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2009年6月 7日 (日)

円高差益満喫!セブ島ダイビング旅行:セブ市内、こんなに安くていいのかい!

海外旅行もいままで高かった燃料サーチャージが安くなり、または適用外になり本来のフライト値段で気軽に行くことが出来るようになった。昨年から最近まで下手をすると燃料サーチャージが提示フライト代に近いなんていう、おかしな関係になっていたのが解消された。しかしまた原油代が値上がりするとまた高い航空運賃なんてことになるかもしれない。

そこで今回は為替レートでお得なフィリピンのセブ島にダイビングと珍道中を兼ねて、ポン友と行って来た。6月の2~6日までの旅行だった。

過去中国・タイ・ベトナムなぞへも行ったが、物価の安さを享受出来るには、このフィリピンが最高だ。航空運賃が安くても、現地での飲食いや買い物が高くては散財が多くなる。

ダイビングが目的なので、当初パラオ・サイパン・グァムも候補にしたのだが、相棒は最近ライセンスをとったばかりなので、気楽に出来、格安に遊べるところがいいということになり、フィリピンのセブ島に決定した。オイラ2003年に娘と一緒に行っているので、多少体内容が分かっているし。

前回は空港のあるリゾート専用地タクマン島のリゾートホテルに滞在したが、ここでは個々が孤立したエリアになっているので、施設内が中心となり飲食や他サービスも本来より高くつく(旅行者用値段)。まして熟年男同士で手を繋いで浜辺を散歩しても、ちっとも面白くない。

そこで今回は、そのタクマン島と海上道路橋で繋がっているセブ(CEBU)市の中心のホテルに滞在した。旅行者値段ではないので、物価安には驚くことが多かった。ついでにこのセブの現状事情も調べてきた。

まず現在の為替交換では1ペソ(P)=約2円と計算がし易い。ここ十数年の為替レートを見ると・・・

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1996年頃は1P(ペソ)=4.75円だった。前回オイラが滞在した2003年前後も2円前後。そこから2.7円ぐらいまで上がって、2008年金融バブル崩壊で下がって、現在2円前後を推移している。

あと物価だが、ほとんどインフレになっていないようで、とにかく円高差益+物価安=超割安ということに。

交通について

まず、タクシー料金。初乗り料金が30P=60円からスタート。空港とセブ中心にある滞在したセブ・ミッドタウン・ホテルまで、時間にしておおよそ約45分で料金が250P=500円。市内あっちこっち行っても、ほとんどが100円~300円の世界。チップはおつり硬貨で十分。チップなしでもOKだ。ところがメーターのないタクシーもありうっかり乗ってしまった。だいたい50Pぐらいなのだが、200Pだと言う。「そんなことはない!おれたちゃ値段を知っている。バカ野郎!」(もちろん英語で)と怒鳴って40P渡して車を降りた。そしたら運転手呆然としていた。こういうのもたまにいる。日本の熟年は怖いのだぞ!

鉄道は一切ないので全て自動車。そしてどこにでもある路線大型バスというのが一切ない。その代わりが名物ジプニー。路線をどこまで行っても7P=約14円。後ろにはみ出して乗っているお客も見受けられる。

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またタクマン島の方には、ジプニーはなく代わりにバタバタというのがある。バイクタクシーだ。これが原則8P=約16円といったところ。これはセブ市内には渡れない。セブ市内には自転車バタバタとなる。

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ガソリンスタンドでの給油代は、1リットル42P=約84円(内12%が税金)といったところ。やはり給油代は値上がりして困っているとのこと。

飲食と買い物について

まあ、市内に多くの店があるが、なんといっても最近できた大ショッピング施設は他を圧倒していた。最大はシューマート(SM City Cebu)とのこと。中国資本の施設。2008年に増築と改装をしている。なんでもある大型モール施設だ。ここでオイラ土産用に色々な貝殻の詰め合わせパック700円ぐらいを2パック買った。

次にアヤラセンターセブ(Ayala Center Cebu)。ここもショッピングモールだが、レストラン街が特筆される。真ん中に近代的庭園でそれを囲むように様々なレストランがある。その中のBig Maoという中華料理店に行った。4人で飲食タラフク食べて3,000円程度。また次の日、ステーキが食べたくなって、同じ中にあるT.G.I. Friday'sに行った。ここは一人ワイン付きで2,000円ぐらい掛かった。非常に高い方だ。

