国際的バブル崩壊で日本を見ると・・・・。箱根付近の見回り。
火曜日水曜日と箱根付近を見回りに行ってきた。火曜日は雨。水曜日は曇りと晴れ。箱根に過去数回行ったフランスレストランがある。別名キザレストラン。セレブ憧れ女性を連れて行くと喜ぶといわれている。
この店は20年ほど前からあるのだが、最初オイラが面白いと思ったのは、新築時にインテリアや外観をわざと汚して、はるか前から建っている雰囲気で造られていることだ。ヨーロッパ風で、何百年も風雪を耐え、何度も改装をして塗装も何回も塗りな直したような。発想の転換だね。このコンセプトは勉強になった。
中身としてはオイラのような食通には、女だましに感じて仕方がないのだが。まず予約をするのがお約束。挨拶が「ボンジュール」と来る。それも日本人のウェイターだ。以後は全て日本語。オイラこのスタイルは嫌だね~。ここはワインがすこぶる高いのしか置いていないから気をつけたほうがいいと聞いている。オイラいつもその店のハウスワイン(安価)しか頼まないので聞くと「ない」という。じゃワインはやめた。水を注文(車だしー。)
コース料理を頼んだのだが、「アラカルトですが、2種類のスープがありますが・・・・・・」とひっけけ注文が来る。これで頼むと追加料金になる。「要らない」と断わる。また「アラカルトですが、各種のチーズを用意しております。お好みをこの場でお切りします。」これも追加料金になる。「要らない」と断わる。この「アラカルトですが、」をすばやく、さりげなく云うので、ついうっかりコースに入っていると勘違いするんだよ。いいワザをしている。「これは追加料金になりますが、・・・」ってはっきり云えっていうんだよ。
昔10人ぐらいで行ったったときは、からかってしまった。「ワインは何にしましょうか?お勧めは・・・・・」。オイラ達「一番安い白2本と赤2本お願いしまーす。」 また、必ず料理の説明が入る。「今日は三島のネギを調達しまして、この料理の・・・・・・」「私は三島在住だが、”三島ネギ”なんて初めて聞いたが」 「いつもは相模湾のアワビを使うのですが、本日は駿河湾のアワビです。(ものすごく小さくてトコブシみたいだった)」「私は漁師だが駿河湾と相模湾のアワビが違うなんて聞いたことがないが」ってな具合。つまり地元の詳しいのがお客で来ることを想定していないで口上なのだ。もっとも地元の客だと分かると台詞が変わるのだが。
料理自体も創作だかなんなのかしらないが、食材費があまり掛からない工夫として、例えば薄いフィレ肉にやたらに飾り立てをして、そうは感じさせないようにしてみたり、オイラ通から見れば材料費を浮かせているのがミエミエなのだが。
まあ面白いから1回行くのはお勧めだ。雰囲気は女を騙すにゃすこぶるいい。湖尻の方にはここしかないのですぐ分かる。90年のバブル崩壊を経て、小田原にも支店を持ったがここは処分して、この地を充実して増築して経営努力でここまで来ている。これからしばらくは、オイラ達のようなお客が多くなるので、バブル時風経営は難しくなるよきっと。
プリンスホテルに泊まったのだが、平日のせいか静かだった。日本人以外は白人組みが数組。インドネシアからの二十数名ほどの団体が来ていた。最初ペルー人かとオイラ思っていたが、聞いたらインドネシアからだと。なんか似ているんだよね。
千石原のススキの稲穂を見て、ついでだから御殿場のプレミアム・アウトレットに行った。
ほらミーハーネーチャン発見。
運営は、アメリカ合衆国のチェルシープロパティグループ、三菱地所、双日の3社の合弁会社であるチェルシージャパン株式会社で、2000年オープンで2008年の3月にも拡張して、現在アウトレットモールとしては、日本一とか。現在約200店舗ある。土地は所有者小田急電鉄から借りているとのことだ。
平日だったが、それなりに人は出ていた。だけど商品を実際買っているひとは極端に少ないように見えた。とにかく全部の店がなんらかのいわゆるブランド名で売っている店ばかり。そう成田空港の中の免税店をやたらに並べたようなのばかり。中を歩いている分にはディズニーランドに無料で入ったような感じでそれなりに楽しい。実際の購入者は日本人でもミーハーかミーハーセレブ。あと昨年・一昨年とウォンが高かった時の韓国旅行者、バブルでのにわか成金の中国系人。
犬の散歩がてらにルイビトンのバックなんて買わないものね。このオヤジ。
今韓国は、不景気突入でウォンが大幅下落(半値)で、もしかしたらIMF管理下。しばらくは日本に観光旅行、ましてここで買い物なんてとっても無理な時代に突入。中国系もバブルはどんどん崩壊で、これらも無理時代に突入。
日本もその煽りを受けてどうなるか分からない。10月16日今日のNK225の終値はとうとう1,089.02円(11.41%)下落で、8,458.45円。最大の下げ幅だ。着々と7,000円台を目指している。ますます含み資産が減少で、貸し渋り、貸し剥し全開で、日本の実業企業もボンボン潰れて行くよ。
それを考えると、このアウトレットもオイラにとって今回が見納めだろう。来年中にはこの地は閉鎖に到っていると思うよ。なんたって投資銀行が無くなり、そのビジネスモデルも無くなるのだから、バックアップ体制がとれない。あわせて高いお金を出してブランド品を購入しまくる人口が圧倒的に減る。もっとも円高で海外ブランド品がたいそう安くなる傾向にはあるが、しばらくは20万円のバックより、2万円のバックの時代だろう。(あるいは5千円のバック)
そうそう、オイラ来年あたりヨーロッパにでも旅行に行く計画でも立てようかなー。いままでユーロがバカ高かったからね。今NZドルが58円だって、信じられない。豪ドルも65円だって。アセアニア方面はお勧めだね。義従兄のサム・ニールとNZでスキーってのもいいね。彼のワイナリーでブドウ栽培の手伝いも面白い。オイラ自分のみかん畑で畑仕事は馴れているから。まあ、それまで節約節約だ。
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コメント
おっしゃるように、NZドルが安くなって、とたんに本の1年ほど前からみると、あっさり3分の2です。30万NZドルの家が2700万円から、1800万円です。もっとも住んでる分には変わりないですが。
一時NZドルが100円近くになった頃(1年半ほど前)、家を売って日本に帰った人の話を良く聞きましたが、その頃は家も最高の値段でしたし、今頃はうまく売り逃げたと笑いが止まらないでしょう。今戻ってきたらまた同じ家が2軒買えるでしょうから。
投稿: でんこ | 2008年10月17日 (金) 17時44分
でんこさんお久しぶり。
1993年にゴールドコーストのサンクチュアリーコープに行ったのですが、あの時もNZドル、豪ドルがめちゃ安でしたね。
住宅の値上がりは、シドニーオリンピックがキッカケだったような記憶があります。あの当時サムニールもシドニーにいることが多かったです。
投稿: オイラ | 2008年10月17日 (金) 18時16分