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2009年5月 8日 (金)

だれも反対できない文句でのキャンペーンの偽善

オイラ、「地球にやさしい」なんていうキャッチコピーは大嫌いだ。よく考えてごらんよ。地球にとっては人間なんて体についた垢ぐらい。なんたって地球全凍結や地球全熱帯まで経験してきているからね。これらのコピーを使ったマスメディアのキャンペーンでまともなものはほとんど少数。今はCO2削減エコ運動展開中。再生紙・マイ箸・ペットボトル・マイバック・・・・・・。

20年程前、市の懇話会のメンバーにさせられ、当時話題になっていたリサイクル推進の為の会議に何度も参加させられた。森林を守るため、再生紙の推進の為、新聞紙・ダンボール・割り箸回収の効率化、マイ箸を普及させ割り箸使用を少なくする運動。

市の担当役人が云った。これを推進させれば、森林での木材伐採において、数千・数万の木が助かるとかなんたらかんたら。オイラ云ってやった「割り箸については、ほとんどが間伐材の再利用。建築材で使い物にならない幹・枝が利用されている。その様な説明は不適切で、市民に錯覚を起させるんじゃないですか」と。だが、役人たちはすっかり洗脳されているから、ラチがあかない。他の参加メンバーも思考停止状態。

あのころ、テレビのコメンテータらが、「私もマイ箸にしましたー。ほらこれいいでしょう!」なんて箸箱を披露していた。今でもそれを実行しているなら、バカを通り越して尊敬してやる。

新聞・雑誌・ダンボールの回収も、子供会の親達が動員され、各家を回って集め、そのころ古紙の値段が上がっていたので、小額だが子供会に市から補助金が出た。しかし製紙会社じゃいい迷惑。なんていったってバージンパルプ(直木材チップからの製紙)の方が丈夫だし、コストもはるかに安い。可哀相に再生紙だと偽って、バージンパルプで製紙をしていることが見つかり大騒ぎがあった。

また、かなりが国内ではなく、中国に古紙が原料として輸出されていることも発見された。そのうち中国も、もうそんなに要らないということになり、古紙の在庫が山積み、ゲップが出てしまった。だから現在では子供会をも巻き込んだ古紙回収行政システムも消えてしまった。

各市町村もあの高尚な文句のリサイクルの看板をしらーっと降ろし、清掃工場でビンビン燃やしている。このほうが、生ゴミを燃やす際必要な重油の量が助かるとか。スーパーでのマイバック推進も同じようなこと。

スーパーのレジ袋が無駄だというキャンペーンで、マイバックで買い物すれば最終的にCO2の発生さえ抑えられると。推進の為の割引(極小額)制度や、クーポンスタンプやら、いろいろやってきている。カミさんに聞いてみたら、近くのスーパーではスタンプのほうらしい。

当初は清掃工場で、このレジ袋が燃える時の高温で釜が傷み易いなんてのもあったみたいだが、実はそれに耐えられる釜にどんどん改修しているらしい。現場で作業しているのに聞くと、生ゴミは高温にならないと燃えない。返ってレジ袋や新聞紙が大量に混じっていたほうが助かるらしい。

また燃えカスから出る有害物質と言われているものに関しても、低温燃焼の場合には多く発生するが、高温燃焼の場合は極端に減るという結果が出ている。例の大騒ぎになったダイオキシンでさえ、実は人間にとってそれほど有害ではなかったという結果も出ている。要するに騒ぎすぎ。

ダイオキシンは猛毒なのか

書いた通り、最近あのダイオキシンに「実はあまり大した毒性ではないのではないか」という説が浮上しています。ダイオキシンといえば言うまでもなく、多くの書物やニュースなどで「発ガン性・催奇形性・内分泌攪乱作用などあらゆる毒性を併せ持ち、12kgあれば日本人全員を殺せる史上最強の毒物」と騒がれていたはずの化合物です。

果てはアトピーや「キレる子供」の原因といった根拠のない嫌疑までかけられており、おそらく現在最も嫌われ、恐れられている化合物といっても過言ではないでしょう。

ダイオキシンは農薬合成時などの不純物としてできる他、塩素を含む化合物を燃やすことによっても生成します。1999年、所沢近辺の産廃処理施設から発生するダイオキシンが付近の環境を汚染しているとして大きな騒ぎを起こしたのは記憶に新しいところです(これは後に判明した通り虚報でしたが)。

さらに食塩と新聞紙を一緒に燃やすだけでもダイオキシンが発生することも実証され、近年では自宅での焚き火でさえ危険とされるようになってしまいました。

記憶にまだある、ベトナムの「ベトちゃんドクちゃん」も本当にダイオキシンの犠牲者だったのか。というのは、最近ネット情報のお蔭で、大昔からある確率であのような子供が生まれてきた事実が写真付きで暴露されている。アジアに限らず欧州でも。まだ化学製品が発達する前からだ。それに発見された症例があの1件だけというのも不思議だ。もっと多くの事例があるのが普通だと考えられる。

