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2009年1月31日 (土)

報道番組の脇役はコメンテーター?コメンター?

早朝からどの民放もバライティー化した報道番組が全開なんだが。昨日朝、テレ朝の「スーパーモーニング」とTBSの「みのもんたの朝ズバ」と日本テレビの「ズームインSUPER」をリモコン切り替えで「廻し観」をした。

どの番組も、司会者男女(キャスター?)に平均4人ぐらいのコメンテイターってのが、コバンザメのように引っ付いていて、あーでもない、こーでもない、って毎日ノタマッテいる。この種の人間の存在ってなんだろう。なにか日本人の民度を低くするのに貢献しているのでは?と疑問を感じることが多い。

この朝も吉永みち子(作家?)ってのが、今の自民党を批判して「・・・・・こんなことでは、世界で笑われてしまいます」って云っていた。この手の表現を彼女に限らず、よくつかうコメンテーターは多い。オイラ曰く、バカが多いのだ。

オイラ「日本を除いた世界の国々の政界はそんなに立派なのか?」と反抗したくなる。だいたい先進国のテレビのコメンテイターで、自国の政界を批判して「・・・・・こんなことでは、世界で笑われてしまいます」なんて云うか?

このような言い回しは日本のお母さんお父さんが子供を躾ける時便宜上よく使われる。だがこのような言い方はあまりよくない表現だという方向になってきている。世界が本当に笑うか?そんな発想はないよ。必要なのはもっと本質において具体的な言葉が必要なのだ。

調べてみると現在時点では、

テレ朝「やじうまプラス」4:25~8:00

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→「スーパーモーニング」8:00~9:55

Commentator

TBS「みのもんたの朝ズバ」5:30~8:30

コメンテーター陣:青野由利 浅野史郎 池上彰 大林素子 川戸恵子 岸井成格 嶌信彦 末吉竹二郎 杉尾秀哉 高木美也子  早坂実 三屋裕子 宮内正英 吉川美代子

日本テレビ「ズームインSUPER」5:20~8:00

コメンテータなしまたは不明

→「スッキリ!」8:00~10:00 

1

2

3

フジテレビ「めざましテレビ」5:25~8:00→「とくダネ!」8:00~10:00

コメンテーターなし又は不明

このように比較してみると、コメンテーターが売りとコメンテーターに頼らない番組とがあることが分かる。

コメンテーター頼りが、テレ朝「やじうまプラス」テレ朝「スーパーモーニング」TBS「みのもんたの朝ズバ」日本テレビ「スッキリ!」

コメンテーターに頼らないのが、日本テレビ「ズームインSUPER」フジテレビ「めざましテレビ」フジテレビ「とくダネ!」

昼の番組・午後の番組は除外するが。

このコメンテーターってのが劣化していると、観ていてどうしようもない番組となってしまう。

そもそも報道番組ってのは、客観報道の原則により、事実と意見を混在してはならない。ニュースキャスターは意見を述べる事は出来ない(これに違反しているの多いね)。よってニュースの見方や意見を述べる第三者としてコメンテーターが必要となる。

だからこのコメンテーターってのは、有益な専門的コメントのできる人物であるはずで、思いつくままに勝手に放言するなら、単なるコメンターである。そうブログのコメント欄に投稿するのと一緒なのだ。それで結構な報酬はもらえるし知名度は上昇する。結構なご商売なのだ。

上記コメンテーターでマトモと思われるのは半分以下だよ。ただお囃子をしているだけ。笛や太鼓と同じ。オイラ自分の考えと違うからと不満を云っているつもりはない。それは例えばコメンテーターが数人いるのだから、意見対立があるはずなのに(そうでなくてはいけない)、それがほとんどない。皆仲良くシタリ顔で歩調をあわせて番組企画どおりの演出をしているように見える。

今の空気でも、派遣社員契約解除問題に関して、派遣先会社は叩くが、直接の雇用者派遣会社の問題には一切触れない。国籍法改正に関しても一切触れない。日本の政治は行政は全て悪。それに比べて米国は・・英国は・・・北欧は素晴らしい。そんなことはない!

それぞれほとんどが英語で意見交換ができない、英語の文章も読めないので、与えられた誰かの英訳しか情報がない。他国の「光」だけしか頭に入っていない。「陰」の部分は入っていない。少なくても外国に関連するコメントの時は英語に精通している日本人をコメンテーターとして使えよ。

たまにいても、デープ・スペクターのようなのばかりじゃますます劣化してきてしまう。どうも日本人の国民性として、バイリンガルは嫉妬心からか避ける傾向があるのか。少なくてもこれら世界は。

ネット社会でも時々あまり酷いコメンテーターにはお祭り状態とはなるが、これだけいるとも手に負えないようだ。よく批判の対象になるのは、石坂啓・鳥越俊太郎・青山リカ・川村晃司・落合恵子・大谷昭宏等々なんかが常連みたいだ。

それは、視聴者にとっては、コメンテーターの発言はどうしても世論を引っぱることになり、それらがあまりにも次元が低いと不満が爆発する。毎回ヒットの言及は出来ないのは当たり前なのだから、意見を戦わせるとか、別々の観点から意見を言わせるとか、あまり長期に採用しないとか。意見にもう少し責任を持たせる工夫をするとか。もう少しテレビ局は真剣に考えた方がいいと思うが。

今や世界が変わって、報道番組もビデオがサイト(Youtube等)に公開(アップロード)され、無責任な発言は、いつでも公開検証をされる時代になったからね。説得力があるよー。気をつけなくてはね。

一粒で二度美味しいオイラのブログ:  今日の画像

と、オイラはブツブツ云いながら

今日も報道番組を観ているのだ!

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コメント

批判は誰でもできる。
お前はそれ程立派な人間か???
  顔を出せ,馬鹿者めが

投稿: | 2009年3月17日 (火) 18時17分

↑の人
「批判は誰でもできる。
お前はそれ程立派な人間か???
  顔を出せ,馬鹿者めが」

立派な人間でなければ、批判はできないのかい。坊や!

そして、立派な人間ってどこにいるのよ。坊や!

お前はヤクザか?坊や!

投稿: 通りすがり | 2009年3月18日 (水) 05時44分

 時々ですがTVニュース番組を見ていて感じること、
全くおっしゃるとおりです。
 大学の教授やジャーナリストならともかくカメラマン、元スポーツ選手、女優(?)、タレンなどが司会者に迎合していっぱしの事を喋っているのには本当に腹が立ちます。それも批判や責任追及、ネガティブな意見ばっかり。
 おまけにに司会者までが意見を言うのですからあきれてしまいます。司会者は司会者らしくやれ!

投稿: 篠田 洋 | 2011年8月19日 (金) 10時36分

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