日本の政治を変えてくれ!ますます日本人は政治白痴化する。
安倍元首相の2007年参議院選挙で与野党が逆転したことから、現在の混迷は続いているのだが。
小泉純一郎 ⇒ 安倍晋三内閣1年(2006年9月~2007年9月) ⇒ 福田康夫内閣1年(2007年9月~2008年9月) ⇒ 麻生太郎内閣 ?ヶ月(2008年9月~?)。もういい加減にしろだね。
世界がグローバル化する中で、こんなにぽんぽん内閣が変わる国というのは、日本以外ないんじゃないのか?
マスメディアも日頃は同じような疑問を呈し、批判はするがもう一方では、その時の内閣の引き降ろしに熱中する。これじゃあ結果的に官僚に政治を任せるしかないのは仕方がない。
英国・カナダ等も似たような議員内閣制(Parliamentary Cabinet System)をとっているが、こんなにぽんぽん変わるというのは聞いたことがない。ネットのお蔭でこのようなことも簡単にオイラでも調べられるようになった。
で、これには2種類あって
一元主義型議院内閣制 ⇒内閣が専ら議会にのみ責任を負い、国家元首(君主、大統領)には責任を負わない。
二元主義型議院内閣制 ⇒内閣が国家元首(君主、大統領)と議会の2者に責任を負う。
ということだが、一般的な議院内閣制は一元主義型議院内閣制を指していて、これが議院内閣制の標準とされる。
二元主義型議院内閣制は今日では変則とされるが、初期の議院内閣制は二元主義のものであった。近年では、半大統領制の下で二元主義型議院内閣制が復活しているそうだ。
一元主義型議院内閣制を採用している国家は、英国、フランス第三・第四共和制、日本、ドイツ、スペイン、スウェーデン、オランダなどが挙げられるとのこと。
大雑把な概略から日本の制度に絞ると、
議会が首相の任命に同意し、首相が内閣の他の大臣を指名する。 内閣は議会に対して連帯して責任を負い、分裂した状態で議会に対することはない。重要問題で首相と他の大臣が対立した場合(閣内不統一)、大臣が閣内にとどまったまま首相に対する反対派となることは許されず、首相に従うか辞任して反対派になるかを選ぶことになる。
辞任を通じて議会内の多数派に変動がおき、結果的に内閣が倒れることは許容される。 内閣は議会の明示的あるいは暗黙的な多数派に依拠しなければならない。議会は、内閣不信任決議を行うことによって、いつでも内閣を変えることができる。 このとき内閣は不信任決議に従って総辞職するか、議会の多数派を再形成するために議会を解散するかを選択する。
解散の後、選挙を経て新たに作られた議会の勢力により内閣の命運が決まる。選挙で多数派形成に成功すれば不信任された首相が引き続き政権を担当し、失敗すれば再任をあきらめ別の首相が任命されることになる。
なるほど。ただ何が原因で日本の場合、こんなに首相がぽんぽん変わるのか。首相が変わるということは、各大臣も変わる。まともな政治は行なわれないのは確かであろう。日本ではこれが当たり前になっている。
確かに長期政権もあった。・・・・・・・例外として。
小泉純一郎が通算1980日(5.4年)、中曽根康宏が通算1806日(4.9年)、、佐藤栄作が通算2798日(7.7年)、池田隼人が通算1575日(4.3年)、岸信介が通算1241日(3.4年)、吉田茂が通算2616日(7.2年)。以下1000日(2.7年)に満たないのが、23人の短命内閣だ。
面白いことに、実は明治以後終戦までも、日本の場合内閣は短命だった。
伊藤博文が通算2720日(7.5年)、桂太郎が通算2886日(7.9年)、大隈重信が通算1040日(2.8年)、西園寺公望が通算1400日(3.8年)、原敬が通算1133日(3.1年)、東条英機が通算1009日(2.7年)。以下1000日(2.7年)に満たないのが、30数名の短命内閣だ。
これはどう解釈すべきなのか。日本人の国民性は「妬み・嫉妬の全開」民族で、1人のリーダーをいつまでも温存しない習性なのか。またはどれもこれも日本の政治家は本格的リーダーとしての素質が劣るのか。
または宗教的違いなのか。一神教と多神教の違い、又は無宗教全開からこのようになるのだろうか。昔、大島渚が、日本人の特質は多大な妬み根性だと云っていたが、なにか共通するような気がする。
毎回政局が不安定になるのは、今回のように衆・参のねじれ現象が起こったときに発生する。衆議院に優先権が与えられているが、ほとんどが同じ条件で選挙で選ばれるこの方式が悪いのか。つまりこの日本の二院制度に原因があるのか。憲法を改正して実質一院制度にしたほうがいいとの意見も多くある。