30年ほど前、焼き肉・焼き魚のコゲにはタール分があり、これが発ガンの発生の元になると外国発の報道が流れ大騒ぎになったことがある。北米でもBBQの自粛や日本のひもの屋はもう先がないと喚いていた。オイラのポン友のひもの屋も。だがその後科学的に普通に食している分には何の問題がないことが発表され安心した。しかしマスメディアは騒ぎすぎて申し訳ないとの一言もない。だからいまだに信じているのもいる。

このスーパーでのマイバック推奨運動のニュースを聞いたとき、違和感を感じた。オイラはスーパーで買い物するとき、いかにレジですばやく処理をされるかが期待値なのだ。順番を待つのが大変嫌い。レジの係りの人も、扱い易く機械的に処理できれば一番いい。それが、やれスタンプだとか、レジ袋だとか、マイバックだとか、要するにアイテムが増えれば、その分手間が増える。それが積み重なると後ろでイライラしながら待っているオイラが出現してくる。スーパー側だって従来どおりのレジ袋一本の方がいい訳で。だがマスメディアのキャンペーン(世論)には勝てない。

そして予想していた通り、マイバックを道具として万引きの横行だ。なんたってマイバックのお蔭で、万引きしたものか、そうでないものか判明できない事例が多数発生。そして棚卸をしてみると、明らかに相当数万引きされているとか。方法はいろいろあるらしい。各自調べておくれ。

オイラ上海に出張滞在していたとき、スーパーに入るとまず入り口に警備員なのか公安なのかが数人いて、バックや袋類をもって入場できないようチェックされるのには驚いた。もっている場合、場外にある専用コインロッカーに一旦入れなくては入場禁止。さもありなんと納得して従った。

それより裕福な日本だって結局は同じこと。中には三浦なんとか(合掌)だって金はあるくせに万引きしていたぐらいだから趣味の人も多くいる。マイバックとは万引きし易い道具を与えてやるようなものだ。これを推進した発生源は環境省みたいだ。

マイバックを持ってる人は約6割、有料化には半数が賛成~環境省調査:2007年06月01日

マイバッグ悪用した万引きが増加中「当たり前」の声も:2008年8月05日 09時42分

上は以前の記事だよ。オイラこの件は最近のテレビ報道番組で知った。マスメディアは自分達がこの推進を騒いでいたのでずっと伏せていたような。まずくなったら知らん顔。これがマスメディア。

オイラ気になって、カミさんに聞いたら、一時マイバッグを買ってそれで買い物をしたが、ついそれを忘れることが多く、ほとんどレジ袋で買っているとのこと。生ゴミを小分けしたり、何かの場合入れる袋にやっぱり重宝だとか。

マスメディアも、大騒ぎする前にもう少し洞察力を働かせて、客観的に報道できないものかね。予想される「光と陰」を。役人もマスメディアも軽いのばっかりで困ったもんだよ。しかし間違いは人間である以上発生する。間違った場合には騒いだ量と同等に訂正報道をすべきじゃないのか。それが報道の良心というものだ。

そして、誰も反対出来ないような文句を垂れ下げてキャンペーンを張って大騒ぎをするな。お前らのインテリジェンスなんかより、今やネット界のインテリジェンスのほうが上かもしれないよ。

一粒で二度美味しいオイラのブログ:   今日の画像

まったく、事実の中に、そうでないもの紛れこませるのがうまいんだよ。

マスメディア、テレビメディアが特にそう。もちろん政府も。

誰も反対できない美しいキャッチコピーには気をつけろ!

オイラ見ているとこの猫、みの・・・、ふるたち・・・、とりごえ・・・、もりなが・・・おちあい・・・・・・、・・・・・・・

NHK・・・、TBS・・・、・・・・・・、に見えてきてしょうがない。

Qzaaqfb97ajunsjeyp

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コメント

電車の中の携帯使うなキャンペーンもそうですよね。シルバーシート(ってもう言わないんだっけ?)ではペースメイカーに影響を与えるから電源を切れなんて最悪。影響を与えるのなんて10cm以内だし誰も被害者が出ていないのに携帯を使わせないのが目的で後からこじつけたの見え見えですよね。タイとかシンガポールとか韓国とかでは電車の中で携帯使い放題で何の問題も出ていないのにね。車内放送鵜呑みにして携帯使っていると鬼の首を取ったように注意するおばさんなんて最悪です。

投稿: go-ichi | 2009年5月11日 (月) 21時36分

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