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2009年3月21日 (土)

「グリーン・ニューディール」って何なのさ。

今日は同じ地域にいる娘が同窓との食事会があるとかで、生後1ヶ月をバーバが子守り、4歳長男をジージが子守り(自転車の特訓)だ。オイラ娘3人で息子はいなかったので、孫と一緒にいると記憶の消えた自分の幼児期を辿る楽しみに耽ることができるし、いいメタボ防止の運動もできる。金も掛からないし。

疑惑の「CO2による地球温暖化」もあるが、米国は「グリーン・ニューディール(Green New Deal)」の標語で走り始めたかのようだ。オイラも次世代エネルギーへの移行推進、エネルギー効率の向上化は大賛成だ。

ただそのコンセプトが、これから地球は温暖化する⇒それにより多くの被害が発生し、地球は人間の住みにくい環境になる⇒それはアル・ゴアが発表した「不都合な真実」のように⇒その原因は人間社会の吐き出すCO2⇒このCO2を排出を出来るだけ削減したエネルギー社会を造らなければならない⇒そうしないと地球は後戻りできない劣悪な環境になる。⇒それを強力に実現する手段としてCO排出権というのを創設して、目標に達していない国・企業は、低開発国からその分を排出権として購入し、それはまたデリバティブ証券化され世界で売り買いをする・・・・・・・・。

とういうのが胡散臭い偽善に見える、ある種のプロパガンダに見えるのだ。

最近は日本では、「日本版グリーン・ニューディール」っていう言葉がマスメディアにしょっちゅう出てくる。これから日本もこの標語で走っていくのか。カタカナ標語を使うものってだいたいが胡散臭い。すぐカタカナ標語に飛びつく日本マスメディアの悪弊だ。

一昔前も「金融のグロバルスタンダード」っていうジーちゃんバーちゃんと子供には理解できない標語で煙に巻いてきて、今回の詐欺金融バブルの崩壊だ。

このグリーン(Green)って語は、緑⇒自然を表すんだね。

例として、木材(北米の躯体材=ランバー材)には、グリーン材とドライ(KD)材というのがあって、値段が安いのはグリーン材。これは人工乾燥をしていない。だから木材の中に水分を含んでいるので、湿気の多い季節にこれで建築すると、後から乾燥にともなって木材にひねり・狂いが出てきたり、完成後かなりの期間、躯体材の軋む音が発生する。つまりグリーン材=自然材ということ。(ドライ材とは人工的に乾燥させ含水率を5%にまで下げた材だ。)

だから自然エネルギーへの転換のためのニューディール=公共事業ということなのか。この間まで「エコ(ECO)」ってのが散々出たが、これはエコロジー(Ecology)の略。「環境」や、環境に関わる事象のこと。正確には「生態学」を指すとのこと。 まったくカタカナ標語に振り回されるね。

先日NHKのテレビで、米国のこれら対策のなかで例として挙げられていたのが、送電・配電システムを変えて、ある規模の地域で、全ての建物に太陽光発電設備をし、その地域内で電気を廻しあうシステムなんかが紹介されていた。サブとして余った電気を電気自動車の蓄電池に一時保管もするという。コンピューター制御で、効率良く発電された電気を分け合うそうだ。オイラあまりその効率ってのにはピーンとするものはなかったが。

オイラ、この歳になって気がついたのだが、30年程前にこの手の専門書を読んだのだが、その本に送電の時の損失は、実は70%もあると書いてあって、それが今日まで頭に入力されたままになっていた。今回調べてみるとそれは真っ赤な嘘で、送配電損失率って4.3%、総合損失率7.8%って小さな損失なんだ。この本では、こんなに損失(70%)が多いので、電線による配電システムではなくて、各戸による個別小発電システムを推奨していた。この程度なら、送電による損失はあまり問題にしなくてもいいと思うが。

http://www.chuden.co.jp/corpo/corporate/plan/data_service_souhaiden.html

送配電損失率送電線は、発電所で作られた電気を発電所から変電所、そして需要地へ輸送する役目を果たしています。送電線は、同じ太さの電線では、電圧が高いほど大量の電気を送ることができ、電力損失も電圧が高いほど少なくて済みます。

P_d_s_souhaiden_2008

送配電損失率とは:発電所で作られた電気をお客さまにお届けするまでに、発電所、変電所および送配電線においてその一部が失われます。これらの電力損失を総合損失、このうち送配電線による電力損失を送配電損失といいます。この損失の発電所から送られる電気に対する比率を損失率といいます。

オイラは、今の日本の代表作の太陽光発電設備っていうのは、お客にあまり勧めない。設置工事まで含めて200万円前後も掛かるし、屋根に取り付ける場合、屋根の構造や仕上材によっては、台風などで建物をおおいに傷める可能性もあるからね。また太陽の出ていない時は、0か極端に発電率が下がる。これが、ロスアンジェルスや砂漠地帯のようにいつも太陽が拝める地帯なら推奨するが。

電力会社が余力電気を買い取る制度も整えたみたいだが、その値段は普及のため相当無理な値段にしてあるそうだ。先々どうなるか分からない。なんでも現状では費用的にトントンになるのは、20年ぐらい掛かるとのこと。その間にはその設備機器の劣化は当然予想されるし、台風などで破壊される可能性もある。交換でまた大金が掛かる。

オイラの家の外置きガス瞬間湯沸し機だってもう3回変えた。まあ海が近くなので潮風の影響もあるのかもしれないが。一時、燃料電池の戸別発電機が話題になったがありゃどうなったのか。数日前はネットだったかテレビだったか、70代の職人が小電力で大電力を発生させる各戸用装置を発明し完成させたとか。いろいろ話題は湧いてくるのだが。