また飲食については、高台にあるトップスという展望レストランがある。相棒が床屋にいったのだが、それがまた安い。日本と同じことをやってもらって140P=約280円。そこの受付の女の子に、どこか夕食にいいところはないかと聞いたら、同僚と一緒に連れていってやるとのこと。床屋スタッフのオカマ風男と女の子二人。計5人でそこに行った。食後そこにあるカラオケルームで皆唄いまくって大騒ぎ。まあタクシー代も含めて合計4,000円程度。

その他として滞在したホテルの下層がロビンソン(Robinsons Place )というデパート。日本にも小田原の近くに同じ名前のショッピングモールがあるが、経営が同じなのか分からない。中国系経営のロビンソングループだと言っていた。

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隣に中華系の超高層ホテルがあり、その最上階の中華料理店も良かった。アラカルトではなく、ビッフェスタイルを選んだ。一人450P=約900円で食べ放題。飲み物に紹興酒(ライスワイン)を一本頼んだのだが、それが1,500P=3,000円。酒代のほうがはるかに高かった。

フィリップモリス(20本入り)のタバコが35P=約70円。またタバコは本売りもある。ミネラルウォーターが1本10P=約20円。ビール小缶が35P=約70円。アロマオイル全身マッサージが1時間で200P=約400円。全てがこれに準ずる価格だ。

酒場も1杯100円200円の世界。ジュリアナっていうなんか聞いたことのあるディスコが1人ビール付きで100P=約200円だ。金曜日の夜いったのだが、満杯。約600人ほどの若者がガンガン踊っていた。オイラは柱に寄りかかり見ていた。熟年層は5%ぐらいいたような。

ダイビングでの昼食に出た鳥のバーベキュー(BBQ)は美味しかった。街路で焼きながら売っているの調達している。

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見ての通り、鳥の丸焼き。これを大包丁でぶった切る。そのかけらをむしゃぼり食う。これのBBQソースは、しょうゆ+酢+味の素+塩+柑橘汁(カラマン)をミックスし、3時間ぐらい鳥肉に付けまた内部にも注入して、じっくり炭火の上で回転させながら焼くそうだ。鳥は放し飼いだから一層おいしい。

文化について

もともと、セブ島はマニラより早くスペインの植民地になった。それが1500年代から300年続き、次に1900年頃から米国の植民地となり、第2次大戦で1942年から3年間日本が統治、その後米国の影響下で観光地として栄えてきた歴史がある。嘗てアジアでもっともアメリカに近い国というのが自慢だった。

言語は、マニラ等のタガログ語とは違い、セブアノ語(約2000万人が使用)を使う。セブ島には約300万人が住んでいる。フィリピンというのも多民族国家でそれぞれ土着の言語が違う。その共通語が歴史的背景もあり英語となる。だからほとんどが英語(フィリピン英語)をしゃべることが出来る。そして片言英語のオイラ達でも言語にはあまり不自由はしない。

客室内のテレビは多チャンネルで、北米等と同じ。英語・EU各語局がほとんど。セビアン語局は1局か2局しかなかったような。71chがNHKのBS放送だったが画面が雨模様。北米もそうだが、NHKさんよ、もっと海外の日本人用のために充実をしてくれよ。中国語・韓国語局の方がもっとはっきり写っているよ。なんの為の公共放送なのよ。米国CNN・英国BBCなどしっかり頑張っている。抜本的にNHKは変わるべきだよ。

興味深かったのは、元来言語の固有文字が無かったことだ。例えばこのセブアノ語にしても文字は英文字表現。日本でいうローマ字表現なのだ。いつの時代までかあったであろう固有文字が完全に消去され、英文字表現となってしまった。日本でも大昔全て文字はローマ字表現にしようなんて馬鹿な学者がいたが。この植民地の時代が長かったことが原因となっているのだろう。それに比べりゃ、日本の植民地政策時代なんてかわいいものだ。スペインにしても米国にしても、これら植民地政策に対して自虐史観なんてこれぽっちも持っていない。歴史の必然だとも言っている。日本のこれらは、朝日・毎日が火をつけ煽ったものだからね。バックはどこだか判明はしていないが。とにかく罪は大きいよ。

