そしてフフフ首相はいなくなった。
アガサ・クリスティーの推理小説「そして誰もいなくなった」をもじったつもりだがちょっと無理があるかも。
フフフ首相の辞任に関する件は、ほとんどのブログで取り上げているから、オイラのブログでは、多少違った角度から見てみようと起稿したのだが。
オイラの見立てでは、
本来2000年4月2日前任の小渕恵三首相が脳梗塞で入院、例の5人組による不透明な中で発生した森喜郎首相。翌年4月26日退陣。在任期間1年。本来この時点で自民党は終わっていた。マスコミ・メディアは徹底的に森を叩いた。特にハワイで日本の研修船が、米潜水艦と衝突したときゴルフをやっていたと、「郵便ポストが赤いのもみんな森首相のせいなのよ。」的叩き方だった。またその当時民主党の勢力は、自民党を圧倒的に凌いでいたと思う。
ところが、小泉首相の発生で、そのリーダーとしてのパフォーマンス(良いのも悪いのもひっくるめて)が受入れられ今日まで自民党は生きながられて来た。小泉は、首相として汗を流している姿を国民に焼き付けた。約5年間の在任期間で日本の首相像というものを変えさした。
ところが、福田首相は大雑把に言えば、従来の首相像そのものだった。また2代目首相として、能力をはるかに超えたプライドがありすぎた。小泉内閣の官房長官の時、その鼻につくプライドの高さは、天下一品の印象をオイラは受けた。官房長官を降りたのも、今回の辞任と同じ範疇のものだろう。この男は最後まで、内閣総理大臣の任の重さをあまり感じていなかったのではないか。こういうのはとかく学者肌に多い。
辞任会見が、全てを語っているように思える。民主党小沢が・・・・。前の首相のやり残したことが災いして・・・・・・。自分に対する批判が・・・・。公明党(ナンミョウ)の圧力が・・・・・(これは心のなか)。自民党内の対立が・・・(これも心のなか)。
特に最後の記者の質問に「ひとごとのようにとあなたはおっしゃったけどね、私は自分自身のことは客観的に 見ることができるんです。あなたとは違うんです」 ではオイラ笑いを通りこしていた。
中国には噂通り、配慮しっぱなし。媚びるに媚びて、五輪の選手入場では、日本選手に中国国旗を全員に持たせて振らせたり(こんなの日本だけ特別)、各国トップは、自分の国の選手が入場するとき、立ち上がってアピールしているのに、日本のトップは座ったまま扇子を扇いでいたり。一時が万事だよ。胡 錦濤(ホゥー・ジンタオ)の目の前で、日本をアピールしたくなかったのか。
「人のいやがることはしない」がモットーらしいが、それは一般社会でのこと。政治とくに国際政治の世界ではまったく通用しない。一国のトップはいざという場合、例えば自国民1000万人を救う為に、自国民1万人を見殺しにしなければならない決断をしなければならない立場にあるという認識が感じられない。
今年後半は、世界中バブル崩壊(幸い日本だけはマンション以外バブルではなかったが)の影響で翻弄されることが確定されている。年当初の見通しより、刻々悪化しているようだ。直近では、韓国がディフォルト寸前らしい。なんでも国策ファンドが、例のファニーメイやフレディーマックの債権(GSE)をしこたま買っていたらしい。→最悪それらが0になるかも。株価は下がるし、ウォンは下がりっ放し。今月後半には、韓国の外貨準備金は底を付く恐れもあるらしい。→貿易の輸出入が出来なくなる恐れ。またIMF管理下になるかも。そうなりゃ韓国は、また日本に援助の請求書を恫喝と一緒に送ってくる。
なんたって、レバレッジを効かせた金融経済は全世界で1京3000兆円とか。それが一斉に収縮するのだから、その猛威の規模は計り知れない。中国からは、バブル経済崩壊の恐れありで、これまた日本に援助の請求書を恫喝と一緒に送ってくる。もっともそんなもので賄いきれる規模ではないが。福田を代表とする媚中連中は断りきれないでしょう。これは民主党にとっても同じこと。公明党にとっても同じだ。中国と一蓮托生が合言葉。もちろん、請求書と恫喝を送ってくるのは米国だって同じこと。
一説によると(途転の力学さんより)、9月2日に広島で行われる議長サミットのため来日していた米国下院議長のナンシー・ペロシ姉さんに、お約束の「インド洋での給油継続」を念押しされた。この日1日だ。彼女は民主党だ。次期大統領が共和党でも民主党でも「新テロ対策特別措置法継続」のお約束は守らせられる。雪隠詰め。安倍晋三と同じパターン。そして、辞任を決断したのは、週末ではないこの日の1日だと。これが辞任表明が夕方になり、辞任発表が9時半になった原因とのことだ。
