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2009年1月19日 (月)

NHKスペシャル 「女と男」 考えさせられた。

昨日の日曜日の夜の番組、NHKスペシャル「女と男」第3回目を観た。第1回目は観損ねたが、第2回目も観た。これまでタブーの世界に切り込んだ、なかなかいい作りだった。

人間の基本中の基本である、女と男---。じつは、その実態を私たちはほとんど知らない。
女と男は、どこがどう違うのか。なぜそんな違いができたのか。その謎を紐解いていくと、数百万年におよぶ弱肉強食の世界での熾烈な生存競争が浮かび上がってくる。

私たちの身体に潜む仕組みを越えて、私たちの心はどんな道を歩んでいるのだろうか。「女と男」の仕組みを知ることは、その道のりを照らすひとつの灯りになる。

NHKスペシャル「女と男」。3回シリーズで見つめていく、私たちの物語。

タイトルを「男と女」としないで「女と男」とした理由が、全編を観ると分かるような気がした。そう人間は女がいて後に男がいるんだよ。オイラのカミさんも観たのだが、この番組の話をするとタイトルを「男と女」と云っている。本当に理解したのか疑わしい愚妻(愚かなる夫の妻)なのだ。

第1回 惹かれ合う二人 すれ違う二人

男女はなぜ惹かれあうのか。脳科学はいま、恋のメカニズムを解明しつつある。その中心はドーパミンという脳内物質。快楽を司るドーパミンの大量分泌が恋する二人の絆となっているのだ。

ところが脳科学は同時に、皮肉な状況も浮かび上がらせている。高い代謝を要求するドーパミンの大量分泌は身体への負担が大きく、長く続かない。そのため、“恋愛の賞味期間”はせいぜい3年ほどだというのだ。実際、国連のデータでも、多くの国で離婚は結婚4年目にピークを迎える。

なぜ4年程度しか恋のシステムはもたないのか。それはそもそもの起源と深い関係があると考えられている。もともと恋愛システムは、人間の子育てのために発達したという。二足歩行と脳が大きくなったために、人間の出産・育児は他の類人猿に比べても極端に負担が重いものになっている。そのため、子どもが確実に育つよう、いわば夫婦で協力して子育てするという仕組みを発達させたと考えられるのだ。つまり、子どもがつきっきりの世話が不要になる4年程度で、恋愛システムはその役割を終えるわけだ。

しかし、いまの男女関係は子育てのためだけにあるのではない。そこで、男女関係はどうすれば長続きするのかという科学的な探求がさまざま進められている。アメリカでは30年に及ぶ家族の長期研究を通して、長続きしない男女関係では、男女差が大きな障害になっている事実が浮かび上がってきた。たとえば、女は、相手の顔の表情から感情を簡単に読み解くが、男は必死に脳を働かせてもハズす。女が悩みを相談するとき、話を聞いてもらいたいだけなのに、男は解決策を示そうとしてしまう。

こうした男女の違いは、長い狩猟採集時代の遺物ではあるが、無意識のなかに深く根ざしており、日常生活のなかで深刻な影響を与えやすいという。違いをちゃんと意識して、相手の気持ちを理解する努力が欠かせないのだ。

番組では、ワシントン州立大学の離婚防止のカウンセリングプログラムに密着し、「子育てを成し遂げる関係から、お互いの人生に影響を与え合う関係へ」と変わるなかの男女関係を描く。

演歌で「三年目の浮気」という唄があるが、こんな難しい理論より日本人の直観力って優れているんじゃないかい。またオイラ結婚数十年だがカミさんと口論してもなぜか男を説得するようにはいかないことを身に染みて感じたので口論しないようにした。それが正解だったのだ。いわば人種が違う又は他の動物と思えば腹は立たないのだ。簡単なことなのだ。オイラのポン友、カン坊はすぐ女遊びがばれてしまう。そうなんだ言い訳しているとき、顔を含めて全体のパフォーマンスで真偽を見られているのだ。

飼い猫がそうだね。普段オイラ達にはおとなしくしおらしいが、他の猫がちょっとでも家に近づくと、人が変わったように(猫が変わったように)唸り声をあげる。ここの家はオイラ達も含めて私の物だからと言いたげ。テリトリーを守っているんだってね。女と共通性全開なんだ。

第2回目 何が違う? なぜ違う?