今や米軍基地もなくなり、米国との距離は離れてきて、最近はここも中国資本・韓国資本が乗り出してきているとのこと。ただ今回の金融バブルの崩壊でこれからの見通しはあまり明るくないとも言われている。だが今回の詐欺バブルとは云え、これだけいい施設が出来てきたのだから、これからも日本人・リッチアジア人・白人たちの魅力的リゾート地として発展していくのは間違いないだろう。見方を変えれば、ハワイ・グァムなぞより面白いことが多い。

米国支配が長かったので、米国式刺青(タトゥー)をしているのが多い。知り合い価格で500Pぐらいから出来るらしい。20歳前後でもしているので、今だにすたれてはいないらしい。日本人のような刺青に関して罪悪感はまったくないようだ。

中心街では、車の渋滞停車中、貧民子供達が窓ガラスに顔を付けてオネダリをする場面に出っくわした。真剣な顔だった。また歩道にも垢かまみれの子供達数人がオネダリしている。極少数だが陰の部分がいまだに存在している。オイラの孫ほどの子供が懸命にオネダリしている姿を見ると、孫とダブって見えてきて小銭を渡したくなるが、これが相手(親)の策略なので心を鬼にした。これは中心街のごく一部だけだったが。

観光客に対して人々は大変人懐こいのだが、半分はチップほしさが見え隠れすることもある。一般に米国のようなチップ制は無くなっているとか。ベッドチップも20P~40P=約80円ぐらいでいいとか。食事のチップも一般にはしない。その分の費用も浮く(米国などではその累計だけでも結構な金額となる)。これはタイなどでも同じだった。

ただ空港(セブと経由のマニラ)の係官たちに、数回の検査の時、数回チップをねだられた。よっぽど人がいいように見られたのか、アホに見られたのか。怖い顔して無視してやった。2003年の時にはそんなことはなかったのだが。昔、話にはよく聞いたが今回体験をした。面白かった。為替格差は金の暴力とも言える。普通の日本人でもフィリピンではしっかりお金持ちとなってしまうのだ。

ダイビングについて

前回はダイビング付きツアーで来たが、オプションが多く結局高いものに付いた感があったので、今回はホテルも独自に予約、ダイビングも独自に予約した。

ホテルは、世界のホテル格安予約:Agoda ここで予約した。しっかりとした運営をしている。もちろんVISAカード決済。先払いになってしまうのでちょと心配だったが問題はなかった。このcebu midtown hotelは、部屋代約6,000円、キングサイズのベッド。エアコンの音が少し大きかったので寝入りに止めた。両者イビキが凄いのでそれぞれ別々の部屋。室内冷蔵庫の飲み物が異常に高かったので、スーパーで買ったのを収めた。

ダイビングについて日本人経営はどうしても高くなるので、セブ人経営を探した。もっと安いところはあったかもしれないが、これ以上ネットで調べることが出来なかった。

そして決めたのが、アクア・ワールド(AQUAWORLD)ダイビングセンター ここは日本人経営より2・3割安いようだ。しかしシーズン以外は日本語の話せるのはいないので、片言英語でやり取りすることになる。Ebetという奥さんと旦那がインストラクターの夫婦経営。あと専属の船と現地人ヘルパー。

旦那は物静かなほうだが、しっかり面倒を見てくれた。オイラと同じ位置の歯が抜けていたのでより親近感をもった。そのことを告げたら恥ずかしそうな顔をした。

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このタクマン島の近くの島の沖合いまで船で行き、2・3ダイブをする。3日間それぞれ違う島の沖合いでダイブした。まったく殿様ダイビングでウェットスーツを着るのも、器具を身につけるのもみんなヘルパー達がやってくれる。思わず志村けんの「すまないねー!」って言いそうになってしまった。

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200P=約400円でこれらヘルパー3人が生ウニを素もぐりで取ってきて食べさせるというので、試してみた。ウニは少し身が痩せていたが食べ楽しんだ。彼らにチップの代わりにもなったし。

