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2008年2月19日 (火)

インチキ療法・インチキ薬

オイラの昔からのポン友なんだが。国立大学(と云ってもあまり有名でない方)を出て、家業の小売店を経営している。自分では学識があると思っている。それでよく経営者の会なんかにあっちこっち入って勉強していたみたいだが。

20年程前はこの手のセミナーが大変多くて、高い会費を払って会員になると、セミナーだけでなく講演テープも送ってきて、それを何度も聴いて段々洗脳されていく。まあ確かに悩んでいる経営者に希望を与える利点はあるのだが。

その頃の話で、その彼が完全にガンを治す治療法が発見されたと云ってきた。それは毎日野菜スープ(ある配合の)飲むことでどんどんガン細胞が小さくなりやがて消滅するというものだった。もちろん前記のあるカルト系(あとから分かったのだが)の経営者セミナーから仕入れたものだった。オイラ達常識派は、彼にそんな簡単なことで治るならその発見者はノーベル賞もので、世界中で膨大な数のガン研究者がいて、膨大なお金を掛けて日夜研究しても今だ完成されていないことにはどう考える?と反論したのだが、すっかり洗脳されているのか彼の受け売りはこうだった。「その発見者は米国のとある研究所でそれを発見し、世界に発表しようとしたが、それで食っている各国政府各国薬品会社に止められ、命を掛けて母国日本で発表したのだ」と。この話は当時有名で、故渡辺美智雄大臣もガン治療で飲んでいるとワイドショーで紹介されていた。もちろん渡辺さんがどうなったのか衆知の事実だが。やがてこの男、完全なインチキ男であったことが判明され逮捕に至った。この手のことは返って理論的な理解力があると自信のあるほうが引っ掛かりやすいみたいだ。

オイラの父親も6年前肺腺ガンで逝ったが、オイラの妹が数十万円掛けて、せっせとアガリスクのドリンクを送ってきた。父親は溜めるだけ溜めてほとんど飲まなかった。性格からいって信じないタチなので。死後妹がその数百本になるドリンクを引き取っていった。気持ちだけありがとう、だったのだろう。父親は。

このようなことに勇ましい医者もいるもので。

「異端医師の独り言」さんからなのだが。

まかりとおるウソ

証明医療(EBM)が定着しない日本

☆☆☆ニセ科学

 次から次にインチキ医療、ニセ科学が湧き出るので、気づくたびにこのコーナーに追加して行きます(ニセ科学の横行)。太字は「健康被害が生ずるもの」あるいは悪質な「詐欺」。

お口に入れるもの漢方薬漢方を信奉する開業医のHPでみたQ&A)、風邪薬、サメ軟骨、黒酢、ロイヤルゼリー、フコダイン、セサミン、アガリクス、ブロポリス、ユンケル類、ドクター水素水、βカロチン(カロテン)新型乳酸菌(アトピーは腸から攻めろ)、エコナ、マーガリン

上記以外のインチキ癌検診人間ドック脳ドックLAK療法を初めとする細胞免疫療法アンドリュー・ワイル(アメリカで人気の代替医療家)、EM菌、トルマリン、ゲルマニウム、湿布薬、マイナスイオン、磁気治療、プラセンタ、アロマセラピー、リーブ21ドモホルンリンクル、モーツアルト効果、血液型と性格、精神科・心療内科・メンタルクリニック、エステ、有酸素運動、宗教、進化論、ダウジング、ユング・フロイト(夢分析)、武田邦彦(環境問題…の著者)、上野クリニック、ノーストクリニック(包茎治療)、ニキビ治療外用薬(当院処方を除く)、温泉の効能効果、血管年齢測定、HIFU(前立腺癌の超音波治療)、脂肪燃焼効果、江原啓之、デジャブー

事実が歪曲されていると僕が思っているものAIDSBSE地球温暖化 
Posted by leeshounann at 10:21F まかり通るウソ
(オイラ)
やっぱり、オイラがテレビCMや新聞・雑誌でオカシーと思うものは、ほとんどはいっているね。ただ誤解を発生しやすいものも表記されているので、詳細はこのブログの内容をしっかり理解してください。
この中でテレビCMでよく私が見つけるもの。
リーブ21 ドモホルンリンクル 温泉の効能効果 黒酢 ユンケル類 エコナ 磁気治療
エステ 血液型と性格 等々
一粒で二度美味しいオイラのブログ:     今日の画像
さあ、騙されないように、しっかり目を開いて見てごらん。
                      ほら人間ってすぐ騙されるでしょ。

Wxi859ypubya

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コメント

10年以上に渡り何軒もの皮膚科に通い
抗真菌薬、抗生物質、消炎剤などを処方され、
それぞれ一年以上、一日も欠かさず執念深く
塗り続けても治らなかった股間の強烈な痒み、
酵母臭、表皮剥れ、粉噴き症状が
草津温泉に1週間滞在したらあっけなく完治。
以来2年経つも再発なし。
どうしたことでしょう。

原因不明の難病CFSにかかり
発熱と全身の筋肉痛と激しい倦怠感で身体を
起こすこともできなくなって苦しんでいたとき
たまたま気が向いて大学病院の東洋医学外来を受診
処方された濃厚な煎じ薬を飲むとこれが苦いけどやけに美味しい。
飢えたようにグビグビ飲める。
翌朝の尿は漢方薬の匂い。
身体は憑き物が取れかけたように楽になりはじめている。
飲み続けて一月もしないうちに日常生活を営めるほどに回復。
それから10年以上、完治はしないものの、
いい状態を維持できている。
いったいどうしてくれましょう。


漢方薬に副作用が圧倒的に少ないのも事実。
単純化すると、
現代医学の薬は主に病因を攻撃して排除するという考え方。
武器のようなものだから、
ついでに人の身体をも攻撃してしまいやすい。

一方、漢方薬は病因を攻撃する作用はあまりなく、
それよりも人の身体の諸機能を高め、
乱れた機能を調和させるように作用する。
身体の健康度を高めれば、自己回復力が高まり
その結果として病因が退縮するだろうという発想。
これだと治癒への方向性と
有害な副作用というものは相容れない。…理想的には。

…まあとにかくなんというか、漢方薬は私の命綱。
漢方薬がなければ私は一生寝たきりでしょう。。。

投稿: 治った事実もいんちきかしら | 2008年4月28日 (月) 22時04分

ドモホルンリンクルって詐欺?インチキ会社捕まれ

投稿: りな | 2014年6月16日 (月) 17時36分

ドモホルンリンクルの再春館製薬は暴力団の会社だってことは
地元の熊本では有名な話です。

投稿: 地元では有名 | 2014年8月19日 (火) 10時43分

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