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2009年1月17日 (土)

1月20日オバマ大統領就任。いかに米国は変わるか?

昔の映画で、圧倒的人気で米国大統領で当選し勝利宣言をした主人公がその後、大統領就任演説を前にして、さあ私はこれから何をしたらいいのか?と側近に尋ねるシーンがあったのを、今回オバマについて思い出す。

今月20日にオバマは米国史上はじめての黒人大統領となる。歴代大統領の中で、米国ではマイナーだったカソリック系のケネディー以外、皆WASP系(白人でアングロサクソン系でプロテスタント)の大統領だった。オバマは少年のころインドネシアでイスラム教に触れたことはあったが、プロテスタントだそうだ。

オイラ達日本人は、プロテスタント、カソリック、イスラムなんてのは、遠い存在であまり気にしないが、米国では大変重要なことらしい。一説にはケネディーが(弟含めて)プロテスタントだったら、暗殺まで行かなかったかもしれないとも云われている。

ケネディーもオバマ同様に演説はうまく、米国民に歓喜のなかで迎えられた。キューバ危機を乗り越え、人種差別撤廃の公民権運動に力をいれたが、マリリンモンローとの仲を噂されたりして、クリントン(♂)と同様の女難危機はあった。ベトナム戦争の開始はケネディーが決断した。

もし、ケネディーが暗殺されなかったら、ベトナム戦争の大敗でこんにちのブッシュのように見っとも無い終末を迎えたかもしれない。若くして事故で死んだジェームスディーン同様一番輝いているとき死んだことが、全てを偉大な大統領として後世に語り伝えられているのかもしれない。

下院上院14年間の政治経歴があったケネディーと比べ、オバマは上院一期という未知数の多い政治経歴に不安を感じる人が多い。またオバマのこれまでの経歴・人脈についてはしっくりしないことが多いらしい。

愚かだったアメリカ人は、ようやく武力でも金銭力でも世界を支配できないと悟ったのだろう。だから黒人のオバマ大統領を選んだのだ。

イラクのフセイン元大統領が大量破壊兵器を保持していると米国は言っていたが、一方でニューヨークでは別の大量破壊兵器をつくっていた。それが「サブプライムローンの毒入り饅頭」である。米国人がそれを世界にばら撒いた。世界にとっては、そのほうが怖かった。

 そして今では、誰もが「米国は大変だ」「もう終わりだ」と思うようになった。米国は今までのような「力の信奉者」では立ち行かない。今、「徳の実行者」へと変わらなければ、もう滅びてしまうだろう。その終わりかけのときに、なんとオバマ氏が当選した

 わたしはそのことに感心している。ブッシュの米国、共和党の米国、ワシントンの米国はもう終わった。ニューヨークの米国は、もっと悪い。そうすると、田舎の県会議員が大統領になるのである。

 オバマ氏は実績なんか何もない。それなのに今、大統領選挙に勝った。そういうところは、米国はすごい国だと尊敬している。オバマ氏で、米国は再出発を始めるのだろう。
(私のコメント)
アメリカにとっては疫病神であったブッシュ大統領が退任して、20日にオバマ新大統領が就任しますが、アメリカはどのようにチェンジ出来るのだろうか。アメリカはイスラエルロビーによって乗っ取られ、国際金融資本によって乗っ取られた悪の帝国になってしまって、イスラエルのガザ侵攻にも米国議会はイスラエルを支持する決議を下すほどになっている。

それに対してバラク・フセイン・オバマ新大統領1人でアメリカ外交を変えていくことが出来るだろうか。変えようとすればイスラエルが動いてモサドのスナイパーがオバマを暗殺するだろう。イスラエルはアメリカの支持を失えば消滅の危機になるからどんな事でもしてくるだろう。アメリカはイスラエルを見捨てるべきだったのですが、アメリカは最初からイスラエル支持一辺倒だったわけではない。スエズ動乱の時まではアメリカは中立だった。

しかし国際金融資本は今回の金融恐慌で大きく傷ついており、以前ほどの影響力は無くなって来ている。バーナンキFRB議長は国際金融資本の所有物である金融機関を紙幣をばら撒いて救済しているが、やがてはハイパーインフレとなってアメリカと国際金融資本は共倒れになるだろう。一部の資本家は中国を次の世界覇権国とみなしてアメリカを見捨てるようですが、国際金融資本も分裂している。

オバマはスローガンとして、「チェンジ!」と云っているが、新政権の顔ぶれとしては、もとのクリントン政権の時代の人材で占められている。国務長官クリントン(♀)・国防長官ロバートゲイツ留任・財務長官ティモシー・ガイトナー・国家経済会議議長にローレンス・サマーズ、その他ほとんどどこかで見たたような顔ぶれらしい。

そしてこれらの人脈をたどっていくと、クリントン時代の財務長官ロバート・ルービンに行き着く。そしてルービンは今瀕死状態のシティーグループのCEOだった。そして彼の出身はゴールド・マンサックス。そう今回の詐欺金融のいわば大元締めゴールドマンサックスなのだ。つまり新政権はオバマの意向とは逆に「マネーゲーム第2回戦」を狙っているのか?

ともかく20日のオバマ大統領就任式には、約200万人がワシントンに集まるお祭りになるそうだ。米国民の歓喜の中で誕生する新大統領。醒めている日本人からすると、ただ感心するだけだが。

今年の年末までに米国がどのようになっているのか楽しみなのだ。期待通りになるのか、今回に輪を掛けてまた大迷惑を輸出するのか。まさか「国家破綻宣告」で海外債務をチャラにするとか、ハイパーインフレを起して債務を収縮させるとか、新ドルに変換とか、過去日本は煮え湯を何度か飲まされているからね。

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ヒットラーは民主的に国民の歓喜の中で誕生した。

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