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朝、奥さんがホテルまで迎えに来てくれ、ダイビング。終わるとホテルまで送ってくれる三日間だった。その間奥さんから色々な情報を聞いた。その中の一つに葬儀についてなんてのもあった。セブでは一番安いのが土葬で3~4,000P、次がコンクリートで埋葬これが6,000P。一番高いのが火葬で50,000P=約10万円するそうだ。ただ奥さん曰く「火葬はかわいそうでいやだ」と言っていた。この夫婦の娘さんは今大学の医学部で勉強中。将来はお医者さんになるとか。

海中は各種のサンゴだらけ。その間を無数のサカナと戯れることができた。水深5~20mそしてすぐ脇はストーンと数十m落ちる言わば絶壁付近を進行した。餌付けが出来ていてパンくずを揉み解すと、無数にサカナは集まる。大きいツバメウオは人懐っこく、手渡しでパンくずを食べる。またローニンアジの大群。ツバメウオの大群とも出会った。許可地域でスピアーフィッシングを楽しむことも出来た(外れたが)。

海中の色とりどりのサカナ。陸上の色とりどりの人間。十分に楽しめた旅行だった。長くなったので報告はここで終了でーす。

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コメント

そうですね。フィリピンは1500年中ごろから、スペインの植民地となり、それが300年近くに及び、1900年代にはアメリカとスペインとの戦争でスペインが追い出され、今度はアメリカの言わば植民地。徹底的に白人がご主人、フィリピン人は言わば奴隷。そのような意識が歴史的に身についてしまっているのです。

フィリピン人って他の国民のように大食い出来ないのを知っています?体の大きい人もです。それは幼い時から食料不足で胃袋が小さいまま大人になったからです。
もちろんその分回数多く食べますが。

また米国の悪い食習慣のせいで、若いスリムな女の子でも下腹が膨らんでいるのです。もちろん脂肪ですが。
私は数十人の若い女の子の裸に接していますがほとんどの子の下腹は膨らんでいます。

最初は妊娠でもしているのかと思いましたが、そうではありませんでした。

またほとんどがカソリックなので、精神として避妊や堕胎はしません。ですから子沢山になります。アマチュアエスチュートの場合ゴム製品を持っていない、または要求しないことが多いようです。病気について教育をされていないことが多いと思います。これもカソリックの影響もあると思います。

サービス業としては、大変明るい天真爛漫な性格です。あの彼女たちの笑顔は世界一ではないでしょうか。もちろん彼女たちの商売上のスタイルですが。


投稿: フィリピーナ | 2009年6月 9日 (火) 17時55分

フィリピーナさん

なかかウンチクのある情報ありがとうございます。

ところで、私はもう枯れていますので関係ありませんが。現在法律で管理売春が禁止されているのは、日本と一部を除いた米国だけらしいですね。

オーストラリアなども一時は禁止されたらしいですが、例のキャンベラの元女市長の主張で、公娼が解禁されたとか。そうエイズの流行で、どうせ禁止しても、この人類太古からの商売はなくならない。それなら公娼として管理された中で解禁したほうがいいということに。それも一理ありますね。

低開発国では、場合によっては若い娘が一家を支えているケースが多いとも言われています。お花畑の理論だけでは語れない世界が現実ですね。

フランスのマリーアントワネットが「そんなに貧しくて、パンを食べれないのら、ケーキを食べればいいのに。」とういう有名な言葉を思い出します。

なにかご清潔派の論調とこの件は似ていますね。
オイラは寛大な方の意見です。

投稿: オイラ | 2009年6月 9日 (火) 21時02分

2003年にNZでも女性首相の下、売春合法化されました。オイラさんの言われる<どうせ禁止しても、この人類太古からの商売はなくならない。それなら公娼として管理された中で解禁したほうがいいということに>です。
 おかげで小学校の先生や婦人警官まで売春している人が見つかり大問題になりました。先生は辞職し、警官はどちらかにしろと迫られて警官を選んだとか。笑ってしまいます。
 そんなNZですが、しかし児童買春には厳しいです。日本と違って海外での児童買春も有罪です。

投稿: でんこ | 2009年6月10日 (水) 08時13分

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