国内の重要問題が山積の上に、外交大問題山積。フフフ首相の能力を超えたことが自分で分かったのでしょう。彼は正直なのかもしれない。国益を考えたら、今回この首相が辞任したことは良かったのかもしれない。だいたい福田を担いだ森喜郎連中は問題だね。今は知らん顔をしている。次の選挙でいなくなってほしいが。
さてつぎが誰になるのか問題だが。現在は、麻生太郎が有力とのこと。石原伸晃・小池百合子も候補に。まあ脇役というところだ。こんなに人材が少ないなかでは、こんどは麻生太郎で決まりだろうね。面白いことになるかも。オイラ期待半分。ところで石原伸晃って何でエロ拓派なんだ?若手で期待もしたことがあったが。
オイラの希望としては、自民党・民主党一緒にしてガラガラポンで、再編成した党に分かれて欲しい。公明党(ナンミョウ)は政教分離で解党してほしい。彼ら毎回公職選挙法違反スレスレのことをやって勢力維持をしているからね。大作さんももう80、朗報が出れば公明党も変わっていくでしょう。それまで待つしかないか。
こんなに内閣が変わるのは、根本的に日本の政治システムにあるとオイラは思う。そう全て同じ法案を衆議院と参議院に計る二回審議制度だ。そしてそれぞれ任期制度(参院は解散なしの6年)が違うこと。確かに慎重に同じ法案を2回審議はいいかもしれないが、3回にすればもっといいのか。4回にすれば・・・・・。両院制といっても、全て同じ法案を2回審議する制度っていうのは、いまや特殊なのではないか。米国の両院制も中身は日本のとは違う。日本の制度は政党・議員を性善説に考えた場合の理想であって、ここ数十年の日本の政治体制はその弊害ばかりが発生しているように感じる。現在のように参議院でねじれるとニッチもサッチも行かなくなる。政局全開になるからね。スピーディーな政策の実現ができない。やはり憲法から変えなくてはだめですな。
米国大統領選挙は11月4日。衆議院選挙日をこれにぶつけたら面白いだろうね。マスゴミ・メディアどもが発狂すること間違いなし。
ともかく、よくあるやり方は、ニッチもサッチもいかなくなったら、入院して寝たふりをするのも知恵のひとつかも。そうなんです。日本はこれから3ヶ月ぐらい寝た振りをします。韓国さん、中国さん、米国さん、その他さん、起さないでください。その間に世界経済はなるようになるでしょう。勝手に起したバブルの尻拭いは御免です。 ケセラセラだね。
一粒で二度美味しいオイラのブログ: 今日の画像
最後にもう一回貼らせてください。
ゴメンナサイ。フフフ・・・・・・・・福田さーん。
あなたには、こんな愛嬌が欲しかった。
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コメント
やっぱり、中国共産党側にとっては、福田首相の辞任は痛手だったみたいだね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080902-00000049-scn-cn
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>このうち福田氏の退任を惜しむ声が目立つ。たとえば「福田氏は歴代首相の中で最も親中的だった」「福田氏は最も優れた政治家だった。理性豊かで先見性にあふれていた」といった意見が書き込まれている。
このほかにも「福田氏は日中関係の改善に尽力した。中国国民は福田氏のことを永久に忘れないだろう」「福田氏は善良な人であるから退任は残念だ。日本で首相をつとめるのはなんて難しいのだろう」といった書き込みがみられる。
一方、次期首相に最有力とされる麻生太郎氏に関しては「今後の日中関係は楽観できない。なぜならば麻生氏はこれまでにも中国に対して友好的でない態度をとってきたから」「もし反中的な人物とみられる麻生氏が次期首相に就任したら日中関係は低調になるだろう」など警戒感を示す意見が多い。
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なら、我輩は麻生首相を期待する。
投稿: 陳胡臭 | 2008年9月 4日 (木) 17時55分
ここまで行くとちょいやりすぎかも。
でもいいや。これが最後だよ。
まったく誰が作っているのか。
http://shadow-city.blogzine.jp/net/2008/09/post_54cd.html#more
投稿: aiya | 2008年9月 5日 (金) 16時40分
元日本青年会議所会頭、麻生太郎君。
日本を背負って立て。
最低3回見てください。 秀作です。
http://www.geocities.jp/project_p_jp/otoko.html
投稿: アイヨー | 2008年9月 6日 (土) 15時09分