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2008年4月 2日 (水)

名ばかり管理職

昨日(3月31日)のNHKスペシャルで「名ばかり管理職」について放映していた。オイラも過去2回程短期であったが、コンサル的立場で建設関係企業に勤めたことがある。待遇は管理職扱いなので、残業代は付きませんと云われた。無知なオイラは「管理職なのかー」とその言葉だけで酔った。だが後から分かったことは、要するにサービス残業で使うための方便だったらしい。

オイラの義理の息子二人に勤務状態を聞いても、人生大変だなーと感じる。毎日帰宅は夜の11時、12時。云わばサービス残業だ。時々土曜日にも出勤しなければならないときもあるとか。だから土・日はヘトヘトで自宅でただボーッとしていたいとか。オイラの若いころから日本人は働き過ぎだと云われてきたが、現在でも変わっていないんだね。いやますます会社側が巧妙になってきたのか?

オイラ仕事の関係で、バンクーバー・シアトルの会社との交流が多いのだが。驚いたのは、仕事の打ち合わせをしていて、午後4時過ぎ頃になると会社のなかの従業員はほとんどいなくなってしまっている。帰宅だよ。聞いてみると昔、北米では東海岸側のほうが欧州に通じていて云わば主導であったので、勤務時間も東時間が多いとのこと。

だから朝6時ごろ勤務開始で午後4時頃勤務終了。→夕方ゴルフ等スポーツレジャー・庭の芝刈り・家の修繕・BBQパーティー・コンサート・夕食の支度 等々結構忙しい毎日だそうだ。彼らは仕事中はまるでロボットのように勤勉に働く。もちろん職種によって違うだろうが、見た目には日本人の1.5倍ぐらいの迫力がある。そして定時になると落ちこぼれなく一斉に終業する(これはおみごとと云っていい)。管理職も特別な用事がなければ、帰らなくてはならない。残業がある場合は自宅ですることが多い。現にオイラその担当者(管理職)の自宅と電話で打ち合わせをしたことがある。法的に残業代は1.5倍前後の単価で会社側は待遇しなければならないそうだ。まさに仕事と私事が半々で均等が取れている。

労基法の41条には、労働時間や休日や休憩といった労基法の規制の適用除外を設けている。そして、労基法41条の2項には、「監督若しくは管理の地位にある者」は適用除外であるとしている。事業主は、それを勝手に拡大解釈し、店長だの課長だのと言う役職名が付いただけで管理監督者だとして残業代を払わないのである。「偽装管理職」なんだ。

名ばかり管理職2008年3月31日(月) 午後10時~10時49分 総合 

十分な権限や裁量もないのに管理職として扱われ、残業手当も支給されないまま過酷な長時間労働を強いられる“名ばかり管理職”。

入社9か月で管理職にされ24時間営業のコンビニ店を任された20代の男性は、人手不足のなか4日で80時間の長時間労働を迫られた。背景には、出店や価格をめぐる激しい競争の中、正社員の数は最小限にとどめその人件費も抑えたいという企業の思惑があるとされる。

法律が定める管理職の条件は「経営者と一体的な立場」「労働時間を管理されない」「ふさわしい待遇」の3つ。マクドナルドの店長は管理職かどうかが争われた裁判で、東京地裁は「店長は3条件を満たす管理職にはあたらない」と判断。同じように店長を管理職としてきたチェーンストア業界に衝撃が走った。労基署による摘発も相次いでいる。一方で3条件や判決に違和感を持つ企業は少なくない。現実の社会では管理職の概念はより広く解釈され、社員の「誇り」や「やりがい」にもつながってきたからだ。

悲鳴を上げる“名ばかり管理職”の実態に迫るとともに、摘発を受けてとまどう企業にも密着。全国の管理職に対するアンケートも通じて、“名ばかり管理職”の問題を多角的に検証する。

国は「管理職」の条件を定めている。

    1. 経営者と一体的な立場。
    2. 労働時間を管理されない。
    3. それにふさわしい待遇。

この三つをすべて満たして、対象である「管理職」、法律で云う「管理監督者」と云えるそうだ。

なんだそれじゃ全国過半数以上が満たしていないじゃないか。オイラも満たされていなかったよ。「偽装管理職」だ。国(行政官僚)は法律で定めれば、性善説的に下々は従うなずだ。だからあとは知らないよだね。いつものことだ。「建築基準法」も同じだったね。

そもそも「労働基準監督署」は一体何やっているの?人手が足りないんで出来ません?。無駄なハコものに金は使うが、本来やらなければならないことには、金を使わない体質が今日の日本の激悪な労働環境を作っているんだよ。「私の仕事館?」おまえら失業保険の金をいくらくすねたんだ。番組では、労働基準監督署の役人が調査してその内定済みの会社に是正措置を命じた例を取材していたが、そんなものお飾りぐらいしかならないね。

まずはサービス残業をなくすことに、国・行政・サラリーマンは動くべき。残業の単価は欧州の例のように、高額にすべき。こんな仕事人間ばかりになってしまったら、はっきりしていることは、家庭部門の個人消費は増えない。原則サラリーマンは定刻には一斉に堂々と帰宅する慣習をつくること。会社にその慣習を植えつけること。そうしないとその会社にとってペナルティーが与えられるシステムを構築することだ。目安は「仕事と私事半々」の生活・人生になることを実現させること。

人間はなんの為に働く?。確かに仕事に生きがいを持つことは大事だが。

その仕事(仕事=収入=会社の奴隷)に人生を振り回され、気が付いたら定年になっていた。子供達と一緒にいた思い出も、かかわりもわずか。友人知人は会社関係のみ。会社の仕事関係以外は興味もないし知識も少々。接待・被接待でホステスバーが我が故郷。オイラの同窓生にもたくさんいるよ。企業戦士の成れの果てが。こんな日本人は寂しい。もっと心身ともに豊かになるべきだ。

一粒で二度美味しいオイラのブログ:    今日の画像

アノー。 どうしたらいいのだ だあー。

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