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2008年12月22日 (月)

団塊の世代から若者に伝言。

昔、堺屋太一が、戦後のベビーブーム世代を「団塊の世代」と名づけ、1976年に同名の小説を発表した。オイラ読んだことがないので詳しくは知らない。中身としては4つの物語の構成になっているそうだ。

この団塊(ダンカイ)という語は、鉱物学で一塊の単位で採られる鉱物を指す「ノジュール(nodule )」の訳語を、世代を表す言葉として用いた事により登場した言葉だそうだ。それが目立つ語なので、以後今日まで思考停止で普及している。まったく罪作りだ。結論はただ比較的人口が多い世代ということだけ。

終戦(1945年)の翌年に安心して、あっちこっちで歓喜の喜びのなかでトツキ・トウカ後の1947年(今年61才)に大量出産となった。これは1948年(今年60才)・1949年(今年59才)と続く。これには興味深い話もついていて、

じつは、1948年までは一部の例外を除き一般の避妊・中絶・不妊手術は法律で禁止されていた。今のように勝手にオロセナカッタ。そして1948年に優生保護法によって限定的に容認し、翌年の1949年の改正で「経済的な理由」での中絶も容認する事になったため出生率の増大に歯止めがかかり、1950年度以降は出生率が著しく低下していった。

オイラの父の兄弟は10人。母の兄弟は6人。現在の後進国並みの出生数だ。出来りゃ産むしかなかったし、国も産めや増やせやの時代だったからね。

2ちゃんねるを代表する書き込みは、そりゃ団塊世代を糾弾する書き込みが何時までたっても思考停止状態で全開らしい。「電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも、みんなみんな団塊世代のせいなのよ」ってな感じ。米国では「ベビーブーマー」と言われて同じように存在するのだが、日本のような糾弾はされていない。憎むべきは堺屋太一。

もっと広い観念的定義だと、団塊世代とは1945年生(63才)から1953年生(55才)の13年間という説もある。戦後の復興期に生まれた事、親が戦争世代である事、いわゆる戦後教育の強い影響下にある事、学生運動との関連など多くの分野で共通する体験とそこから生じた価値観を持つとされる。まあこちらの方が説得力があると言えばいえる。

3年前の2005年の時の調査結果だ。(クリックで大きくなります。)

Photo

オイラの場合小学校を現在の地元で過ごした。風呂は五右衛門風呂でマキを燃やした。鉄製でどんぶりを大きくしたようなものだ。底はもちろん熱いので、円形の木板が浮かんでいて、入ると同時に足で沈ませ底にある突起に引掛ける。そうしないと上がるとまた浮いてきてしまう。足ワザが必要だった。もちろんマキを燃やしての風呂沸かしはオイラの担当だった。残り火に芋を埋めて出来上がりは風呂上りに食べる。ホクホクで美味しかった。オヤジから手伝いはよくさせられた。

地元から繁華街には、オヤジのオートバイ(陸王って名だったか)に家族計4人乗り。15分ぐらいだが、燃料タンクの上の場所がオイラ。逃げたくなるほど怖かったよ!数年前仲間とベトナムのホーチミンに行ったが、交通はまさにこれ3人・4人乗り全開。見ていて郷愁に涙が出てしまった。

その後オヤジは景気が良くなったのか、ミゼット→ハイゼット→スバル360と高級車化した。まあミゼット・ハイゼットは今でいうフォードのピックアップカーの小型と思ってくれ(正確にいうと軽トラなんだが)。

中学時代は東京へ。母方の祖父母の家に勉学の為下宿生活。そのころでも空気の綺麗なオイラの地元から比べて、東京は全体が石炭を燃やした匂いだ。風呂のある家は風呂を沸かすのに石炭だったから。それでも家に風呂があるのはリッチな方だ。ほとんどが銭湯通いが一般だった。

便所も汲取りが当たり前。鼻が馴れてしまっているので、便所の匂いが部屋に漂ってきても、そんなに苦にならない。匂いを外に出すため、便所には下に小窓、上に窓の工夫があった。冬は水分が多いので、排便の時のポッチャンの跳ね返りに悩まされた記憶がある。落下時に合わせて、尻を浮かすワザが必要だったのだ。

一部では下水道が引かれ水洗便所が普及してくる真っ只中だった。新宿区の山の手地域でもだ。東京オピンピックにあわせて、東京中が水洗便所に生まれ変わった。といっても和式便器が主体で、洋式便器は以後新築に合わせて採用されて行った。そのころはまだ洋式便器には抵抗感のある人がほとんどだった。他人と便座を共用するのがなんとなく嫌だと。

電車も馬力が今一なのか、下落合駅から高田馬場駅の間、神田川をまたぐ付近が急勾配で、電車の機嫌が悪いときは止まってしまうんじゃないかと心配したくらいだった。

高校時代は、新宿十二荘付近に木造2階建てアパート(オヤジはここにアパートを持っていた)で1人暮らし兼アパート管理人。4.5帖+入り口と台所(0.7帖)+押入(0.8帖)。便所は共同。3帖の部屋も一つあった。風呂なんて付いていないので銭湯通いが基本。でも番台越しに女の脱衣場をチラリと覗くのが楽しみと云えば楽しみ。男は条件反射のようにあちらに目線が行った。

