部分のカバーを外し、ヒューズを探して、切れていたら取り替えてみてください。それでもだめなら、専門家に依頼してください。
投稿: オイラ | 2011年8月13日 (土) 09時18分