米国や韓国の大統領制のように任期4年・5年はどんなにダメな大統領と見られても任期がくるまで基本的に変えられないほうがいいのか。また英国やカナダのように日本と同じような制度でも日本より長期政権が実現しているのは、一体どこが違うのか。
英国に例をとれば、最近としても、ゴードン・ブラウン現首相が2007年6月からもうすぐ2年。トニー・ブレアが約10年間。ジョン・メージャーが約7年。マーガレット・サッチャーが約11年。とここにきて大変長くなっている。もっともそれ以前は、3年、2年、4年と比較的短かったようだが。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%81%AE%E9%A6%96%E7%9B%B8
しかしそんな日本がふと気がついてみると、国としては世界第2位の経済大国になっている。かえってその場その場の空気でぽんぽん首相が変わったほうがいいのか。そして官僚が主導の継続性の方がいいのか。そう政治家は飾りの方がいいのか。オイラ、分からなくなってしまう。
もうすぐ麻生政権は倒れ総選挙だ。自民党は下野することになろう。そして民主党の政権が生まれる筋書きになっている。オイラここに来てそのほうがいいかもしれないと思うようになってきた。そしてこれまでの自民党が培養してきた古くからの既得権を一旦開放させ、これまで奇麗事を言ってきた民主党にその通りをやってもらおう。
官僚の天下り禁止。官僚制度の崩壊。各省の既得権益の消滅。国際政治の変更。米国との関係の変更。自衛隊の海外派遣の禁止。有料道路の無料化。年金制度、健康保険の健全化。望むところだ。
マスメディアも大賛成。朝日・毎日の主張通りの国家になることでしょう。バラ色の国への再構築が待っている。しばらくは日本も産みの苦しみを味わおうではないか。その代わり出来なかったなんて云わせないよ。小沢君、管君、鳩山君。
確かに、派閥内政権交代で来た自民党に終わりを告げ、本格的政権交代の時代を試してみるのもいいかもしれない。だめならまた自民党が復帰すればいい。まあ過去に歪な形で一回やってはいるが。なにかこのままだと、ますます日本人は政治について白痴化するばかりのような気がする。
オイラが心から支持できる政党・政治家を作ってくれ。単なる議員はもう要らない。小渕の娘!子供を育て上げてから政界に入っておくれ。内閣府特命担当大臣(少子化対策 男女共同参画)だって?任命した麻生太郎よ!国民を馬鹿にするな!
一粒で二度美味しいオイラのブログ:今日の画像
この画像何だか分かるかい?
メッカ巡礼のため、サウジアラビアに集まったイスラム教徒のテント村だよ。
その数300万人。
宗教ってこんな凄いものなんだね。恐ろしささえ感じるよ。
グローバル時代。日本もこれらとお付き合いも、対峙も、しなきゃならないんだよ。
してみると、日本の政治家(議員)のケツの穴の小さいこと、小さいこと!
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コメント
小渕優子ちゃーん!
「少子化問題に取り組む「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム(PT)」(主宰・小渕優子少子化対策担当相)の第2回会合が24日、内閣府で開かれた。結婚や出産をためらう理由の一つには、就職難や自立した生活が送れない経済事情が関係しているのではないか、という仮説を検証した。」とあるが、仮説じゃないだろ・・・。
多分、未婚者が多い最大の理由はこれだと思うがねえ。つーか、少子化対策担当大臣って言うのは、少子化を食い止める仕事なのは良く判るけれども、社会全体の少子化を食い止めるのが仕事であって、自分が子供を産んで一人や二人子供を増やしても焼け石に水で解決にはならないと思うがねえ。まあ、これも仮説ですが(苦笑)。
投稿: 有権者 | 2009年2月27日 (金) 17時12分
おい! 小渕優子よ
赤ん坊が幼稚園に行く頃まで、しっかり子育てをしたらどうや。議員ごっこ、国会ごっこなんてやってないで。
そういう母親が一番悪いんだよ!。どうせ赤ん坊の面倒は人まかせだろうよ。
こんなのに少子化対策大臣なんてやらせるところで、麻生内閣は終わっているよ!
投稿: 説教人 | 2009年2月27日 (金) 17時22分