男女平等の国・アメリカで新たな“男女区別”がはじまっている。小学校や中学校の義務教育現場で、男女別授業を行う学校が増えているのだ。成長期には特に男女差が出る。そこで、それぞれの性に合った教育をしようという試みなのだ。また、医学の分野でも、病気の男女の違いを重視する動きが広まっている。

そうした動きの背景にあるのは、いま新たな男女差が次々と見つかっていることだ。特に、脳は性ホルモンなどの影響で男女の違いが意外に大きいことが最近になってはっきりしてきた。

なぜ脳に男女差があるのか。そのヒントは、「同じことをしていても、脳の使いようが男女で異なっている」ということだ。たとえば、地図をたどっているとき、男は空間感覚を利用して地図を見るが、女は記憶や目印を手がかりに地図を見る。つまり、同じことをしていても両者が使っている脳の分野は異なっているのだ。脳が違うのは、「男女それぞれで得意なことが違う」ということなのだ。

では、いったいなぜ、人間は男女で得意なことをわざわざ違うようにしたのか。それは「ともに生き延びる」ためである。長い、長い狩猟採集時代、ヒトの祖先はいつも飢えとの戦いのなかにあった。そこで役割分担をしていろいろな食糧を確保する生存戦略を採ったのだ。その結果、狩りを担当した男は空間感覚を磨き、収集を担当した女は目印を利用する能力を磨いたと考えられるのだ。その祖先の能力がいまの私たちにも引き継がれているというわけだ。

その一方、思いがけない男女差も見つかっている。知能テストを解くときに使った脳の場所を調べたところ、男女で違っているらしいという事実が浮かび上がってきた。どうやらそれぞれが得意な能力を生かせるように、男女では脳のネットワークが異なっている可能性が高いのだ。狩猟採集時代とは違って、現代では男女の役割も仕事も生き方も多種多様である。そうした多様性にも対応できる柔軟性を私たちの脳は獲得していると考えられるのである。

たしかに、女は方向音痴が多い。また例えば建築家の必須条件、3次元を自分の頭の中で描けるか、ということについて女性は大変苦手なようだ。これは訓練以前の問題のように思える。部分的デザイナーの優秀なのは女にも沢山いるが、全体を総括する有名な建築家ってのは、ほとんどいないのは確かだ。

男女を分けて教育することの効果については、やっぱりだね。フェミニスト達が男女差別撤回なんてここ数十年叫んで世の中を変えさせたが、そもそも女と男の本姓に逆行していたことを、ほざいていたんだ。まあ男女別々の学校というのもいいが、ありゃ異性慣れしないので、とかくカスを掴む原因ともなる。オイラのポン友のスケコマシが、狙うならお嬢様学校だというのも一理あるのかもしれない。まあ一つの学校で、男女別々の授業受けるというのが良い結果を生むような気がした。同感だ。

第3回 男が消える? 人類が消える?

性染色体がXXなら女、XYなら男。1億7千万年前に獲得したこの性システムのおかげで私たちは命を脈々と受け継いできた。ところが、この基本そのものであるシステムは、大きく揺らいでいる。じつは男をつくるY染色体は滅びつつあるのだ。専門家は「500万年以内には消滅する確率が高い」という。なかには、来週になって消えても不思議ではないとする意見さえある。

そうした動きの背景にあるのは、いま新たな男女差が次々と見つかっていることだ。特に、脳は性ホルモンなどの影響で男女の違いが意外に大きいことが最近になってはっきりしてきた。

これはY染色体の必然的な運命だという。ほかの染色体は二本ペアになっている。もうひとつの性染色体のX染色体も母親の体内では二本揃っている。こうした場合、片方に欠損があっても、もう一方で補修できる。ところが、Y染色体は誕生以来、ずっと一本のまま、父から息子へと伝えられてきた。欠損を補修する仕組みがないため、長い間にY染色体には欠損が蓄積され、X染色体のじつに14分の1の大きさにまで小さくなってしまっているのだ。

じつは「性染色体をつかって遺伝子できちんとオス・メスを決め、両者がそろって初めて子孫をつくる」というのは、私たちほ乳類が独自に獲得した方法だ。ほかの生物はメスだけで子孫を残せる仕組みを持っている。そのほ乳類独自のシステムが長くほ乳類の繁栄を支えた一方、いよいよその寿命が尽きようとしているのである

さらに人間の場合、Y染色体を運ぶ精子の劣化も著しい。これは生物学的に一夫一婦が長くなった影響だという。

こうした性システムの危機に私たちはどう対応すべきなのか。自然任せに委ねるのか、あるいは人間の手で介入するのか。いわゆる人類初の試験管ベイビーが生まれてすでに30年、私たちは生殖補助技術をさまざまに開発してきた。そうした技術で将来、解決を図るという選択肢もありえるかもしれない。いずれにせよ、私たちは科学技術によって自然の仕組みを詳しく知ったことで、将来に横たわる危機を予め知る存在となった。それは、同時に自己決定をしなくてはならない生物になったことを意味しているのである。

オイラこの場面をみて慄然とした。オイラの精子を受けて誕生したのは、女3人。ということは、という事は、と云う事は、オイラが男系ご先祖様から大事に受け継いできたY染色体は、オイラで途切れてしまったということか?        愕然!

