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2009年7月29日 (水)

中田横浜市長の辞任と同一労働同一賃金

7月28日、中田宏横浜市長の突然の辞任の件はちょと驚いた。巷では「女の件?」でこじれて辞任になったとか言われてもいるが、今日お昼のワイドショーに出演して、辞任の理由を述べていた。

「自分は市長選の公約として、2期8年で市長を降りるを公約した。だから今年の年末には来年の市長選について立候補しない宣言をしなくてはならない。そしたらそれ以後市政は死に体になってしまう。また次年度の予算案作成にも辞めた自分が大きく関わり影響を残すことになる。また8月30日の衆議院との同一選挙とすれば、10億円規模のお金が節約できる。」

まあこれでオイラの疑問も払拭された。衆議院への出馬もないらしい。横浜市の膨大になっていた市債も約1兆円を減らした実績は大きい。

昔、彼とは出会ったことがある。地元の不動産業界の集まりに、講師を頼まれ一説ぶったのだが、同じくして彼も一説ぶっていた。かれはその頃衆議院の無党派だったころだ。始まるまえ、会場にどこかで見たことのある人がいると思い、人懐こいオイラとしては「どちら様でしたっけ?」などと聞いて、彼のことを知った。多分それ以前、テレビに彼が時々出ていたので見たことがあったのだろう。選挙区が違うのでいたしかたがない。強烈な個性を感じた。有言実行の良き政治家だとオイラ評価している。これからもガンバッテほしい。

サンプロでの各党討論

26日の日曜日の、サンプロの録画を見た。各党の討論であの厚かましい社民党の辻元清美も出ていて、相変わらず「ヨーロッパでは・・・・同一労働同一賃金でえ・・・シェアーをしなくては・・」。ヨーロッパといってもヒロウござんす。多くの国々があるのよ。そんなあいまいな例をよく出してくるんだよね、彼女は。国々みな違うのよ。オランダならオランダってなぜ言えない。それを言うと特定になってしまい、そこにある陰の部分を突かれるからじゃないのか?いやそんな高度でじゃない?その場しのぎだって?

この討論の主題になってしまった、同一労働同一賃金っていうのがイマイチわからない。例の正社員と非正社員との違いなのだが。討論を良く聞いていると、例えば製造業でひとつのラインで働いている人々がいる。自民子さんと社民子さんが並んで働いている。自民子さんは正社員、社民子さんは非正社員で報酬が2倍~3倍違う。この場合同じ仕事だから同じ報酬にしろということらしい。つまりあくまでも瞬間的な場面を切り取って、見かけだけで同じ報酬にしろと言っているように聞こえるのだが。

だけど長期的に見てこのような場面って延々続くものなのか。自民子さんは倍率数十倍の入社試験を受かり、その会社の社訓も方針もしっかり頭に入れられていている。そのラインでしばらく働いていたのは現場を肌で覚えるため。そして先々、部門管理者としての特訓中。同じ仕事に見えてもその責任をチェックされている。一方社民子さんは、前の会社がいやになり退職、派遣会社の方が気楽でいいやと派遣会社の社員になり、そのラインに派遣され仕事をしている。これなどは大半な例だと思うが、これをもって同一労働同一賃金にしろといっているように聞こえるのだが。もちろんこの例だけではないが。

そもそも、「同一労働」って言葉が、実際どのようなことを指すのか。例えば請負契約になる大工の世界では、とうの昔から同一労働、同一賃金なのだよ。経験の浅い若い大工も、経験の深い年配大工も、多少の差はあれ、ほとんど同一賃金の世界だ。欧米ではギルド制で職種別の組合にほとんどが加入していて、同一賃金が守られている。仕事が速い、仕事が丁寧だ等の評価は、特に今回のような建築不況になると、生き残りの争いとなる。

しかし、一般の会社を構成する社員(製造業も含めて)の問題となると、話はこのような単純な問題では解釈できないはずなのだが。田原が例によって極端なことを例とだしたが、「年収1500万円のテレビ会社の正社員と年収300万円の非正社員を同一賃金にしろということなのか?正社員の方を年収600万円に下げ、非正社員の方を600万円に上げろということなのか?」まあ、確かにテレビ会社や朝日の正社員の給料は極端にいいらしいが。彼らの話を聞いているとそうとも思える。結果的にこんなバカなことをしたら、会社は潰れてしまうと思うが。

なぜ、こんなことになるのか、共産党や社民党、それに追随する学者やコメンテイターたちが実際の職場での仕事経験の本音を実態として掴んでいないからではなかろうか。ただし改善するとすれば、年功序列を基本とした4月一斉新規入社制、バージン社員優先のシステムの慣習を欧米並みの採用制に変えることから始まると思う。もっと労働の流動性を高めるしかない。

これは昔から言われてきたのだが、一向に改善されない。きっとその理由があるのだろう。単なる慣習を打破出来ないできているのだろうか。企業もなぜそのように完全に年功序列から決別できない理由を明確にしてほしいと思うが。ことによっては、年功序列のほが、実は双方にとって良い方法なのかもしれないからね。

また、辻元たちがよく口にする、派遣社員に払う損金は、労務費(賃金)ではなく「物品費?」とはとんでもないとか言っているが、彼ら、財務諸表や簿記を扱ったことがないんじゃないかと思う。勘定科目上そのようになるのじゃないか。そこに下手な感情は入っていないんだよ。契約上、派遣会社にまとめて支払うのだからね。それがどんな名前の勘定科目になっているのかオイラ詳しく知らないが。

一粒で二度おいしいオイラのブログ:今日の画像

まあ、入社試験ってのも大変なのだよ。

みな、命を懸けて挑んでいる。

若い頃のオイラの一級建築士の学科の試験を思い出すよ!

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コメント

【竹中平蔵】"日本版オランダ革命"に取り組め/同一労働同一賃金
http://www.youtube.com/watch?v=K6V6gcI4x8g

投稿: 【竹中平蔵】"日本版オランダ革命"に取り組め/同一労働同一賃金 | 2010年5月18日 (火) 14時29分

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