「朝まで生テレビ」とオイラの付き合い
1987年から続いているこの「朝まで生テレビ」。今年で21年目。オイラどうゆう訳かこの番組と付き合いが長い。一般には毎月末の金曜深夜1時台(正確には土曜の早朝1時台)から始まる討論番組だ。もちろん毎回録画をとって土・日に観るとういうのが恒例だった。この番組の録画テープだけで百数十本がオイラのテープ棚に並んでいる。このごろはHDDに録画なのだが、満杯になってしまっては困るので、DVDにダビングしなければと思っている。時間が取れたら「愚か発言集」で編集してyoutubeに投稿してやろうかね。オイラ生まれつき悪趣味だから。
この番組に関しては、好き嫌いが多く、また批判も多いが、よくあるのが田原総一郎の横暴な司会のやり方や、左翼系・反日系を頻繁に出演させたり、彼らを重宝したりが指摘された。オイラも時々あまりの厚顔無恥・唯我独尊・売国・捏造・反日・・・・・・・に頭にきて興奮したこともある。テレビを壊してもしょうもないのでやめた。まあこれが番組制作者の狙いだろうが。
確かにこの番組でテレビデビューした人物は多い。ピースボートで辻元 清美・東大教授で舛添 要一・東大教授で西部邁・弁護士で福島瑞穂・評論家で呉 智英・教授で姜尚中・新右翼で鈴木邦男・評論家で宮崎哲弥・・・・・・・・・・・・・・・・。初期のころは大島渚のパフォーマンスや視聴率を上げるためか横浜国大卒のAV女優を交えたり。昔の録画を見ると懐かしいし、その人物の過去が見えるので、正当に人物評価が出来る楽しみがある。(これイヤミなのだよ)
正論の「セイコの朝生を見た朝は」ではないが、時々「朝生特集」もやって見たいと思う。
早速今日は2月の朝生の感想に挑んでみよう。
司会: |
田原 総一朗 |
進行: | 渡辺 宜嗣(テレビ朝日アナウンサー)・長野智子 |
パネリスト: | 片山 さつき(自民党・衆議院議員、党行政改革推進本部幹事) |
まあ相変わらず最後まで観て、大きな収穫があったとは思えないがこんなものでしょう。ただ各人のインテリジェンスの程度とその見解がわかって面白い。またそれぞれのポジショントークが多いことも。ネットの方がこの問題では先を行っているところも多い。まあ言語表現と文章表現との違いはあるから簡単に比べられないが。
[最初の各人の出だしだけテープ起こし。]
森永卓郎(経済界のテリー伊藤みたいで、やたらに意表を付くことばかりいうパフォーマンスが多い。):サブプライムの問題はもう峠を越した。株だって日本を除けば下がってなんかいない。この件の損失は20兆で昨年末で十数兆円処理した。そもそも20兆とは米国のGDPの1.3%の損失で、1991年に米国でS&L貯蓄貸付組合の焦げ付きがでた時はGDPの3%だった。圧倒的に小さい。なんで大騒ぎになっているのかといえば、テレビ・雑誌・新聞は危機感をあおれば煽るほど売れるからだ。ただ問題は(CDO絡みの)信用収縮だが、今年後半には持ち直す。(断言)マクロで見ればたいしたことはない。」日本の日銀対策を批判。
堀紘一(相変わらずヅラだ。結構わかりやすいが、余談が多くなって理解に苦しむ時がある。森永に同調していて、)「米国は日本のように対策に手をこまねくようなことはしない。10年こんな状態(日本のような)が続くことはありえない。サブプライムなんておいしいので、8社ぐらいしかないんだが、やりたいようにやっていた。僕らなんか天誅が当たったとしか思っていない。ただ信用収縮が問題なだけだ。」
町田 徹:「本来今米国がやらなければならないことは、不良債権を抱えた金融機関に公的資金の投入だが、米国民の反感を買うことになるので、指導力がない今のブッシュ・バーナンキらは出来ない。新大統領が決まるまで、この件は手を打てない。ずるずると事は大きくなるだろう。サブプライムの貸付は犯罪とも云える。米国は9.11、ITバブル崩壊からその処理を市場に任せるべき時に金利を下げてバブルを煽る形で乗り越えてきているので、全体的にみれば過剰債務は400兆の世界に入るわけです。その中の一ヶ所にサブプライム問題があるわけです。米国のバブル消費で食ってきた中国も日本も当然景気後退はする。」
中川 雅治(元大蔵省・片山の上司だった):「サブプライムだけでなくそれらの関連商品への波及と損失、モノライン(債権保証会社)の損失等、今まだどこまで大きくなるかわからない。日本の対策について日銀が悪い。ただ欧米の金融機関は損失を隠さずすぐ発表して自己資本の充実に励んでいるので、1・2年で回復する。」
荻原 博子(昔保険のおばさんと思っていたら今経済ジャーナリストなんだね。彼女の声はオクターブが高いので、頭に辛く響くのだ):「これから米国は長期的対策を採る。各国状況が違うので、協調がしづらい状況だ。1年は乱高下しながら落ちていく。」