嘘だろう。嘘にしてほしい。オイラのY染色体は多少毀損していたかもしれないが。ゴメンネ、ご先祖様。所詮Y染色体は使い捨てなのかよ。

番組で他の動物を参考にしていたが、サルは一夫一婦制ではなく乱交なんだって。つまり一匹のメスがいっぺんに多数のオスとヤルそうだ。だから子宮の中は、多オスの精子が我先に争って、勝った精子が受胎する。その模様は迫力満点。優秀なオスの精子によって強い種族を守る最ベストな方法だそうだ。その観点から見ると「歩くペニス」と云われ、精子を撒き散らしていると噂されている山拓や鴻池・中川(女)なんてのは、本性とおり従った純粋な男なのかもしれないと思うようなった。おっと○△坊・△○坊もいたいた。尊敬いたします。

それにしても脱帽したのは、サルの精子の元気なこと!元気なこと!群れているオタマジャクシのようにグジャグジャに動いていた。それに反して人間の精子は数も少ないし、ひねくれているのもいるし、まったく元気がない。対照的だった。技術を使わなければ受精できないという情けない精子が急増しているそうだ。北欧人に多いと云っていた。特にここ近年の事らしい、なぜかまだ正確な原因は分からないらしい。

最後に精子売買による人工授精で懐妊の話が出ていた。夫は要らないが、子供がほしい。それも好みの姿の子供が、プラス頭のいい遺伝子を持った子が。精子製造元の男の写真入りカタログから選べる。こんなことは今や金さえ出せば可能な時代になったそうだ。精子バンクってヤツだ。

レスビアン生活の二人が、ホモ生活の二人から精子をもらい懐妊してそれぞれ子供を持ち、レズ・ホモ・子供の計6人が仲良く生活しているんだと。もう何がナンだか分からなくなってしまう。こんな事例は「スキモノ」の一部であってほしい。

オイラ保守的だからか。結婚したら「良きツガイ」として死に別れるまで、仲良く助け合って行くことが、この世に生まれた証(あかし)だと考える。

一粒で二度美味しいオイラのブログ:今日の画像

恐れいりました! 6人かね!よっぽど強豪精子だったんだ。

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それに比べて、おい!若造!

女が笛を吹かなきゃ、たたねえのか?

情けない男だ。バーロー!

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コメント

部分的にレスして申し訳ないんですが

>>北欧人に多いと云っていた。特にここ近年の事らしい、なぜかまだ正確な原因は分からないらしい。

これってセーフティーネットがしっかりしてるからじゃないですかね。北欧の福祉は素晴らしい!とテレビ、雑誌で取り上げられているんですが、実際は無気力な人が多いんだそうです。


投稿: クルックル | 2009年1月19日 (月) 16時03分

このY染色体の説が正しいとすると、
今後日本の天皇制の継承について大きな物議を
かもし出すね。

男子に限るのはダテじゃなかったということになる。
なんと日本では世継ぎについて、
大昔から科学的にも的を得ていたことになる。

投稿: tennnouheika | 2009年1月19日 (月) 16時24分

はじめまして。いつも興味深く拝読しています。”精子”については、以前盛んにメディアで取り上げられていた”環境ホルモン”の問題を思い浮かべました。あの頃はNHKも含め、随分と危機感をあおっていたように思うのですが、あの話はどうなったのだろう?そう思うと「女と男」についても眉唾かも?しれませんね。でも所詮科学は仮説でしかないのだから、視聴者はその仮説のユニークさを楽しめば良いのでしょうか。

投稿: DUMB | 2009年1月21日 (水) 09時40分

DUMBさん。ご拝読ありがとうございます。

そうですね。NHKのこれも100%信じてはいません。番組作成にも時間的制限もありますし、過去にも酷いと思われる番組沢山ありますからね。でもそれは世界中のテレビ局の番組にも見られることですから仕方ありません。

問題は作為的なのか作為的ではないのかが重要ですね。ただ今回の番組の半分以上は思い当たることが多かったです。
「子育ての3~4年を過ぎると恋愛は醒めてしまう」というときの「恋愛」って単に性欲が湧いて「ヤリタイ」性欲・愛欲という思いでしょうが、この「恋」「愛」という言語に問題があるように感じています。英語のLOVEも「貪欲なSEX」から人類愛・動物愛まで含んでいてまったく混乱させる用語だと感じています。「夫婦愛」=「良きツガイ」ってのが私にとってピッタシの用語と感じております。

投稿: オイラ | 2009年1月21日 (水) 11時46分

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