ここに最大では夫婦+子供2人なんて家族も居た。新婚夫婦もいて毎夜のお努めが激しく、歓喜の叫びが廊下に響き渡ったこと、しばしば。高校の悪友達がそれを聴く目的で、よくオイラの部屋に集まったものだ。まだ皆童貞だったからね。興味深々。

酒もよく飲んだ。いつの間にか不良の巣窟みたいな感じになっていった。(酒以外の法に触れる行為一切なし)。普段はラジオの深夜番組「ジェットストリーム」で海外のこぼれ話をじーっと聴き、「なっちゃん、ちゃこちゃん」を聴いて性欲を刺激された。音楽もよく聴いた。左脳が勉強、右脳がラジオを担当していた。なにかこの時間になると麻薬のようにココロが高揚してきて、パラダイスに接近してきたような気持ちになった。未来はバラ色だあー。

大学は、例の70年安保と言われるが、オイラの大学は学長の金の使い込みに対する反発だった。秋田明大なんてのが陶酔しきって演説していたが、オイラはアルバイトで忙しかった。いろいろなバイトをした。その中で特筆するのは、たしか五反田に運転手組合ってのがあって、そこに登録し早朝着た順に名前札を掛ける。都内の各企業から運転手の欠員補充の連絡が届くと先着順で派遣される。今の日雇い派遣の先駆けなんだろうね。

清掃車、ミキサー車、バキュームカー、各種企業の運搬トラックの運転手、ヤクザの夜逃げの運転手、認知症の介護兼運転手、外人専用車の運転手。面白かったよ。日当がその当時で0.7~1.5万円だった。今の価値なら1.5~3万円ってところか?ただ大抵ボロ車。昭和通りのトンネルの真ん中でエンコしたときには泣きそうになった。オロオロしていたら、親切な人がロープ掛けをしてトンネルの外まで自分の車で引っぱってくれた。「ありがとうございました」と深いお辞儀した。地獄で仏に会ったような気がした。

稼いだ金で随分贅沢をした。映画・高額買い物・デート・キャバレー・スキー等々。2・3月は沖永良部島・与論島に仲間とスキューバーダイビング。その他伊豆七島等潜り歩いた。大学は幸いロックアウトで勉学出来ず。期末には両国講堂で問題事前公開の進級試験。卒業論文は知り合った上智の国際学部でシアトルからの留学生バイリンガルに英語の建築関係論文を訳してもらい(有償で)それを提出無事卒業。彼女今どこにどうしているのか自宅シアトル住所紛失で分からない。

そしてアトリエ的建築設計事務所に正就職。安い給料でこき使われ、雇用保険・厚生年金・健康保険なぞ皆無。云わば修行の身で、初めて真剣に建築設計の基礎を学んだ。2年目に一級建築士の資格を取り、30才で独立して自分の事務所を開設。まあそんなこんなで還暦を迎える歳になった。

どん底のような時も随分あった。ただ念力を入れて日々仕事に励むとなんとかなるものだ。そしてアーなりたい、こんな体験をしたいと思って日々励むとなんとか実現するものだ。それらを不思議なものだなあと感じる。幸い大病など一切なかった。大怪我も一切なかった。ラッキーだったと思う。

オイラ達は戦後の貧しいころの空気が体に染みているせいか、今回のテレビや新聞の非正社員切り報道には、あまり同調の感が持てない。小企業なら多くの求人はあるだろうし、今からでも専門技術を磨いて一人親方の道もある。故郷に帰って漁師や農業だって可能性もある。大企業の工場で歯車のひとつとしての仕事がそんなに将来性のある仕事か?って思うこともある。チャップリンのモダンタイムスだよ。

建築の設備工事の見積書を見たら、2時間ぐらいの仕事で1人2or3万円ぐらい計上している。オイラプロだから減額させたが、専門技術料が入っていますからと堂々としている。オイラ器用だから道具もあるし自分で材料を買って自分でやった。1/20の金額で済んだ。職業訓練すればそんな世界でも十分食っていける。妻子を伴って。

もっと職探しの範囲を広げたらいい。こんな不景気は君にとっては一時的なんだよ。今月発売のWILL2月号に曽野 綾子が「弱者が強者を駆逐する」という題名のエッセイが載っているが、まことに的を得ている。目からウロコが落ちるようだ。常々思うのだが彼女、女にしておくのがもったいない。日本にはこのような思考を表現出来る男どもが少なすぎる。これは日本のマスコミ界の悲劇なんだ。

「猫の金玉」ではないが、自分に来る猫の金玉は見えないが、通り過ぎて去っていく時猫の金玉が見える。去っていったときチャンスが見えたようじゃいけない。もう遅い。必死になってスキルを磨くと、向かって来る猫の金玉が見えるようになれるんじゃ!

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コメント

団塊世代にプレゼントです。
これを聞いて、あの頃を思い出してください。

JET STREAM ミスターロンリー(MR. LONELY)城達也

http://jp.youtube.com/watch?v=cERZqzC2Mwk

投稿: 団塊世代 | 2009年1月 6日 (火) 10時23分

おっとこっちの方が、あのころ深夜に勉強そっちのけで
ラジオで聞いた雰囲気に近いね。


ジェットストリーム 城達也 (昼間飛行)
http://jp.youtube.com/watch?v=S45sZVbKm-g&feature=related

城達也 ジェットストリーム (エンディング)
http://jp.youtube.com/watch?v=hvL_StoV_Jg&feature=related

投稿: 団塊世代 | 2009年1月 6日 (火) 10時34分

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