大塚 耕平(元日銀):「次々(CDOに関しての)損失が出てきてる状態だ。これから金融機関の破綻はもっと増えていく。」
辻元 清美:「貧しい人達にどんどんお金を貸して売り抜けてえ・・・・そこの部分をきちんとお、どういうようにしていくかとお、議論しないとお、私はお金をいれるだけではあ、信用を回復できないとお・・・・。」
本間 正明(愛人と官庁舎に住んでいたことがばれて辞任。謹慎中):「この問題に関してだけは、森永さんと同じで楽観的なのです。米国の地価(?)はバブルで2割上昇したが、今は1割台まで地価(?)が戻ってきている。これから2年ぐらいのスパンで戻っていくだろう。そのようにして回復していく。問題は返せない人に貸したということで。規模からいったら日本のバブル崩壊のほうが大きいわけで、日本のようにはならない。それは逆にリスクが分散されていることが、日本の場合より解決は楽だ。」
古川 元久(元大蔵省)「世界的にお金が多すぎることから起こっている。世界的な過剰流動性なのだ。」
水野 和夫(田原のサブプライムローンってのはそもそも如何わしいインチキローンなんですかの問いに):「サブプライムローンってのは借りた時点で所得の半分くらいを返済しなければならず、住宅価格が上がっていかない限り返せない。2年間は金利据え置きでしたからなおさら後へ行って返せなくなる。」(あえてインチキまでは言及しなかった)
<オイラ>
結構テープ起こしって疲れるね。たまにしかできない。まあ云っているほとんどはオイラが愛読している経済関係のブログに出ていることがほとんどで驚かない。番組はこの後これに対して「ナゼ日本がひとり負け」→「小泉構造改革」→「景気対策」→「金融対策」→「日本の経済はなぜダメなのか」と討論が進んだ。まあ奥は深い。今回は面白かった。
一粒で二度美味しいオイラのブログ: 今日の画像
どこまで行くんだろうかねえー。 まあ落ちても泳げるシーイ。
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コメント
過去スレで辻元 清美について。
http://natto.2ch.net/mass/kako/1001/10011/1001134226.html
政界のハエ、辻元清美
38 :文責:名無しさん :01/09/25 10:23 D:NiuRQtbQ
辻元の過去語録(朝生TV)より
*中国の学生は、幸せやと思う。私が北京にピースボードで言った時、天安門広場に皆自由に集まって討論できた。日本で皇居前広場に集まって そんなことできますか?
*自由主義経済より、東ドイツやソ連のほうが、国の制御が出来るし、経済一辺倒にならないので、環境を汚さない。
*北京政府のほうが、貧しいひとも、無料で大学へいけるし、医療も無料で受けられる。日本人より幸せやと思う。
*ピースボードで、アジアを回り、そこで出会った人々は、いい人ばかりやった。紛争も人権も何でも話せば分かると思う。
*・・・まだまだ沢山あるがあるが、今回これまで。
121 :文責:名無しさん :01/09/25 7:49ID:CcUby7bc
私、思うに、辻元は昔から、ただその場の討論に勝つ為の
詭弁者に過ぎないような気がする。
かつての桝添もその傾向があったが、辻元の場合、度が過ぎている。こういう人間、割りといるんだよね。
彼女にいわせれば、北朝鮮にもあやまってそして話をすれば、すべてうまくいくのです。
もともと悪材料なのが、社民のおばさん党首と組んだから
なを相乗効果の悪材料。
もうマスメディアよ、彼女は分かったから、もっとまともな人材を出演させてくれ。それともおまえら辻元とぐるなのか? 特にテレ朝よ!。
237 :文責:名無しさん :01/09/28 09:21 :ote7DtbA
拝啓 テレ朝のプロデューサー
あなたたちは、十数年まえから、辻元清美をテレビやその他で育て上げ、衆議院議員までならせましたね。
昔の彼女は、ピースボードの主宰者としてデビューし、ときには、チンドウ屋みたいな格好もさせ、高校生以下の次元でしゃべらせ、しかし朝日新聞一部の、思想の代弁者として使おうとしてたのではないですか。
彼女はディベートには,大変たけているのは認めます。
しかしただそれだけです。政治家としてあんなものでいいんですか。彼女の政治思想は、あまりにも低すぎます。
辻元をここまで引っ張ってき、なおも肩入れしているのは、誰ですか?。
何故ですか?。何の目的ですか?。あなたは一体なんですか?。
投稿: 2チャンネラー | 2008年3月 6日 (木) 10時59分