風力発電ってのも、このごろ日本でも流行しているようだが、周辺に低周波の騒音を撒き散らす公害が発生するそうだ。またその風は強すぎてもいけないし、弱すぎてもいけない。風方向もできるだけ一定していないと。と、注文がうるさい。ある地域では設置(早稲田大学製)したがほとんど発電しなかったとマンガみたいな話がテレビで話題になった。

風力発電機のトップはドイツだそうだが、ドイツは昔、「お花畑連」が大騒ぎをして、原子力発電をやめてしまった。だからその代わりに風力発電に力を入れてきたのだが、なんと云っても1機当りの発電能力は劣る。いかにも原子力発電と同等の能力があるかのような報道がよくされるが、同等とするためにはおびただしい数の風力発電機を設置しなくはならないらしい。まあインフラの整っていない未開発地域なら有効だと考えられるが。

その点フランスは賢い。外国から輸入の原油や石炭・天然ガスに頼るより、原子力発電を優先する政策できた。電力の78%は原子力発電だ。食料と同様でエネルギーの元を外国に抑えられたらいけないという歴史的信念からだ。このごろさすがにドイツも原子力発電に舵を切り始めたらしい。

米国も原子力発電が20%になったところで、かつて事故(スリーマイル島)が過剰に非難され(映画:チャイナシンドローム)これまた「お花畑連」の中止運動が巻き起こり、旧ソ連の欠陥原子力発電所(チェルノブイリ)の事故と相まって、新たな発電所計画は全て中止となった。

日本では度重なる中止運動のなかでもくいしばり、なんとか原子力発電を維持しつつ現在30%の発電をしている。日本のマスメディアにかかると、原子力発電所の場合、なにか「故障」があっても「事故」になってしまう。怖い怖いになってしまう。

面白いことに、ここに来て、米国含めて各国は、かつての原子力発電所全面撤廃を見直し、新たな発電所計画が目白押しだそうだ。そして最新の原子力発電所を造る技術力は日本が最先端になっているそうだ。日立・東芝・三菱等の出番らしい。何が幸いするか分からない。

結局総合的に考えて、「お花畑連」達が推奨する代替エネルギーというのは、地域的に合理的でなかったり、能力が極端に低かったり、別の問題が発生したりで、一部的には有効かもしれないという程度らしい。その他、地熱発電や波浪発電なんてのもあるが、たいしたしろものではないことが判明してきている。

一部には謀略説ってのがあって、国と電力会社が策略でこれら代替エネルギーの開発の邪魔をしているからだなんてのもあるが、それほどヒマではないと思う。

ガソリンや軽油を使う自動車に関しては、代替エネルギーの実現が射程距離に入ってきたみたいだが、これとて完全化はかなり先になるような気がする。

昔オーストラリアのゴールドコーストから1時間ぐらいの所にある「サンクチュアリー・コープ」という場所に行ったことがある。そこにある友人の別荘に滞在した。ここは広大な人工リゾート地で、ゴルフ場と入り江を囲むように開発された住宅地だ。ゲートを超へエリア内に入ると一般人の交通は全て電動カートだ。各戸の車庫には電動カートが数台納まっている。スーパーに行くにも、ゴルフ場に行くにも、ハーバーに行くにも、4人乗りのこのカートを使う。(そのカートでなんと大橋巨泉とすれ違った。)

余談になってしまったが、電動カートは車体も軽く、そこは道路も平坦だからこんなものでも移動の手段になり得るが、あらゆる面で代替自動車となるとまだ電動自動車は開発の途中だ。ハイブリッド車が健闘しているが、ガソリンは必要だ。燃費のいい軽自動車(米国にはない)と、どっこいどっこいといったところ。

電気自動車が、完全な代替自動車として成功すれば、世の中変わる。車庫に収まっている時間に充電。夜間の余分電力の利用にはもってこいだね。外出時バッテリーが不如意になったら充電スタンドか?その間の待ち時間はどれほどになるのであろうか。その蓄電池の寿命は?短期で交換なのか?その短期とはどのくらいなのか?分からないことだらけだが、楽しみだ。

しかしだ。

もしこの地球温暖化といわれているのが、実は地球寒冷化に向かっていることが判明したとか。人間社会が排出するCO2は、実は気象には全然影響がないことが判明したとか。原油はまた別の場所から豊富に採掘できることが判明したとか。石炭の優良な液化が実現したとか。今の技術ではこれ以上の蓄電池開発は無理だと判明したとか。

その一つ以上変わったら、今やっていることがひっくり返ってしまう。文明は見果てぬ夢にチャレンジしているということに意義があるということで今日はお開きでーす。

一粒で二度美味しいオイラのブログ: 今日の画像

歳月の流れは全てを変えていく。文明もしかりだ!

見てくれ!この変わり様。

まるで、人生の流れに合わせて変わっていく!

オイラも若い頃はイケメンでスリムで・・・・・・・。

(今日はちょと苦しい引用で・・・・・。)

Fat_of_fame

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コメント

地熱発電とか風力発電とか・・・・発電とか。
すぐ、社民党の辻元や福島瑞穂なんかが、持ち出してくる。すばらしい制度の国=北欧の福祉社会。も同じ。
みな同じパターン。

代替エネルギーに関しては、昔から予算取りを目的としたインチキ案が多かったが、これからますます多くなるね。

投稿: aozora | 2009年3月23日 (月) 09時02分

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